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YKKエピソード70縦滑り出し窓・横滑り出し窓と網戸の位置
YKK APのエピソード70シリーズの縦滑り出し窓や横滑り出し窓の場合、網戸は通常、室内側に設置されます。ご指摘の通り、網戸を開け閉めしないと窓の開閉ができないため、夏の虫の侵入が心配になるのは当然です。特に田舎など虫が多い地域では、大きな悩みになりますね。
この設計は、窓の開閉機構と網戸の構造上の都合によるものです。外側に網戸を取り付けると、窓の開閉動作に干渉したり、網戸の強度を確保することが難しくなるためです。そのため、多くのメーカーが室内側への設置を採用しています。
室内網戸の不便さと対策
室内側に網戸を設置することの不便さは、確かにあります。
- 虫の侵入リスク:網戸の開閉時に虫が侵入する可能性が高い。
- 使い勝手の悪さ:窓の開閉の度に網戸を開け閉めする必要がある。
- 掃除のしにくさ:外側に比べて掃除がしにくい。
しかし、これらの不便さを軽減するための対策はあります。
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室内網戸の不便さを軽減する対策
1. 網戸の素材と品質にこだわる
網戸の素材やメッシュの細かさによって、虫の侵入率は大きく変わります。高密度メッシュの網戸を選ぶことで、小さな虫の侵入を防ぐ効果を高めることができます。また、耐久性が高い素材を選ぶことで、長期間にわたって効果を発揮します。YKK APでは、様々な種類の網戸が用意されているので、窓のサイズや用途に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
2. 網戸の開閉をスムーズにする
網戸のレールに汚れやゴミが付着していると、開閉がスムーズに行かず、虫の侵入を招く可能性があります。定期的にレールを掃除し、スムーズに開閉できる状態を保つことが大切です。また、網戸の戸車の状態も確認し、必要であれば交換しましょう。
3. 虫よけ対策を強化する
網戸だけでは虫の侵入を完全に防ぐことは難しいです。網戸と併用して、虫よけスプレーや殺虫剤、虫よけライトなどを活用することで、より効果的に虫の侵入を防ぐことができます。特に、夕暮れ時や夜間は虫の活動が活発になるため、これらの対策を強化しましょう。
4. 窓の形状を見直す(リフォーム)
もし新築やリフォームを検討しているのであれば、窓の形状を見直すことも有効です。外開き窓やFIX窓(固定窓)にすれば、網戸を室内側に設置する必要がなくなり、虫の侵入リスクを大幅に軽減できます。ただし、窓の形状を変えることは費用と手間がかかるため、慎重に検討する必要があります。
5. その他の対策
* 網戸の張り替え:古くなった網戸は、小さな穴が開いていたり、メッシュが緩んでいたりすることがあります。定期的に網戸を張り替えることで、虫の侵入を防ぎ、清潔さを保ちます。
* 隙間テープ:窓枠と網戸の間に隙間がある場合は、隙間テープなどを貼って隙間を塞ぎましょう。
* 防虫ネット:窓を開けたまま虫の侵入を防ぐための防虫ネットを設置するのも有効です。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの山田先生に話を伺いました。「網戸は機能性だけでなく、デザイン性も考慮する必要があります。室内側に設置される網戸は、インテリアの一部として捉え、お部屋の雰囲気に合う色や素材を選ぶことが大切です。例えば、ブラウン系のサッシには、ダークブラウンの網戸がおすすめです。また、網戸のフレームが目立たないよう、窓枠の色と近い色を選ぶのも良いでしょう。」
まとめ:快適な住空間のために
YKKエピソード70の縦滑り出し窓や横滑り出し窓に設置される室内網戸は、確かに不便な点もありますが、適切な対策を行うことで、虫の侵入リスクを軽減し、快適な住空間を実現できます。網戸の素材や品質、開閉のしやすさ、虫よけ対策などを総合的に検討し、ご自身の状況に合った対策を選びましょう。