SRC造マンションの騒音問題:RC壁とGL工法の違い

SRC造です。RC壁とGL団子による騒音等の違いについて。 団地型の分譲賃貸(SRC造)での 建築構造の違いによる騒音について質問です。 同棟の分譲賃貸で2部屋が空いております。 騒音の程度における違いが 以下に挙げる構造からあると思われますでしょうか? 1戸は5階最上階の3Kです。 お隣さんがそれぞれ左右におります。 お隣に面する戸境壁はどちらの部屋もRC壁でクロス直貼りのスラブ厚250ミリ。 びっしりとコンクリも詰まっており隣家の音は 耳をつけても全く伝わってはきませんが 階下への振動や階下からの振動は不明。 もう1戸は3階の角部屋3Kです。 隣戸の部屋とは戸境壁で面しており、 やはりRC壁でクロス直貼りのスラブ厚250mmなのですが ただ、外壁に面してる角部屋に当たる部屋の外壁側の壁が GL工法(ボンド団子かもしれません)で造られている模様です。 ポイントとしてはこの角部屋3階における 外壁側の壁構造が気になっております。 というのも、現在住んでいるマンションが RC造の最上階角部屋2Kなのですが外壁側が RC壁にGL団子によって貼られており いわゆる欠陥と言えるべきほどの酷い状態です。 騒音が異常で太鼓現象が起きております。 角部屋にも関わらず階下の少しの咳払いやビニール袋の音 メガフォンで怒鳴ってる如く聞こえてくる状況で ほとんど音が筒抜けどころか木造よりも酷い騒音が在ります。 窓サッシの開閉音は雷がなってるみたいなのです・・・。 マンション中が騒音問題を抱えております。 角部屋で隣室と面してなくとも 外壁面がGL工法だと上下階の音が このように伝わりやすいという実体験をしていますが、 なおかつこの知恵袋でも 見識者の方の過去の解答を見ていたら 「外壁面にGL工法を使うと上下階の騒音がかなり伝わる」 と書いてありました。 まさに私のマンションはそれです。 迷っているのですが、 5階最上階で両隣の音は完璧に遮断できておる物件のほうが 騒音はないと考えたほうが無難ですよね? (GL壁でないのでそういう異常な音の伝わり方は左右や下からはない?) 3階角部屋のほうでは 外壁側のGL壁を抜けて上下からの音が抜けてくる可能性もあるし 角部屋でも辞めたほうがいいと考えていいですよね? ちなみに床スラブは300ミリで構造上の問題もないという仮定でお願いします。 このような少ない情報ですが ここから比較してどのような考察が可能でしょうか? よろしくお願い致します。

SRC造マンションにおける騒音問題:RC壁とGL工法の比較

SRC造マンションにおいて、RC壁とGL工法(軽量気泡コンクリート、通称GL団子)の壁構造の違いが騒音に与える影響について解説します。質問者様は、GL工法の外壁が原因で深刻な騒音問題に悩まされているとのこと。この経験に基づき、2つの物件を比較検討します。

RC壁のメリットとデメリット

RC壁(鉄筋コンクリート壁)は、優れた遮音性を持ちます。コンクリートの密度が高いため、音の伝達を効果的に遮断します。質問者様の5階最上階物件のように、隣戸との境にRC壁が使用され、スラブ厚が250mmあれば、隣戸からの騒音はほとんど聞こえないでしょう。

しかし、RC壁は重量があるため、低周波音には弱い傾向があります。階上からの衝撃音(足音、落下音など)は、床スラブの厚さにもよりますが、ある程度伝わることがあります。質問者様の物件では、床スラブが300mmと厚いため、低周波音の伝達も比較的抑えられると考えられます。

GL工法のメリットとデメリット

GL工法は、軽量で施工性に優れるため、RC造マンションの外壁などに使用されることがあります。しかし、遮音性においてはRC壁に劣ります。GL工法は気泡を含んだコンクリートであるため、密度が低く、音の伝達を遮断する能力が低いのです。特に、低周波音はGL工法の壁を容易に通過します。

質問者様の経験からもわかるように、GL工法の外壁は、上下階からの騒音、特に低周波音の伝達を助長する可能性があります。これは、GL工法の壁が音の共鳴板となり、「太鼓現象」を引き起こすためです。

5階最上階物件と3階角部屋物件の比較

5階最上階物件は、RC壁で隣戸からの遮音性が確保されており、床スラブも厚いため、騒音の心配は少ないと考えられます。最上階であるため、上階からの騒音もありません。

一方、3階角部屋物件は、外壁にGL工法が使用されている点が懸念材料です。GL工法は、上下階からの騒音、特に低周波音を伝達しやすいため、騒音問題が発生するリスクが高いと言えます。

専門家の視点:騒音対策

建築音響の専門家によると、GL工法を用いた外壁は、特に低周波音の伝達に対して脆弱です。そのため、GL工法の外壁を持つマンションでは、騒音問題が発生しやすい傾向があります。

騒音対策としては、以下の方法が考えられます。

  • 二重窓の設置:窓からの騒音の侵入を防ぎます。
  • 遮音カーテンの設置:窓からの騒音の侵入を軽減します。
  • 防音マットの敷設:床からの騒音の伝達を防ぎます。
  • 壁への吸音材の設置:壁からの音の反射を防ぎます。

ただし、これらの対策は、騒音の種類や程度によって効果が異なります。深刻な騒音問題を抱えている場合は、専門業者に相談することが重要です。

結論

提供された情報から判断すると、5階最上階物件の方が、騒音問題のリスクは低いと考えられます。3階角部屋物件は、外壁にGL工法が使用されているため、上下階からの騒音、特に低周波音に悩まされる可能性が高いです。

物件選びにおいては、実際に現地を訪れて、騒音レベルを確認することが重要です。可能であれば、日中と夜間の両方で確認し、周囲の環境音も把握しましょう。また、管理会社に騒音に関する情報を尋ね、過去のトラブル事例なども確認することをお勧めします。

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