RC造マンションでの音漏れ対策:階下への生活音対策

階上への音漏れ具合。一階に住んでいます。はじめまして。音漏れについて質問させて頂きます。先日RC造マンションの角部屋に引越しいたしました。私は在宅と言う仕事柄、夜も起きているためRC造で角部屋で一階の部屋に引っ越しました。ご相談・質問なのですが・・・私は上の階からの騒音はいくら聴こえても気にしません。しかし、私の夜型のライフスタイル的に上の階の人にどれくらい音が漏れるものなのかが心配です。上の階から聴こえる音は、歩く音、ドアを開け閉めする音水を使った時の音のみで、まず話し声、TVの音、その他はほぼ聴こえてきません。隣の家からも、本当に住んでいるのかと思うほど何も聴こえません。一般的に階上から階下への音はどうしても響いてしまうと思うのですが逆に、階下から上の階の部屋にはどれくらい音が響くものなのでしょうか?蛇足ですが、私は引越し前は木造アパートの二階に住んでいました。階下からの生活音は気にならないくらい静かでしたので、自分の部屋の生活音もそんなに響いていないんだろうと思っていました。しかし実際は自分の部屋からの音は普通に部屋を歩くだけでも結構下に響いていたようです。前のアパートに住んでいた頃は、朝のゴミ出しのときなどに下の階の人と挨拶をしている内に少し親しくして頂けるようになったので思い切って階上からの生活音(私の部屋)はどうですか?と聞いたら結構響いていたようでした。その時に生活音は下には響きやすく上には少し響きにくいものなのかな?と思いました。でも賃貸はお互い様だからと言って頂けました。それから気をつけるようにし、引越しのときは一階の部屋と決めていました。

RC造マンションにおける音の伝わり方

RC造マンションは、鉄筋コンクリート造のため、木造に比べて遮音性が高いと一般的に言われています。しかし、全く音が聞こえないわけではありません。特に、低周波の音(歩く音、ドアの開閉音など)は、コンクリートを伝わりやすく、階上に響きやすい傾向があります。質問者様がお住まいのRC造マンションでも、上の階への音漏れを完全に防ぐことは難しいでしょう。

階下への音漏れを防ぐための具体的な対策

ご自身の生活音で、上の階の方にご迷惑をおかけしないよう、いくつかの対策を講じることをお勧めします。

1. 床材の工夫

  • 防音カーペットやマットの敷設:カーペットやマットは、衝撃音を吸収する効果があります。厚みのあるもの、防音効果の高い素材を選ぶことが重要です。特に、生活音の発生源となる床全体に敷くことをおすすめします。
  • 防音ラグ:防音カーペットよりも手軽に導入でき、デザインも豊富です。ただし、カーペットほど効果は高くありません。
  • コルクマット:軽量で、衝撃吸収性に優れています。小さなお子さんやペットがいる家庭にも適しています。

2. 家具の配置

  • 家具の脚に防振ゴムを付ける:椅子やテーブルなどの脚に防振ゴムを付けることで、振動を吸収し、音漏れを軽減できます。100円ショップでも購入可能です。
  • 家具の配置を工夫する:家具を壁にぴったり付けず、少し隙間を作ることで、壁への振動伝達を減らす効果が期待できます。

3. 生活習慣の見直し

  • 歩く時の音を意識する:できるだけ静かに歩くことを心がけましょう。スリッパを履く、つま先立ちを避けるなど、小さな工夫が効果的です。
  • ドアの開閉を優しくする:ドアを勢いよく開け閉めすると大きな音が発生します。ゆっくりと静かに開閉する習慣を身につけましょう。
  • 深夜の活動は控えめに:夜間は特に、生活音を抑えるよう心がけましょう。どうしても必要な作業は、防音対策を施した上で、短時間で行うようにしましょう。

4. その他の対策

  • 防音カーテン:窓からの音漏れを防ぐ効果があります。特に、道路に面した窓など、外部の音が入ってくる可能性がある窓には効果的です。
  • 防音マット:洗濯機や冷蔵庫などの家電製品の下に敷くことで、振動による音漏れを軽減できます。
  • 専門業者への相談:上記の方法で効果が不十分な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、お部屋の状況に合わせて最適な防音対策を提案してくれます。

専門家の視点:音響設計士の意見

音響設計士の視点から見ると、RC造であっても、階下への音漏れを完全に防ぐことは困難です。特に、低周波の音は、建物の構造を伝わって広がりやすい性質があります。そのため、複数の対策を組み合わせることで、効果を高めることが重要です。例えば、床材の防音対策に加えて、家具の配置や生活習慣の見直しを行うことで、より効果的な音漏れ対策が可能になります。

事例:効果的な対策例

あるマンション居住者の方は、階下への音漏れが気になっていたため、防音カーペットと防振ゴムを併用しました。その結果、歩く音や家具の移動音は大幅に軽減され、階下への音漏れによる苦情はなくなりました。

まとめ

RC造マンションでも、階下への音漏れはゼロにすることは難しいですが、適切な対策を行うことで、大幅に軽減できます。今回ご紹介した対策を参考に、快適な生活を送れるよう工夫してみてください。隣人との良好な関係を築くためにも、お互い様という気持ちで、音の問題には積極的に取り組むことが大切です。

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