RC造アパートの音漏れ対策:隣の音、家具の影響は?

私はRC造りのアパートに住んでいますが、今隣の空き部屋で大家が電話をしている声が丸聞こえでした。これは隣の部屋に家具が何も置かれていないから響いて余計に聞こえたんでしょうか…それとも家具を置いてもあまり変わらないのでしょうか…?上下に住んでいる人の声はそんなに気にならないので…。

RC造アパートの音漏れ問題:なぜ隣の音だけが気になるのか?

RC造のアパートは、鉄筋コンクリート造のため、一般的に木造アパートに比べて遮音性が高いとされています。しかし、完全に音が遮断されるわけではなく、特に隣室からの音漏れは、構造上、気になるケースがあります。質問者様の場合、上下階の音は気にならないのに、隣室からの音が気になるのは、音の伝わり方と、家具の有無が大きく影響している可能性が高いです。

音の伝わり方:空気伝搬音と固体伝搬音

音には、空気中を伝わる「空気伝搬音」と、建物の構造体(壁、床、天井)を伝わる「固体伝搬音」があります。

* 空気伝搬音:会話、テレビの音など。RC造では比較的遮断されやすいですが、隙間や薄い壁の部分から漏れることがあります。
* 固体伝搬音:足音、物音など。建物の構造体を伝わって広がるため、RC造でも伝わりやすい傾向があります。隣室からの音漏れは、特にこの固体伝搬音が大きく影響している可能性があります。

質問者様の場合、隣の部屋が空室で家具がない状態では、壁や床への振動が直接伝わって、音として大きく聞こえてしまうと考えられます。

家具の配置が音漏れに与える影響

家具は、音の吸収や遮断に効果があります。特に、吸音性が高い素材の家具を選ぶことが重要です。

効果的な家具選びと配置

* カーテン:厚手のカーテンは、空気伝搬音の吸収に効果があります。遮光カーテンなども有効です。
* ソファ:布製のソファは、吸音効果が高いです。
* 本棚:大量の本は、優れた吸音材となります。
* 絨毯:床に敷く絨毯は、足音などの固体伝搬音を軽減します。
* 家具の配置:壁に家具をぴったりとつけず、少し隙間をあけることで、壁への振動伝達を軽減する効果が期待できます。

家具の種類による効果の違い

素材や大きさによって、音漏れへの効果は異なります。例えば、木製家具は、金属製家具に比べて吸音効果が高い傾向があります。また、大型の家具は、より多くの音を吸収・遮断する効果が期待できます。

その他、音漏れ対策

家具以外にも、音漏れ対策としてできることがあります。

効果的な追加対策

* 窓の防音対策:窓に防音シートや防音カーテンを取り付けることで、空気伝搬音を軽減できます。
* 壁の防音対策:壁に吸音材を貼ることで、音の反射を防ぎ、音漏れを軽減できます。専門業者に相談して、状況に合わせた適切な対策を検討しましょう。
* 生活音の工夫:生活音を小さくする工夫も重要です。例えば、夜間の掃除機は避け、歩く時は静かに歩くなど、配慮が必要です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から、音漏れ対策とインテリアの両立について考えてみましょう。

防音対策は、見た目にも配慮することが大切です。例えば、吸音効果のあるカーテンやラグは、インテリアの一部として自然に溶け込ませることができます。また、壁に吸音材を貼る場合は、デザイン性の高いものを選ぶことで、インテリアのアクセントとして活用することも可能です。

まとめ:快適な空間づくりのために

RC造アパートでも、隣室からの音漏れは気になるものです。家具の配置や選び方、その他の防音対策を適切に行うことで、音漏れを軽減し、快適な生活空間を実現できます。ただし、効果には限界があるため、どうしても気になる場合は、大家さんや管理会社に相談することも検討しましょう。

実践的なアドバイス

1. まずは現状把握:どの程度の音がどの時間帯に聞こえるのかを記録しましょう。
2. 吸音性の高い家具を選ぶ:ソファ、カーテン、絨毯などを検討しましょう。素材や厚みに注目してください。
3. 家具の配置を工夫する:壁にぴったり付けず、少し隙間をあけて配置してみましょう。
4. 追加対策を検討する:防音シート、吸音材など、効果的な対策を検討しましょう。
5. 生活音に配慮する:夜間の掃除機などは避け、静かに生活しましょう。
6. 必要に応じて専門家に相談:どうしても改善しない場合は、防音工事の専門業者に相談しましょう。

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