RC造と鉄骨造の賃貸物件選び:防音性と耐震性、築年数の影響

RC造の賃貸物件について質問です。RC造とは防音に優れてますか?1983年の築27年ですがそれでも防音は変わらないでしょうか?ちなみに3階建てで3階の角部屋を借りる予定です。それから、耐震性も心配です。もう一つ悩んでいる物件。1993年築17年鉄骨造とは耐震性ではさほど変わりはありませんか?詳しい方宜しくお願いします。

RC造の防音性と築年数の関係

RC造(鉄筋コンクリート造)は、鉄筋とコンクリートの複合構造により、一般的に木造や鉄骨造よりも防音性に優れていると言われています。コンクリートの厚みと質、そして建物の構造設計によって防音性能は大きく左右されますが、壁や床の厚みがあるため、外部の音や隣室からの騒音をある程度遮断する効果が期待できます。

しかし、築年数が経過すると、建物の劣化によって防音性能が低下する可能性があります。特に、窓枠やサッシの劣化、建材の経年変化などが影響し、隙間から音が漏れるようになるケースがあります。1983年築の物件の場合、築年数が経過しているため、完璧な防音性能を期待するのは難しいかもしれません。

3階建ての3階角部屋であれば、上下左右からの騒音は比較的少ないと考えられますが、それでも窓からの騒音や、建物の構造上の欠陥による音漏れには注意が必要です。内見の際に、窓や壁を叩いてみて、異音がないか確認したり、実際に生活音を想像しながら、静かさを感じ取ることが重要です。

RC造の防音性を高める工夫

築年数の古いRC造物件であっても、防音性を高める工夫をすることで、快適な生活空間を確保できます。

  • 窓の防音対策:二重窓や防音カーテンなどを設置することで、外部からの騒音を大幅に軽減できます。特に、道路に面した窓は効果が大きいです。
  • 壁や床の防音対策:壁や床に防音シートや吸音材を貼ることで、隣室からの騒音を軽減できます。DIYでも比較的簡単に施工できる製品もあります。
  • 家具の配置:家具を適切に配置することで、音の反射を防ぎ、騒音を軽減する効果が期待できます。例えば、ソファやカーテンなどを壁に沿って配置することで、音の吸収を高めることができます。

RC造と鉄骨造の耐震性比較

RC造と鉄骨造の耐震性については、一概にどちらが優れているとは言えません。どちらも適切な設計と施工がなされていれば、高い耐震性を確保できます。しかし、築年数や建物の構造、設計基準の違いによって、耐震性能は大きく異なります。

1983年築のRC造と1993年築の鉄骨造を比較する場合、築年数の違いに加え、それぞれの建築基準法に基づいた設計が考慮されるため、単純な比較はできません。1981年以降に建築された建物は、新耐震基準を満たしている必要がありますが、その基準も時代とともに厳しくなっています。

耐震性の確認方法

賃貸物件を選ぶ際には、耐震性の確認が不可欠です。以下の方法で耐震性を確認しましょう。

  • 不動産会社への確認:物件の耐震性能に関する情報を不動産会社に問い合わせましょう。耐震診断の結果や、建築基準法への適合状況などを確認することが重要です。
  • 建物の外観の確認:建物の外観を注意深く観察し、ひび割れや傾きがないかを確認しましょう。目に見える劣化は、耐震性に問題がある可能性を示唆する可能性があります。
  • 専門家への相談:不安な場合は、建築士などの専門家に相談し、物件の耐震性を評価してもらうことをお勧めします。専門家の意見を参考に、安心して暮らせる物件を選びましょう。

専門家の視点:建築構造の専門家からのアドバイス

建築構造に詳しい専門家によると、RC造は鉄骨造に比べて、地震時の変形が小さく、倒壊しにくい傾向があります。しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、個々の建物の構造や設計、施工状況によって大きく異なります。築年数の古い建物は、経年劣化による影響も考慮する必要があります。

鉄骨造は、適切な設計と施工がなされていれば、RC造と同等の耐震性能を確保できます。しかし、鉄骨造はRC造に比べて、地震時の揺れが大きくなる可能性があります。そのため、鉄骨造の物件を選ぶ際には、耐震性能を十分に確認することが重要です。

まとめ:安心できる物件選びのために

RC造と鉄骨造、どちらの物件を選ぶにしても、築年数や建物の状態、耐震性などを十分に確認することが重要です。防音性についても、内見時に実際に確認し、必要であれば対策を講じることを検討しましょう。不動産会社に積極的に質問したり、専門家の意見を参考にしたりすることで、安心して暮らせる物件を見つけることができます。

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