RC造と鉄骨造の見分け方|不動産情報の信憑性と安心な物件選び

部屋探しをしていて不動産屋をまわっていたのですが、2つの不動産屋で同じ物件を紹介されました。片方は鉄骨造と記載されていて、もう片方はRC造と記載されていました。RC造で探していたのですが、不動産屋によっては嘘の記載もあることがわかり、何を信用していいかわかりません。自分で物件の造りを調べる方法などないですか?ちなみに後者を紹介してくれた不動産屋いわく、「鉄骨造だけど、かなりしっかりした造りだから情報を盛ったんでしょう。本当は見せちゃダメなんですけどね。」と言って、鉄骨造と書かれた建物の書類を見せてくれました。

不動産情報の不一致と物件の構造確認:RC造と鉄骨造の違い

不動産情報に不一致がある場合、戸惑うのは当然です。特に、建物の構造(RC造と鉄骨造)は、耐震性や遮音性、メンテナンス費用などに大きく関わってくる重要な情報です。今回のケースのように、不動産会社によって情報が異なる場合は、自分で物件の構造を確認する方法を学ぶことが重要です。

RC造と鉄骨造の基礎知識

まず、RC造と鉄骨造の違いを理解しておきましょう。

* RC造(鉄筋コンクリート造):鉄筋とコンクリートを一体化させた構造です。強度に優れ、耐震性・耐火性に非常に優れているのが特徴です。遮音性も高く、マンションなどに多く採用されています。一方で、建築コストが高く、工期も長くなる傾向があります。

* 鉄骨造:鉄骨を骨組みに使用した構造です。RC造に比べて軽量で、建築コストを抑えられるのがメリットです。しかし、耐火性や遮音性はRC造に劣ります。近年は、耐震性を高める技術も進歩しており、しっかりとした設計・施工であれば、十分な強度を確保できます。

不動産会社情報の信憑性と確認方法

不動産会社からの情報が食い違う場合、その信憑性を確認する必要があります。残念ながら、全ての不動産会社が完璧な情報を提供しているとは限りません。今回のケースのように、営業上の都合で情報が誇張されるケースも存在します。

では、どのようにして物件の構造を自分で確認すれば良いのでしょうか?以下の方法を試してみてください。

1. 物件の建築確認申請図書を確認する

最も確実な方法は、建築確認申請図書を確認することです。これは、建築物が建築基準法に適合しているかを確認するために提出された書類です。この書類には、建物の構造や材質などが詳細に記載されています。

* 確認方法:不動産会社に建築確認申請図書の写しを請求してみましょう。法律上、閲覧を拒否されることはありません。ただし、図面の内容を理解するには専門的な知識が必要な場合もあります。

2. 建物の外壁や基礎を確認する

建物の外壁や基礎を観察することで、ある程度の構造を推測できます。

* RC造の特徴:外壁はコンクリート打ちっぱなしの場合が多く、比較的厚みがあります。基礎も頑丈に作られています。
* 鉄骨造の特徴:外壁は様々な素材が使われますが、RC造に比べて薄く感じる場合が多いです。基礎はRC造に比べると比較的シンプルです。

ただし、この方法は専門的な知識がないと正確な判断が難しいので、あくまでも参考程度に留めましょう。

3. 管理会社に問い合わせる

マンションなどの場合は、管理会社に問い合わせるのも有効です。管理会社は建物の構造に関する情報を把握しています。

4. 専門家(建築士など)に相談する

どうしても判断できない場合は、建築士などの専門家に相談しましょう。専門家は建物の構造を正確に判断し、アドバイスをしてくれます。

安心な物件選びのためのアドバイス

不動産選びは人生における大きな決断です。後悔しないためにも、以下の点を心がけましょう。

  • 複数の不動産会社に相談する:複数の会社から情報を集めることで、情報の偏りを防ぎ、より客観的な判断ができます。
  • 物件を直接見て確認する:写真や説明だけではわからない部分も多いので、必ず現地を確認しましょう。建物の状態や周辺環境などを自分の目で確かめることが大切です。
  • 契約前にしっかりと確認する:契約書に記載されている内容をしっかりと確認し、不明な点があれば質問しましょう。特に、建物の構造や修繕履歴などは重要です。
  • 専門家への相談を検討する:不安な点があれば、弁護士や建築士などの専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安心した物件選びができます。

インテリアとの関連性

物件の構造は、インテリア選びにも影響を与えます。例えば、RC造は遮音性が高いので、騒音に配慮する必要が少ないため、インテリアの選択の幅が広がります。一方、鉄骨造は遮音性に劣るため、防音対策を考慮したインテリア選びが必要になります。

まとめ

不動産会社からの情報に疑問を感じた場合は、自分で情報を集め、確認することが重要です。建築確認申請図書を確認したり、専門家に相談したりすることで、より安心した物件選びができます。物件選びは慎重に行い、後悔のない選択をしましょう。 そして、物件が決まったら、お気に入りのインテリアで快適な空間を演出してください。

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