RCマンション最上階2LDKの遮音性・防音性について徹底解説

建築関係の方で設計図に詳しい方教えて下さい。記載されている情報そのまま書きますので、遮音性・防音性・どの程度の物件か教えて下さい。部屋は、RCマンション7階最上階 両隣(西側東側に部屋あり)居住の真ん中の南向き2LDK部屋で検討してます。 ●南向きに面して東西横に長いLDK 床:アートフロアー FL=SL+110 CH=2600 東側戸境壁:壁の幅のところに↓記載されてます。これは戸境壁のコンクリート幅でしょうか!? ||| 136 68 68 9.5 21 21 9.5 ||| この部屋の南東角に柱があります。(お隣さんには柱のでっぱりなし) ●南向き西側洋室 床:複合フローリングt=12 FL=SL+110 CH=2600 西側戸境壁:RC壁 180とだけ記載。コンクリート幅でしょうか!? この部屋の南西角に柱があります。(お隣さんの部屋には柱のでっぱりなしですが、木製65×65下地 下地クロス巻込みと記載あり) ●北側洋室 床:複合フローリングt=12 FL=SL+110 CH=2500 各設計図の余白に・・・ 部屋の設計図には 界壁:1時間耐火 ・・・・・・・ 耐火構造FP060~・・・ 遮音構造S01-0112 ワンフロアー3部屋の設計図には 界壁:RC造 t180 遮音構造S01-0002 と記載あり。 また、床の種類が違いますが、コンクリートの厚さも記載がないですが、隣の足音など響く感じの使用でしょうか?この内容でわかりますか?素人なのでわかりやすくご説明いただければと思います。補足みなさんアドバイスありがとうございます。床の仕様ですが、カーペット(厚さ不明)+スラブ厚110mmで110mm以上の厚さはあるということでしょうか?防音材も入ってないようだし、直張りですよね。170mm以上あれば遮音性に優れてると認識してたのであまりよくないでしょうか?壁はコンクリート+乾式工法ってことはないでしょうか?1フロアの設計図では両方の戸境壁にRC造の記号が入っているんですよね!?

RCマンションの遮音性・防音性に関する設計図の読み解き方

ご質問ありがとうございます。RCマンション7階最上階2LDKのお部屋の遮音性・防音性について、設計図の情報から判断できることを詳しく解説いたします。専門用語が多く、分かりにくい部分もあるかと思いますので、できるだけ分かりやすく説明します。

戸境壁の厚さと遮音性能

設計図に記載されている「東側戸境壁:|||136 68 68 9.5 21 21 9.5|||」と「西側戸境壁:RC壁180」は、戸境壁のコンクリート部分の厚さを示しています。単位はmmです。東側の壁は複数の層構造になっていることが分かります。

* 東側戸境壁:合計で約270mmの厚みがあります。これは一般的なRCマンションの戸境壁の厚みと比較して、やや厚めと言えるでしょう。
* 西側戸境壁:180mmの厚みです。これは一般的なRCマンションの戸境壁の厚みと比較して、標準的な厚みです。

しかし、壁の厚さだけでは遮音性能を完全に判断することはできません。遮音性能は、壁の材料、構造、施工精度などにも大きく影響されます。設計図に「界壁:1時間耐火」「遮音構造S01-0112」「遮音構造S01-0002」と記載されていることから、ある程度の遮音性能は確保されていると推測できます。 S01-0112、S01-0002は、マンション建設会社独自の遮音性能基準を示すコードの可能性が高いです。具体的な数値データが分からず、一般的な基準と比較することが難しいのが現状です。

床の構造と遮音性能

床の構造は、カーペット(厚さ不明)+スラブ厚110mmとなっています。スラブ厚110mmは、一般的なRCマンションの床スラブ厚と比較して、やや薄めです。170mm以上の厚みがあると遮音性に優れると認識されているとのことですが、これはあくまで目安であり、スラブ厚だけでなく、床材の種類、防振材の有無なども遮音性能に影響します。

設計図からは防音材の有無は明記されていません。直張りである可能性が高いです。そのため、階下への足音などの音漏れが気になる可能性があります。カーペットの厚みが不明なため、遮音効果をどの程度期待できるか判断できませんが、追加で防音対策を行うことを検討する必要があるでしょう。

柱の位置と遮音性への影響

南東角と南西角に柱があることは、構造上は問題ありません。しかし、柱の位置によっては、隣室からの音の伝達経路に影響を与える可能性があります。特に、お隣さんの部屋に柱の出っ張りがなく、貴方の部屋にのみ柱がある場合は、その部分の音の伝わり方が異なる可能性があります。

乾式工法の可能性

設計図からは、乾式工法の有無は判断できません。乾式工法は、湿式工法に比べて遮音性能が低い傾向があるため、もし乾式工法が採用されている場合は、遮音性能がさらに低下する可能性があります。

専門家の視点と具体的なアドバイス

設計図の情報だけでは、遮音性・防音性の程度を正確に判断することは困難です。より正確な評価を行うためには、以下の方法が考えられます。

* 建設会社に問い合わせる:設計図の記号「S01-0112」「S01-0002」の意味や、具体的な遮音性能に関する情報を問い合わせましょう。
* 現地確認を行う:実際に部屋を訪れ、音の反響や隣室からの音漏れなどを確認しましょう。できれば、時間帯を変えて確認するとより正確な判断ができます。
* 専門業者に相談する:建築音響の専門業者に相談し、遮音測定などの専門的な調査を依頼することも可能です。

遮音性を高めるための具体的な対策

もし、入居後に遮音性が不十分だと感じた場合は、以下の対策を検討しましょう。

* 床への防音対策:遮音マットや防音カーペットなどを敷くことで、床からの音漏れを軽減できます。
* 壁への防音対策:防音パネルや吸音材などを設置することで、壁からの音漏れを軽減できます。
* 窓への防音対策:防音カーテンや防音窓フィルムなどを設置することで、窓からの音漏れを軽減できます。

これらの対策は、費用や手間がかかりますが、快適な生活を送るためには有効な手段です。

まとめ

今回の設計図の情報からは、戸境壁の厚みは標準的もしくはそれ以上ですが、床の厚みは若干薄めであることが分かりました。遮音性能については、設計図に記載されている情報だけでは正確な判断が難しく、建設会社への問い合わせや現地確認、専門業者への相談が推奨されます。入居前に遮音性能について不安がある場合は、必ず確認するようにしましょう。快適な生活を送るために、必要であれば追加の防音対策も検討してください。

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