LEDと蛍光灯の明るさ、電気代、そして消灯方法の比較

LEDと蛍光灯の「明るさ」と「電気代(消費電力)」、そして「リモコンでOFFにするか、元のスイッチを切るか」、この2点について教えてください。1.まず、従来の蛍光灯に比べてLEDは「電気代」が安くてすむ、というのはよく知られていることですよね。ただ、どれくらいの(段階の)「明るさ」にして使うかですが・・・現在ひとつの部屋でLEDを使っていて、別の部屋では蛍光灯を使っていてその部屋もLEDに変えようかどうか迷っています。その蛍光灯は、明るさが3段階 1)豆球 2)中程度の明るさ 3)最大の明るさ 普段は 2)の明るさで読書をするにも十分です。一方、LEDの部屋は、なんだか少し暗く感じていて、最大の明るさにして初めて、蛍光灯の 2)中程度の明るさ と同じくらいに感じるのです。だったら、電気代が安いと言われているLEDと、蛍光灯を比較して、どうなのかな(>_<)と思ってしまいます。この点、両者の消費電力と明るさを考えた場合、どうなんでしょうか?2.それから2つめです。照明をOFFにする場合、リモコンで切っても電力は消費されているので、消費されないためには元のスイッチでOFFにする必要がある、と聞きます。ただ、蛍光灯からLEDに変えようか迷っている上記の部屋には、部屋内のスイッチがありません(蛍光灯のONとOFFは、蛍光灯自体に付いた昔ながらのヒモで引っ張る方式のもの)。この場合、ヒモを引っ張って電灯をOFFにするのと、かりにLEDに変えたとしてリモコンでOFFにするのとで、消費電力の比較はどうでしょうか?

LEDと蛍光灯の明るさと電気代の比較

LEDと蛍光灯の明るさや電気代の比較は、単純に「LEDの方が安い」とは言えない複雑な問題です。 それは、LEDと蛍光灯の明るさの表現方法、そして消費電力がワット数で示されるものの、明るさはルーメン(lm)で示されるためです。同じワット数でも、LEDの方がはるかに明るいのが一般的です。

明るさの比較:ルーメン(lm)で確認しよう

蛍光灯の明るさを「豆球」「中程度」「最大」と表現されていますが、これは主観的な表現です。正確な比較をするには、それぞれの照明器具のルーメン値(lm)を確認する必要があります。 パッケージや取扱説明書に記載されているはずです。 例えば、蛍光灯の中程度の明るさが800ルーメンだとしたら、LED照明で同等の明るさを得るために必要なルーメン値を探しましょう。

消費電力の比較:ワット数(W)で確認しよう

消費電力はワット数(W)で表示されます。同じルーメン値のLEDと蛍光灯を比較すると、LEDの方が消費電力がはるかに低いことが分かります。例えば、800ルーメンの蛍光灯が20Wだとしたら、同等の明るさのLEDは8W程度かもしれません。この差は電気代に大きく影響します。

電気代の計算方法

電気代の計算は、以下の式で行います。

消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 電力料金(円/kWh) = 電気代(円)

例えば、800ルーメンの蛍光灯(20W=0.02kW)を1日3時間使用した場合、電力料金が30円/kWhだとすると、

0.02kW × 3時間 × 30円/kWh = 1.8円

同じ明るさのLED(8W=0.008kW)だと、

0.008kW × 3時間 × 30円/kWh = 0.72円

この例では、1日の電気代がLEDの方が約1円節約できることになります。

LED照明選びのポイント

LED照明を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • ルーメン値(lm):必要な明るさを確認する
  • 消費電力(W):電気代を計算する際に重要
  • 演色性(Ra):色の見え方を表す指標。高い方が自然な色に見える
  • 色温度(K):光の色の温度を表す指標。低い方が暖色系、高い方が寒色系

リモコンとスイッチによる消費電力の比較

リモコンで照明をOFFにしても、ごくわずかな待機電力が消費される場合があります。一方、スイッチでOFFにすれば、待機電力消費はほぼゼロになります。

ヒモ式蛍光灯とLEDリモコン照明の比較

質問にあるように、部屋にスイッチがない場合、ヒモ式蛍光灯はヒモを引くことで完全に電源を切断できます。一方、LEDリモコン照明は、リモコンでOFFにしても待機電力がわずかに消費されます。しかし、この待機電力は非常に微量であるため、電気代への影響はほとんど無視できるレベルです。

専門家の意見

一般的に、LED照明の待機電力は非常に小さく、電気代への影響はほとんどないと言われています。 しかし、省エネを徹底したい場合は、スイッチでOFFにするのが最も効果的です。 もし、リモコンしか無い場合は、心配する必要はありません。

まとめ:LEDへの切り替えはメリットが多い

LED照明への切り替えは、長期的には電気代の節約に繋がり、環境にも優しい選択肢です。 明るさについては、ルーメン値を参考に適切な明るさのLED照明を選びましょう。 リモコンの待機電力は微量なので、過度に心配する必要はありません。

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