DV被害者の緊急支援:知人の身の安全を確保し、適切なサポートにつなげる方法

同居している彼氏から日常的にDVを受けていた知人が、避難していた友人宅を出て彼氏に直談判(別れ話)をしにいってしまいました。何か出来る事はあるのでしょうか。 知人といっても面識はなく、彼女が避難しいた友人を通してこれまでその知人(Aとします)について相談を受けてきました。 長文です。 これまでの経緯ですが。。。 Aはその彼氏と大学時代に会い交際を始めました。 優しいと思えた彼が社会人になり同居し始めると態度が一変、殴るなどの身体的暴力や「ブス」や「役立たず」などの言葉の暴力をあびせるようになりました。 彼女は友達たちに彼氏の話をよく相談していて、みんな別れるようにとずっと説得していたそうです。 最近Aが別れる決心をし彼に別れを切り出したところ、喉にはさみをつき突きつけられた為三日前に友人宅に逃げてきました。途中警察に(交番か警察署かは不明)寄り訴えたらしいのですが、「彼氏と会わないように」とだけ言われたようです。これまで50回以上の着信、また仕事先に怒鳴りこむなどストーカー行為もしてくるようになりました。怖いのが、同居している部屋の物(鏡など)を割った写メを送信してきたり、Aの友人宅をまわり避難先にしている友人をつきとめたことです。 友人が実際に電話で彼氏と話したのですが、「うちのAがお世話になりまして有り難うございます」「Aを返しては頂けないでしょうか?」という暴力を振るうのに反して丁寧な言葉遣いに二面性を感じ恐怖感を覚えてしまっています。その時Aが彼氏と電話をし(友人はその内容を知らない)、その後Aが「彼氏と話してくる」、と必死に止める友人に耳をかさず会いにいってしまいました。今会いに行ったらひどい暴力を受けると友人は確信しています。タイミングの悪い事に近隣に住む友人は夜中のため連絡がつかず、離れた場所に住む私に相談してきたので友人の所へ行く事ができません。朝になったら協力者が増えますが、既にAが携帯を取り上げられたり監禁されたりする可能性は十分に有り得ます。そうなると医師の診断書、写メ、携帯電話の記録などDVを実証するものに欠けます。何より彼女の身の安全が確保できていません。とりあえずAからの連絡を待っている間に、これまでAから聞いた彼氏の言動や暴力を時系列にまとめておくように薦めましたが。。。 友人も今気が動転してしまっている状況です。 何か今出来ることはありますか?また朝Aから連絡が来なかった場合、警察に訴えてAを助けるよう働きかけることはできますか? わかりにくくてすみませんが、至急よろしくお願いします。

緊急時の対応:まずはAさんの安全確保を最優先

現在、最も重要なことはAさんの身の安全を確保することです。Aさんが彼氏と接触した状況、そして連絡が取れない状況を鑑みると、一刻も早く適切な機関に連絡することが必要です。

警察への通報

Aさんが彼氏からDVを受けていることは明白であり、現在の状況は非常に危険です。警察への通報は必須です。警察は、DV被害者に対して適切な保護措置を取ることができます。具体的には、以下のような対応が考えられます。

  • 緊急配備:警察官がAさんの居場所を把握し、身の安全を確保します。
  • 彼氏への警告:彼氏に対して、Aさんへの接触禁止などを命じます。
  • 一時保護:必要に応じて、Aさんを一時的に保護する施設に連れて行きます。
  • 証拠収集の支援:警察は、DVの証拠となる情報(写真、メッセージ履歴など)の収集を支援します。

警察への通報は、躊躇せずに行いましょう。「もしかしたら…」と考えるよりも、行動を起こすことが大切です。

友人へのサポート

Aさんの友人は、現在非常に不安な状態にあると思われます。まずは、友人を落ち着かせ、一緒に警察への通報や、相談窓口への連絡を行うことが重要です。友人自身も精神的に追い詰められている可能性があるため、友人のケアも忘れずに行いましょう。

Aさんへの支援:長期的な視点でのサポート

Aさんが無事に保護された後も、長期的なサポートが必要です。

DVシェルターの利用

DVシェルターは、DV被害者とその子どもたちが安全に生活できる施設です。シェルターでは、一時的な住居の提供だけでなく、カウンセリングや法律相談などの支援を受けることができます。Aさんの状況を考慮し、シェルターへの入所を検討しましょう。

専門機関への相談

DV問題に詳しい専門機関に相談することも重要です。専門機関では、Aさんの状況を丁寧に聞き取り、適切なアドバイスや支援を提供してくれます。

  • 配偶者暴力相談支援センター:全国各地に設置されている相談窓口です。匿名での相談も可能です。
  • 女性相談窓口:女性特有の問題に対応する相談窓口です。DVに関する相談も受け付けています。
  • 弁護士:法的措置を検討する際には、弁護士に相談することをお勧めします。

友人・家族への相談

Aさんが信頼できる友人や家族がいる場合は、彼らに相談することも有効です。周囲の理解とサポートは、Aさんの心の支えとなります。しかし、彼氏に連絡が漏れる可能性がある場合は、慎重に判断する必要があります。

DVの予防:再発防止策

DVは一度で終わるものではありません。再発防止策を講じることで、Aさんの安全を守り、安心して暮らせるようにサポートすることが重要です。

警察への相談

警察への相談は、再発防止にも有効です。彼氏への接近禁止命令などの法的措置を検討することもできます。

専門機関によるカウンセリング

Aさんには、専門機関によるカウンセリングを受けることをお勧めします。カウンセリングを通して、DVの原因や心の傷を癒やし、再発防止のための対策を立てることができます。

自立支援

経済的な自立は、DVからの脱出に不可欠です。Aさんが経済的に自立できるよう、就職支援や経済的な援助を行うことも重要です。

具体的な行動計画:朝になってからの対応

朝になってもAさんから連絡がない場合、以下の手順で行動しましょう。

1. 警察に通報する:Aさんの安全を確保するために、警察に通報します。
2. 友人と協力して捜索する:Aさんの居場所を特定するために、友人と協力して捜索します。
3. 専門機関に相談する:DV問題に詳しい専門機関に相談し、適切なアドバイスを求めます。
4. 証拠を収集する:AさんがDVを受けていた証拠となるものを集めます(写真、メッセージ履歴、証言など)。

専門家の視点:DVは犯罪です

DVは、決して個人の問題ではありません。DVは犯罪であり、加害者に対しては厳しく対処する必要があります。被害者は、決して一人で抱え込まず、周囲の人々に助けを求めることが大切です。

まとめ

Aさんの状況は非常に深刻であり、一刻も早い対応が必要です。まずは警察への通報を行い、Aさんの身の安全を確保することが最優先です。その後、専門機関のサポートを受けながら、Aさんの自立を支援し、再発防止策を講じる必要があります。 周囲の協力と適切な支援によって、AさんはDVから脱出し、新たな人生を歩むことができるでしょう。

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