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DV被害からの脱出と離婚・離縁手続き
長年続いたモラルハラスメント(モラハラ)と暴力に苦しんでいらっしゃる状況、大変お辛いと思います。まず、ご自身の安全を確保することが最優先です。 ご質問への回答と、今後の具体的なステップを以下に示します。
ご質問への回答
① 9/25の「何日間か」の期日について
主人の実母から「何日間か待ってくれ」と言われた期日については、明確な期限がないため、期日を問いかけても構いません。曖昧な発言は、今後の対応を困難にする可能性があります。明確な期限を聞き出すことで、今後の行動計画を立てやすくなります。
② 主人の実父母との話し合いで不利になる言動
主人の実父母との話し合いでは、感情的にならず、事実のみを淡々と伝えることが重要です。感情的な発言は、かえって不利な状況を作り出す可能性があります。また、主人の非を認めるような発言は避け、記録に残るような文書でのやり取りを心がけましょう。弁護士に相談し、適切な対応を学ぶことをお勧めします。
③ 朝食の準備義務と調停・裁判への影響
調停中や離婚・離縁後であっても、朝食の準備に法的義務はありません。夫からの要求は、モラハラの一環として捉えるべきです。調停や裁判では、夫のモラハラ行為や暴力行為の証拠を提示することで、あなたの状況を有利に進めることができます。夫の要求に従わないことが、調停・裁判で不利になることはありません。むしろ、従わないことで、夫の支配的な態度を明確に示す証拠となります。
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④ 日常生活で不利になる言動
日常においては、夫の暴言や暴力を記録に残すことが重要です。ボイスレコーダーや日記、写真などを活用し、証拠を積み重ねましょう。また、冷静さを保ち、夫の挑発に乗らないように心がけてください。感情的な対応は、かえって状況を悪化させる可能性があります。
⑤ 掃除をしないことが不利になるか
調停や裁判において、掃除をしないことが直接不利になることはありません。しかし、夫が「掃除ができていない」ことを理由に、あなたを非難する可能性があります。そのため、掃除をしないことよりも、夫のモラハラや暴力行為を明確に示す証拠を重視するべきです。
⑥ 離婚・離縁成立後の現住居への立ち入り
離婚・離縁が成立した後、夫はあなたの住居に立ち入る権利を持ちません。ただし、共有財産の整理や子供の親権問題など、裁判所を通して連絡を取る必要がある場合があります。
⑦ 離婚・離縁のための金銭支払いと契約書
離婚・離縁に際して金銭を支払う場合、公正証書を作成することを強くお勧めします。公正証書は、法的効力を持つ文書であり、トラブル発生時の証拠となります。弁護士に相談し、適切な契約書を作成してもらいましょう。
具体的なステップ
1. **安全確保:** まず、ご自身の安全を確保してください。DVシェルターや相談窓口に連絡し、一時的に避難することも検討しましょう。
2. **証拠収集:** 夫のモラハラや暴力行為の証拠を収集しましょう。ボイスレコーダー、日記、写真、メール、LINEのメッセージなどを活用してください。
3. **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、離婚・離縁手続き、慰謝料請求、養育費請求などについてアドバイスを受けましょう。弁護士は、あなたの権利を守り、有利に進めるためのサポートをしてくれます。
4. **警察への相談:** 夫の暴力行為については、警察に相談し、被害届を提出することも検討しましょう。
5. **調停・裁判:** 必要であれば、家庭裁判所で調停を行い、離婚・離縁の手続きを進めましょう。調停が不成立の場合は、裁判に移行します。
専門家の視点
DV被害者は、長年の精神的虐待により、自己肯定感が低くなっていることが多く、自分の行動に自信が持てないケースが少なくありません。弁護士や専門機関のサポートを受けることで、客観的な視点と法的知識を得ることができ、自信を持って行動できるようになります。
まとめ
現状を打破するには、ご自身の安全を第一に考え、証拠を収集し、専門家のサポートを受けることが重要です。一人で抱え込まず、勇気を出して助けを求めましょう。あなたは決して一人ではありません。