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8ミリ厚の床下地材はどこで手に入る?
古い日本家屋の床板をDIYで張り替える際、厚さ8ミリの床下地材を探すのは難しいかもしれません。ホームセンターでは、フローリング材や羽目板が多く、必要な厚みの無塗装の板材を見つけるのは困難です。
解決策としては、以下の方法が考えられます。
- 木材専門業者に相談する: ネット販売だけでなく、地域の木材業者に直接相談してみましょう。希望の厚さやサイズ、材質を伝えれば、特注で製作してくれる可能性があります。また、在庫品の中から近いサイズが見つかるかもしれません。いくつかの業者に問い合わせて比較検討することをお勧めします。
- 製材所を探す: 木材業者よりもさらに小規模な製材所では、希望のサイズにカットしてくれる可能性があります。ただし、加工に時間がかかる場合もあります。
- 厚さ10ミリ以上の板材を購入し、自分で削る: ホームセンターなどで入手しやすい厚さ10ミリ以上の板材を購入し、サンダーなどで自分で8ミリに削る方法もあります。ただし、正確な厚さに削るには技術と工具が必要になります。
- 代替材を検討する: どうしても8ミリ厚の板材が見つからない場合は、厚さ10ミリ程度の板材を使用し、根太との間にわずかな隙間を作ることを検討しましょう。この場合、フローリングの厚みなどを考慮して、全体の高さ調整が必要です。
床下地材に適した木材の種類
床下地材には、強度、耐久性、耐湿性に優れた木材を選びましょう。
- 杉:価格が比較的安価で、加工もしやすい木材です。ただし、耐久性や耐湿性は他の木材に劣ります。
- 桧:杉よりも耐久性、耐湿性に優れ、防虫効果も期待できます。価格はやや高めです。
- ベイツガ:比較的安価で、強度と耐久性に優れ、荒板として適しています。質問者様も業者から推奨された木材です。
- 米松:比較的安価で、加工しやすい木材です。耐久性もそこそこあります。
防腐処理について
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湿気対策として、防腐塗料の塗布は重要です。オスモなどの自然塗料や、キシラデコールなどの防腐・防カビ効果のある塗料を使用しましょう。塗料の種類によって乾燥時間や施工方法が異なるため、事前に確認が必要です。
仕上げのフローリング材の下地について
仕上げのフローリング材の下地として、エンドマッチ加工された羽目板を使用するかどうかは、施工方法やフローリング材の種類によって異なります。
- エンドマッチ加工された羽目板を使用する場合: 隙間なく敷き詰められるため、施工が容易です。ただし、クギ打ちが必要な場合もあります。特に端部は根太にしっかり固定する必要があります。
- 普通の板材を使用する場合: クギ打ちが必要になります。隙間なく並べるためには、正確な寸法の板材を用意し、丁寧に施工する必要があります。
ベニヤ板の使用について
ベニヤ板を下地に使用し、垂木で高さを調整する方法も有効です。ただし、土ぼこりの侵入を防ぐために、表面がツルツルしたベニヤ板を選び、隙間なく施工することが重要です。
高さを調整する方法
高さを調整する方法はいくつかあります。
- 根太の高さを調整する: 根太の上に木材を挟み込むなどして、高さを調整します。この方法は、既存の根太の状態によっては難しい場合があります。
- ベニヤ板と垂木を使用する: ベニヤ板を敷き、その上に垂木を立てて高さを調整します。この方法は、比較的簡単に高さを調整できます。
- 床下地材の厚さを変える: 床下地材の厚さを変えることで、高さを調整できます。ただし、この方法は、フローリング材の厚みなどを考慮する必要があります。
ベニヤ板の選び方
土ぼこりの侵入を防ぐためには、表面が滑らかで、ささくれのないベニヤ板を選びましょう。
MDF、集成材、合板の比較
MDF、集成材、合板は、それぞれ特性が異なります。
- MDF:木質繊維を圧縮して作られた板材で、加工性は高いですが、強度や耐湿性に劣ります。床下地材としては不向きです。
- 集成材:複数の木材を貼り合わせて作られた板材で、強度や耐久性に優れています。床下地材として適しています。
- 合板:複数の薄板を貼り合わせて作られた板材で、比較的安価で、加工性も高いです。床下地材として使用できますが、強度や耐湿性は集成材に劣ります。
比重と強度
一般的に、比重が高い木材ほど硬く、強度が高い傾向があります。ただし、木材の種類によっても強度や硬さは異なります。
まとめ
古い日本家屋の床板張り替えは、専門知識と技術が必要な作業です。今回のQ&Aでは、木材選びから施工方法まで、具体的なアドバイスをご紹介しました。DIYで挑戦する場合は、安全に配慮し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。