DIYで漆喰壁をマット仕上げにする方法と、艶出し仕上げの方法

DIYで「うまくヌレール」という商品を使い、漆喰の壁にしています。しかし、マット(艶消し)な感じの仕上がりにしたいのですが、所々てかってしまい、中々うまくいきません。どのように塗れば、マットに仕上がるか、ご存じの方いらっしゃいますか?逆に、つやを出す塗り方は、知っていますか?つやを出したい部屋と、マット仕上げにしたい部屋があるので是非教えて下さい。

漆喰壁のマット仕上げと艶出し仕上げ:その違いと実現方法

「うまくヌレール」を使った漆喰壁の仕上げで、マット仕上げと艶出し仕上げ、それぞれを実現するには、塗り方や使用する道具、そして乾燥状態を適切にコントロールすることが重要です。 マット仕上げと艶出し仕上げの違いは、表面の平滑度と光の反射にあります。マット仕上げは光を拡散させ、落ち着いた印象を与えます。一方、艶出し仕上げは光を反射し、高級感や清潔感を演出します。

マット仕上げ:光を拡散させる塗り方

「うまくヌレール」でマットな漆喰壁を作るには、以下のポイントに注意しましょう。

1. 下地処理の徹底

  • 下地を丁寧に整える:壁の凹凸をパテなどで平滑に仕上げることが、マット仕上げの成功の鍵です。下地処理が不十分だと、塗料の厚みが不均一になり、光沢が出てしまう原因となります。
  • 吸い込みを抑える:下地が水分を吸い込みすぎると、塗料が乾燥する際に表面が引っ張られ、光沢が出てしまう可能性があります。必要に応じて、下塗り材を使用し、吸い込みを抑えましょう。 「うまくヌレール」専用のプライマーを使うと効果的です。

2. 塗り方のコツ

  • 薄く、均一に塗る:一度に厚塗りせず、薄く数回に分けて塗ることで、ムラなく均一な仕上がりを実現できます。厚塗りすると、乾燥時にひび割れや光沢の原因となる可能性があります。
  • ヘラの使い方:ヘラは、壁面に垂直に当て、軽く押さえるように塗布します。強くこすりすぎると、表面が圧縮され、光沢が出てしまいます。 ヘラの角度や力加減を調整しながら、均一な厚みで塗布することが重要です。 ヘラの種類も重要です。金属ヘラより、ゴムヘラの方がマットな仕上がりになりやすいです。
  • 乾燥条件:乾燥が早すぎると、表面が硬くなり、光沢が出やすくなります。風通しの良い場所で、ゆっくりと乾燥させることが大切です。直射日光を避け、温度と湿度を一定に保つようにしましょう。

3. 問題解決策:てかりが出てしまった場合

既に「うまくヌレール」を塗布しててかりが出てしまった場合、研磨を試みることもできます。 極細目のサンドペーパー(#400以上)で、てかりの部分を優しく研磨し、その後、再度「うまくヌレール」を薄く塗り重ねます。この際、研磨による粉塵を完全に除去してから塗り重ねることが重要です。

艶出し仕上げ:光を反射させる塗り方

艶出し仕上げは、コテ押さえという技法が効果的です。これは、半乾きの状態の漆喰をコテで丁寧に撫でることで、表面を平滑にし、光沢を出す方法です。

1. コテ押さえのタイミング

コテ押さえは、漆喰が完全に乾燥する前に、半乾きの状態で行うことが重要です。乾燥しすぎると、表面が硬くなってしまい、艶出しが難しくなります。指で触れて、わずかに湿り気を感じる程度が目安です。

2. コテの使い方

コテは、壁面に軽く当て、優しく撫でるように動かします。強く押さえつけると、表面が傷ついたり、ムラになったりするので注意が必要です。何度も何度も丁寧に撫でることで、徐々に艶が出てきます。 使用するコテは、ステンレス製のものよりも、ゴム製のものが適しています。ゴム製コテは、漆喰の表面を傷つけにくく、より自然な艶を出すことができます。

3. 艶出し効果を高めるコツ

  • 水分の調整:漆喰の水分量を調整することで、艶出し効果を高めることができます。水分が多すぎると、艶が出にくく、少なすぎると、ひび割れの原因となります。経験に基づいて、適切な水分量を見つけることが重要です。
  • コテの角度:コテの角度を変えることで、艶の強さを調整することができます。垂直に近い角度で押さえると、艶が強く、水平に近い角度で押さえると、艶が弱くなります。
  • 複数回のコテ押さえ:一度のコテ押さえでは、十分な艶が出ない場合があります。数回に分けて、丁寧にコテ押さえを行うことで、より美しい艶を出すことができます。

専門家のアドバイス:漆喰壁仕上げのポイント

漆喰壁の仕上げは、経験と技術が求められる作業です。 仕上がりに満足できない場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。専門業者は、適切な材料選びから施工方法まで、アドバイスや施工を行うことができます。 特に、大規模な壁面や、高度な技術が必要な仕上げを希望する場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

まとめ:マット仕上げと艶出し仕上げの選択

マット仕上げと艶出し仕上げ、それぞれのメリット・デメリットを理解し、部屋の雰囲気や好みに合わせて適切な仕上げを選びましょう。 DIYで挑戦する場合は、上記のポイントを参考に、丁寧に作業を進めてください。 それでもうまくいかない場合は、専門家のアドバイスを受けることを検討しましょう。

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