DIYで漆喰壁に挑戦!下地処理から仕上げまで徹底解説

DIYで部屋の壁と天井に漆喰を塗ろうと思っています。 ネットでいろいろ調べた結果、 (1)石膏ボードの継ぎ目とネジ穴の処理は「タイガージョイントセメント」とファイバーテープ→サンディング (2)下塗りとして「Uトップ」を全面に塗布(1度塗り・3mm厚) (3)「白い壁」にひび割れ防止のために「シーレックスAF5000」を混ぜたもので仕上げ(1度塗り・1mm厚) という工程を考えております。 そこでいくつか質問ですが、 1)手元にフジワラ化学の「ウォールパテソフト」というのがありますが、「ジョイントセメント」の代わりに使えますか? 2)それぞれの工程において乾燥に要する時間(次の工程に移れるまで)はどれくらいでしょうか? 3)仕上げについて、なるべく薄く塗りたいことと、作業時間の短縮のため、上記のようにすませたいのですが不十分でしょうか? 4)天井への施工は割れ易いとの話もありますがいかがでしょうか? その他お気づきの点、アドバイス等がありましたらよろしくお願いします。補足(1)壁の石膏ボードは新設、天井は既設壁紙をはがした石膏ボードです。 (3)外壁や水回りなどへの施工の際のメーカー指定の方法です。防水面を考慮した方法と思いますが、樹脂成分が増えるため多少弾力性や作業性が上がるのではと思った次第です。また、仕上げは上付・下付で1回ということです。

DIY漆喰壁:下地処理から仕上げまでの工程と注意点

漆喰をDIYで施工する計画、素晴らしいですね! 壁や天井を自分自身の手で仕上げる達成感は格別です。しかし、漆喰は繊細な素材。下地処理をしっかり行うことで、仕上がりの美しさ、そして耐久性が大きく変わってきます。質問への回答と合わせて、より美しい漆喰壁を作るためのポイントを解説していきます。

1. 「ウォールパテソフト」は「タイガージョイントセメント」の代替として使えるか?

フジワラ化学の「ウォールパテソフト」は、石膏ボードの継ぎ目やネジ穴の補修に使えるパテです。「タイガージョイントセメント」と同様に、下地処理に有効です。ただし、硬化時間や粘度、仕上がり面の滑らかさなどが異なる可能性があります。 「ウォールパテソフト」を使用する場合は、少量でテスト施工を行い、仕上がりの状態を確認することをお勧めします。特に、サンディング後の仕上がりの滑らかさが重要です。 もし、仕上がりが粗い場合は、追加でサンディングが必要になるかもしれません。

2. 各工程の乾燥時間

乾燥時間は、気温・湿度、塗布量、塗料の種類によって大きく異なります。目安として、以下の時間を参考に、状況に合わせて調整してください。

  • タイガージョイントセメント(またはウォールパテソフト): 完全乾燥まで24時間以上。次の工程に移る前に、指で触っても跡が付かないことを確認しましょう。
  • Uトップ: 1回塗りで3mm厚は厚塗りです。乾燥に時間がかかります。最低でも12時間以上、できれば24時間以上乾燥させてください。厚塗りすると、ひび割れの原因となる場合があります。3mmは厚すぎますので、2回に分けて塗布することをお勧めします。1回目は1.5mm程度、完全に乾燥させてから2回目を1.5mm程度塗布しましょう。
  • 白い壁+シーレックスAF5000: こちらも乾燥時間は気温・湿度によって変動しますが、最低でも6時間以上は乾燥させましょう。完全に乾燥していないと、次の工程で問題が発生する可能性があります。

乾燥時間を十分に確保することで、ひび割れや剥がれなどのトラブルを予防できます。 天候や室温にも注意し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

3. 仕上げの厚さについて:1mm厚は薄すぎる?

1mm厚の仕上げは、非常に薄いです。漆喰の本来の風合いを出すには、ある程度の厚みが必要です。 薄く仕上げることで、下地の凹凸が目立ったり、ひび割れしやすくなったりする可能性があります。

シーレックスAF5000を混ぜることで、ひび割れ防止効果は期待できますが、それでも1mm厚はリスクが高いです。最低でも2mm程度の厚みで仕上げることを強くお勧めします。 作業時間の短縮を優先するよりも、仕上がりの品質を優先しましょう。

4. 天井への施工:割れやすい?

天井への施工は、壁よりも割れやすいと言われています。これは、天井は壁よりも動きやすく、乾燥による収縮の影響を受けやすいからです。

天井に施工する場合は、特に下地処理を丁寧に、そして乾燥時間を十分に確保することが重要です。 また、漆喰の厚みも壁よりも厚めに塗ることを検討しましょう。 ひび割れ防止のため、シーレックスAF5000を混ぜることは有効ですが、それでも十分な乾燥と適切な厚みが重要です。

5. その他のアドバイスと注意点

* 換気: 漆喰は乾燥時に水分を放出します。施工中は十分な換気を確保しましょう。
* 温度管理: 極端に高温または低温の環境での施工は避けてください。
* 工具: ヘラやコテなどの工具は、適切なものを選びましょう。
* 練習: 本格的な施工の前に、端材などで練習することをお勧めします。
* 専門家への相談: どうしても不安な場合は、専門業者に相談しましょう。

まとめ:美しい漆喰壁を作るためのポイント

DIYで漆喰壁を作ることは、大変ですが、やりがいのある作業です。 この記事で紹介したポイントを参考に、丁寧に作業を進めてください。 下地処理の丁寧さ、乾燥時間の確保、適切な厚みが、美しいそして耐久性のある漆喰壁を作るための鍵となります。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて作業を進めましょう。 完成した時の達成感は、きっとあなたの努力を報いてくれるはずです。

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