Contents
12畳洋室の壁紙DIY:下地処理なしで成功する?
ご自身で12畳の洋室の壁紙を、既存の壁紙の上から貼ろうと計画されているとのこと、素晴らしいチャレンジですね! ウォールボンド100とプラゾールSSを使用し、下地処理なしでサンゲツの量産クロスを貼るという方法について、詳しく解説していきます。結論から言うと、下地処理なしでウォールボンド100とプラゾールSSのみで施工するのは、必ずしも成功するとは限りません。 いくつかのリスクと、成功のための対策を説明します。
既存壁紙の上から貼る際の注意点
既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼る「重ね貼り」は、手軽に模様替えができる反面、いくつかのリスクがあります。特に下地処理をしない場合は、これらのリスクが顕著に現れる可能性が高まります。
1. 下地の状態による剥がれ
既存の壁紙の状態によっては、新しい壁紙が剥がれてしまう可能性があります。古い壁紙が剥がれやすい状態、または表面が凸凹している場合、接着力が弱まり、剥がれや浮きが発生する可能性があります。特に、湿気やカビによるダメージがある場合は、重ね貼りは非常に危険です。 剥がれやすい部分があれば、事前に剥がして下地処理を行う必要があります。
2. 厚みによるシワや凸凹
重ね貼りをすると、壁紙の厚みが2倍になり、シワや凸凹が発生しやすくなります。特に、模様のある壁紙や凹凸のある壁紙を重ね貼りすると、より目立ちやすくなります。サンゲツの量産クロスでも、下地処理なしではこのリスクは避けられません。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
3. 接着剤の選び方
ウォールボンド100とプラゾールSSは、重ね貼りに使用できる接着剤ですが、既存壁紙の状態や使用する壁紙の種類によっては、最適な接着剤ではない場合があります。特に、下地処理を行わない場合は、より強力な接着力を持つ接着剤を選択する必要があるかもしれません。
成功のための具体的な対策
下地処理なしで重ね貼りを行う場合でも、成功率を高めるための対策があります。
1. 既存壁紙の確認
まずは既存の壁紙の状態をしっかり確認しましょう。剥がれやすい部分、凸凹している部分、カビや湿気によるダメージがないか、注意深くチェックします。剥がれやすい部分は、事前に剥がして下地処理を行うことが重要です。
2. 適切な接着剤の選択
ウォールボンド100とプラゾールSS以外にも、重ね貼りに適した接着剤は数多く存在します。既存の壁紙の状態や使用する壁紙の種類に合わせて、適切な接着剤を選択することが重要です。ホームセンターの店員に相談してみるのも良いでしょう。
3. 下地処理の代替策
下地処理を完全に省略することはおすすめしませんが、完全な下地処理に代わる部分的な対策として、以下の方法があります。
- 既存壁紙の清掃: 貼り付ける前に、既存の壁紙を丁寧に掃除機や乾いた布で清掃します。ホコリや汚れを取り除くことで、接着力を高めることができます。
- プライマーの使用: 壁紙用のプライマーを塗布することで、既存壁紙の吸水性を抑え、接着力を向上させることができます。特に、吸水性の高い壁紙の場合には効果的です。
- 部分的な補修: 剥がれやすい部分や破損している部分があれば、部分的に補修材を使用して補強します。
4. 施工時の注意点
- 丁寧に作業する: 壁紙を貼る際には、丁寧に作業することが重要です。空気が入らないように、ヘラを使ってしっかりと圧着しましょう。
- 乾燥時間を守る: 接着剤の種類によって乾燥時間が異なります。乾燥時間を守って、十分に乾燥させてから次の作業に進みましょう。
- 複数人で作業する: 12畳の部屋は広いため、複数人で作業することで効率的に作業を進めることができます。特に、広い面を一人で貼るのは困難です。
専門家の意見
インテリアコーディネーターの山田花子氏に、重ね貼りの注意点について意見を伺いました。「重ね貼りは手軽ですが、下地処理をせずに成功させるのは難しいです。既存壁紙の状態によっては、仕上がりが悪くなったり、すぐに剥がれてしまう可能性があります。理想的には、既存の壁紙を剥がして下地処理を行うのがベストですが、どうしても重ね貼りをする場合は、適切な接着剤を選び、丁寧に作業することが重要です。 万が一失敗した場合のリスクも考慮に入れて、作業を進めてください。」
まとめ
12畳の洋室の壁紙をDIYで重ね貼りすることは、時間と労力を要する作業です。下地処理なしで行う場合は、リスクを理解し、適切な対策を行う必要があります。成功のためには、既存壁紙の状態をしっかり確認し、適切な接着剤を選び、丁寧に作業することが不可欠です。 それでも不安な場合は、プロに依頼することを検討しましょう。