DIYで壁を漆喰塗りするのは、お部屋の雰囲気を一新する素敵なチャレンジですね!しかし、壁面積の計算は意外と複雑で、様々な計算方法がネット上に散見されるため、混乱してしまうのも無理はありません。 正確な面積を算出し、必要な漆喰の量を把握することは、DIY成功の鍵となります。この記事では、壁面積の正確な計算方法から、漆喰選びのポイントまで、詳しく解説します。
Contents
壁面積の正確な計算方法
結論から言うと、「縦×横-開口部」という計算方法は基本的には正しいですが、いくつかの注意点があります。単純な計算では正確な面積が出ないケースも多く、特に複雑な形状の部屋では誤差が大きくなります。
1. 各壁面の面積を個別に計算する
まず、部屋の各壁面を分けて考えましょう。それぞれの壁について、縦と横の長さを正確に測ります。メジャーを使うのがベストですが、レーザー距離計を使うとより正確に測定できます。そして、それぞれの壁面の面積を「縦 × 横」で計算します。
- 重要なポイント:正確な測定が重要です。壁の凹凸や出っ張りを考慮し、できるだけ正確に計測しましょう。特に、窓枠やドア枠などの開口部は、後で差し引くため、正確に測る必要があります。
2. 開口部の面積を計算し、壁面積から差し引く
窓やドアなどの開口部の面積を同様に「縦 × 横」で計算し、それぞれの壁面の面積から差し引きます。複数の窓やドアがある場合は、それぞれを個別に計算して合計し、壁面積から差し引きます。
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- 注意点:窓枠やドア枠の外寸ではなく、開口部の内寸を測りましょう。枠の部分は漆喰を塗る必要がないためです。
3. 全ての壁面の面積を合計する
個々の壁面の面積を計算し、開口部の面積を差し引いた後、すべての壁面の面積を合計します。この合計が、漆喰を塗る必要がある総面積となります。
4. 複雑な形状への対応
部屋の形が複雑な場合(例えば、三角形や円弧状の部分がある場合)は、それぞれの部分を幾何学的に分割して計算する必要があります。正確な計算が難しい場合は、複数の箇所を計測し、平均値を出すのも一つの方法です。どうしても難しい場合は、専門業者に相談するのも良いでしょう。
- 専門家の視点:複雑な形状の部屋では、設計図があれば面積計算が容易になります。設計図がない場合は、図面作成サービスを利用するのも一つの手段です。正確な面積を把握することで、材料の無駄を減らし、コスト削減にも繋がります。
漆喰の必要量と余剰分の確保
計算で求めた壁面積に、漆喰の塗布面積あたりの必要量(20kgで5平米)を掛け合わせれば、必要な漆喰の量を算出できます。しかし、ここで重要なのは、必ず余剰分を確保することです。塗りムラや失敗を考慮し、10~20%程度の余剰分を確保することをお勧めします。
- 例:壁面積が10平米の場合、必要な漆喰の量は20kg × (10平米 / 5平米) = 40kgとなります。余剰分10%を考慮すると、40kg × 1.1 = 44kgとなります。
漆喰の種類と選び方
漆喰にも様々な種類があり、それぞれに特徴があります。DIY向けには、扱いやすい練り済み漆喰がおすすめです。色や質感も様々なので、お部屋のインテリアに合ったものを選びましょう。
- ポイント:事前にサンプルを取り寄せて、実際に色や質感を確認することをお勧めします。光によって見え方が変わるため、昼と夜で確認するとより正確な判断ができます。
まとめ
DIYで漆喰塗りは、お部屋を自分好みにアレンジできる魅力的な方法です。しかし、正確な壁面積の計算は、成功の鍵となります。この記事で紹介した方法を参考に、正確な面積を算出し、必要な漆喰を準備しましょう。そして、こだわりの漆喰で、自分らしい空間を創造してください!