DIYで壁に貼る板選び:燃えにくく、軽量で薄い素材の選び方と施工方法

DIYでリビングの壁の一部に貼る板を探しています。50cm×80cm位の板状の物に、絵を書いた紙を貼り、それを壁に貼る(釘打ちか、ひっかけるか、両面テープかは悩み中です)予定です。軽量で、なるべく燃えにくい物で、なるべくフラットにしたいので5mm以下のものが理想です。(リビングを真上から見ると、左上にキッチン、右下に今回の壁といった形なので、調理の火や熱は全くかかりませんが、主人から、場所柄なるべく燃えにくいものにするように言われました。)よろしくお願いします。

燃えにくく、軽量で薄い壁材の選定

ご主人のご心配もごもっともです。キッチンに近い場所へのDIYですから、安全性は最優先事項です。50cm×80cm、厚さ5mm以下の軽量で燃えにくい素材を探されているとのこと。いくつか候補と、それぞれのメリット・デメリットを検討してみましょう。

候補1:MDF(中密度繊維板)

MDFは、木質繊維を圧縮して作られた板材です。比較的軽量で、表面が滑らかでフラットな仕上がりになります。厚さ5mm以下のものも容易に入手可能です。ただし、燃えにくさについては、他の素材と比較すると劣ります。防火処理を施したMDFを選ぶか、燃えにくい素材との組み合わせを検討する必要があります。

候補2:合板(ベニヤ板)

合板も軽量で加工しやすい素材です。MDFと同様に、厚さ5mm以下のものがあります。種類によって燃えにくさが異なりますが、防火処理された合板を選ぶことが重要です。また、木材の種類によって燃えにくさが異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

候補3:発泡スチロールボード

非常に軽量で、厚さ5mm以下のものも容易に入手できます。燃えやすいというデメリットがありますが、難燃剤加工を施した発泡スチロールボードであれば、安全性を高めることができます。ただし、強度が低いので、絵を貼った紙の重さや、壁への取り付け方法を慎重に検討する必要があります。

候補4:軽量石膏ボード

石膏ボードは、燃えにくく、軽量な素材として知られています。厚さ5mm以下のものは少ないですが、薄い石膏ボードや、軽量タイプの石膏ボードを選ぶことで、条件に近づけることができます。ただし、加工がやや難しく、表面の仕上げにも工夫が必要です。

壁への取り付け方法

素材が決まったら、次は壁への取り付け方法です。釘打ち、ひっかけ、両面テープ、それぞれにメリット・デメリットがあります。

釘打ち

最も強力に固定できますが、壁に穴が開くため、賃貸住宅などでは注意が必要です。石膏ボード用ピンなど、壁への負担が少ない釘を使用しましょう。

ひっかけ

壁に傷をつけずに取り付けられますが、板の重さや、絵の重さによっては、落下する可能性があります。強力なフックを使用し、定期的に強度を確認することが重要です。

両面テープ

手軽で壁に傷をつけずに済みますが、板の重さや、絵の重さによっては、剥がれてしまう可能性があります。強力な両面テープを選び、十分な接着面積を確保しましょう。さらに、補助的な固定方法を併用することをおすすめします。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、今回のDIYについてアドバイスをいただきました。

「安全性を第一に考えると、防火処理されたMDFや合板がおすすめです。ただし、厚さ5mm以下となると、強度が心配です。絵の重さや、取り付け方法を考慮し、必要であれば、補強材を使用するなど、工夫が必要です。また、デザイン性も考慮すると、木目調のシートを貼るのも良いでしょう。さらに、キッチンに近い場所なので、汚れに強い素材を選ぶことも重要です。」

具体的なDIY手順

1. 素材選び:上記の候補の中から、ご自身の状況に最適な素材を選びましょう。防火処理済みのもの、軽量で薄いものを優先的に検討してください。
2. サイズカット:必要なサイズにカットします。電動工具を使う場合は、安全に十分注意しましょう。
3. 絵の貼り付け:絵を丁寧に貼り付けます。糊の種類によっては、素材との相性が悪い場合があるので、事前にテストすることをおすすめします。
4. 取り付け:選んだ取り付け方法で壁に取り付けます。釘打ちの場合は、下穴を開けてから打ち込むと、きれいに仕上がります。両面テープを使用する場合は、十分な接着面積を確保し、補助的な固定方法を併用することをおすすめします。
5. 仕上げ:必要に応じて、表面に保護材などを塗布し、仕上げます。

まとめ

リビングの壁に絵を飾るDIYは、素敵な空間づくりに繋がります。しかし、安全性を考慮した素材選びと、適切な取り付け方法が重要です。今回のアドバイスを参考に、安全で美しいDIYを実現してください。

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