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BSアンテナ設置でレベル0の原因究明
BS放送が受信できない、という状況は非常にストレスが溜まりますよね。4時間もの作業をされたとのこと、まずはお疲れ様でした。原因を特定するために、一つずつ確認していきましょう。ご質問からは、すでに多くの試行錯誤をされていることが伺えます。素晴らしいです!
1. アンテナの向きと角度
* 方位角と仰角の正確性: 東京を向けて38度±5度と仰角を調整されていますが、本当に正確な方位角と仰角になっているでしょうか? 方位磁石と角度計を用いて、正確に測量することをお勧めします。高圧鉄塔の影響も考慮し、微妙な角度調整が必要な場合があります。
* 電波障害: 500メートル先に高圧鉄塔があるとのこと。高圧鉄塔からの電波干渉は、BS受信に悪影響を与える可能性があります。鉄塔の背後にパラボラアンテナを設置することで、干渉を軽減できる場合があります。
* 周囲の環境: 建物や木々など、アンテナとBS衛星との間に障害物がないか確認しましょう。少しでも障害物があると、受信レベルに影響します。
2. 機器の接続と状態
* ケーブルの接続不良: すべてのケーブル接続部(アンテナ、混合器、分配器、テレビ)がしっかり接続されているか、再度確認しましょう。接触不良は受信レベルを大きく低下させる原因となります。
* ケーブルの劣化: 5C2Vケーブルは地デジ受信には問題ないかもしれませんが、経年劣化によりBS受信に必要な高周波信号の減衰が大きくなっている可能性があります。特に、混合器から各部屋へのケーブルは、長距離に渡るため劣化しやすいです。新品のケーブルへの交換を検討しましょう。
* 分配器の性能: ハードオフの中古分配器を使用されていたとのことですが、これが原因の可能性もあります。新品に交換されたとのことですが、分配器の性能が低いと、BS信号が減衰し、受信レベルが低下する可能性があります。高性能な分配器を使用することをお勧めします。
* 混合器の性能: UHFとBSの混合器も新品とのことですが、混合器の性能によっては、BS信号に悪影響を与える場合があります。高性能な混合器を使用することをお勧めします。
* 分波器の性能: 分波器も受信レベルに影響します。高性能な分波器を使用しましょう。
3. 受信機器の状態
* BS/CSチューナーの故障: 別の部屋のBSチューナーでも試されたとのことですが、そのチューナーが正常に動作しているか確認しましょう。もし故障している場合は、新しいチューナーへの交換が必要です。
* テレビ側の設定: 東芝レグザのDC電源供給はONにされていますが、BSチャンネルの設定が正しく行われているか、再度確認しましょう。自動チャンネルサーチを試したり、手動でチャンネルを設定してみましょう。
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4. 専門家への相談
ここまで試行錯誤されたにも関わらず、レベル0のままというのは、何か根本的な問題がある可能性があります。専門業者に依頼して、アンテナの設置状況や機器の動作状況を点検してもらうことをお勧めします。専門家は、目視では確認できない問題点を見つけることができます。
実践的な解決策
1. **アンテナの再調整:** 精密な方位角と仰角の測定を行い、アンテナの向きを再調整します。方位磁石と角度計を使用し、複数回測定して平均値を求めることで精度を高めましょう。
2. **ケーブルの交換:** 混合器から各部屋へのケーブルをすべて新品の5C2Vケーブルに交換します。長距離の場合は、より高性能なケーブルを使用することを検討しましょう。
3. **機器の交換:** 分配器と混合器を、高性能な製品に交換します。安価な製品は性能が低い場合があるため、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
4. **専門家への依頼:** 上記を試しても改善しない場合は、アンテナ設置業者に依頼して、専門家の視点から問題点の特定と解決策の提案を受けましょう。
専門家の視点
アンテナ設置は、専門知識と技術が必要な作業です。特に、高圧鉄塔などの電波障害がある場合や、複雑な地形の場合は、専門業者に依頼することが安全で確実です。自己解決にこだわらず、プロの力を借りることも検討しましょう。
まとめ
BSアンテナの設置は、一見簡単そうに見えますが、実際には多くの要素が絡み合っています。今回のケースのように、原因特定に時間がかかることも珍しくありません。焦らず、一つずつ丁寧に確認し、それでも解決しない場合は専門家に相談しましょう。快適なBS視聴環境を手に入れるため、諦めずに挑戦してください。