90cm水槽用自作オーバーフロー水槽:サンプの最適な設計と設置方法

オーバーフロー OF 濾過槽 サンプ 今回、90×45×45水槽で自作ダブルサイフォン式オーバーフロー水槽をやってみようとしています。とりあえず聞きたいのはサンプですが、現在使ってない60cmガラス水槽を改造しようかなとも思っていますが、よく2槽式と3槽式を見ます。やはり部屋数が多い方が効率がよいのでしょうか? サンプ上部にはウールボックスを設置しようと考えてるので単純にサンプ内には、ろ材の入る部屋とヒーターやポンプを入れる部屋の2槽式ではダメなのか?って感じです。もちろん3槽式の方がメリットが多いのであれば3槽式でチャレンジしたいと思っています。ちなみにですが、やはりメイン水槽が上記水槽の場合、サンプは40~45cmサイズでは小さいでしょうか… 現在、GEXの木製キャビネットを使ってるのですが、できればサンプは隠したいので、キャビネット内に入れたいです(当たり前か)。しかしこのキャビネット、ど真ん中に仕切りがあり、外すと間違いなく強度が落ちそうなのです(-.-;) そこで40~45サイズであれば収まりそうでして… 仮に皆さんが自作するとなれば、どんなサンプをどんな形で置きますか? アクリルやガラス1枚からサンプを形から作る!!までの自作は今回は避けたいです。既製品水槽を使う前提でお聞きできれば助かります。ついでに…キャビネット高さは650㍉くらいで現在水槽上部から5cmくらいの位置が水面にしています(これは水漏れ対策で下げる事になるとは思います)が、オススメのパイプ径、モーター(Rioを検討中)も聞けたら目から鱗です。結局全部聞いて分かんないならするな!!とかはナシナシでお願いします(:_;)

90cm水槽に最適なサンプの種類とサイズ

90×45×45cm水槽の自作ダブルサイフォン式オーバーフロー水槽に最適なサンプについて、ご質問にお答えします。既存の60cm水槽を改造するというアイデアは素晴らしいですね。まずは、2槽式と3槽式、そしてサンプのサイズについて検討しましょう。

2槽式と3槽式サンプの比較

結論から言うと、3槽式サンプの方が効率が良いと言えます。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

2槽式サンプ

* メリット:シンプルで製作が容易、コストを抑えられる。
* デメリット:ろ材の汚れが溜まりやすく、メンテナンス頻度が高くなる可能性がある。プロテインスキマーなど、追加機器の設置スペースが限られる。

3槽式サンプ

* メリット:ろ過工程を分けることで、効率的なろ過が可能。メンテナンスの手間を軽減できる。各工程に合わせた機器の設置スペースを確保できる。
* デメリット:製作がやや複雑、コストが高くなる可能性がある。

ウールボックスを設置する予定とのことですので、機械ろ過、生物ろ過、物理ろ過の工程を分けることができる3槽式サンプがおすすめです。具体的には、

* 槽1:ウールボックスによる物理ろ過(ゴミや浮遊物を除去)
* 槽2:ろ材(リングろ材、セラミックろ材など)による生物ろ過(バクテリアによる硝化作用)
* 槽3:プロテインスキマー、ヒーター、ポンプなどの設置スペース

という構成が考えられます。

サンプのサイズ

90cm水槽の場合、サンプのサイズは40~45cmではやや小さい可能性があります。水槽のサイズに対してサンプが小さすぎると、ろ過能力が不足したり、水位が不安定になったりする可能性があります。可能であれば、60cm水槽を改造してサンプとして利用することをおすすめします。60cm水槽であれば、3槽式サンプを十分に構築できるスペースが確保できます。

既存のキャビネットへのサンプ設置

キャビネットの仕切りが強度を落とす懸念があるとのことですが、仕切りを外さずにサンプを設置する方法を検討しましょう。例えば、サンプをキャビネットの左右どちらかに配置し、仕切りを有効活用する方法があります。

サンプの設置方法

* キャビネットの寸法を正確に測り、サンプのサイズを決定します。
* サンプをキャビネット内に収まるように、カットしたり、加工したりする必要があるかもしれません。この場合、専門業者に依頼するのも一つの手です。
* サンプの設置位置を決め、キャビネットの強度を維持できるよう、補強材などを利用します。

オーバーフローパイプとポンプの選定

オーバーフローパイプの径とポンプの選定は、水槽のサイズや水量、水流の強さなどを考慮する必要があります。

オーバーフローパイプの径

40mm径のオーバーフローパイプが一般的です。ただし、水槽のサイズや水量によっては、より太いパイプが必要になる場合があります。

ポンプの選定

Rioポンプは信頼性が高く、多くのアクアリストに愛用されています。しかし、水槽のサイズや水量、サンプの高さなどを考慮して、適切な流量のポンプを選択する必要があります。ポンプの流量が不足すると、オーバーフローがうまく機能しなくなる可能性があります。Rioの製品ラインナップから、水槽のサイズに合った流量のポンプを選びましょう。

その他、重要なポイント

* 水位センサーの設置:水位が低下した場合にアラートを出す水位センサーを設置することで、トラブルを未然に防ぎます。
* 定期的なメンテナンス:サンプ内のろ材やウールマットの清掃は、水槽の水質を維持するために非常に重要です。
* 安全対策:漏水対策として、サンプ下に受け皿を設置することをおすすめします。

専門家のアドバイス

自作オーバーフロー水槽は、高度な技術と知識を必要とするため、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。アクアショップなどで相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

90cm水槽の自作オーバーフロー水槽は、挑戦しがいのあるプロジェクトです。しかし、適切な計画と準備、そして安全対策をしっかりと行うことが重要です。この記事が、皆さんの自作オーバーフロー水槽製作の参考になれば幸いです。

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