90cmレギュラー水槽の水草育成向けLED照明自作ガイド:青と赤の波長を最適化

90㎝レギュラー水槽の照明について 水槽のライトを自作しようと考えています。植物が光合成を行うためには青と赤の波長が必要だということは何となく理解しているつもりです。したがって安価な白色LEDのような青色と黄色の2色混合では赤色が入ってないので光合成できないのでしょうがこれがRGBの3色混合の場合白系のものでも問題ないのでしょうか?補足tabinarutoさんへ RGB3色混合LEDはないのですね…よくヤフーショッピングなどで見かけるRGBテープLEDなどの商品はそれかと思っていました。それはさておき現在私の水槽には下記のような灯光器型LEDを3台(30w×2基、50w1基)設置しています。 http://www.nichiho-net.com/image/medium/589.jpg https://adwecs.jp/w/cateM/McateImg_254_1.gif つまりこの白系のLEDに下記のような赤色LED(自作予定)を追加することで植物の光合成を促し水草育成が可能となるのでしょうか? http://store.shopping.yahoo.co.jp/rush-mall/led-5050sp-free.html#ItemInfo もし可能であればどれくらいの量(長さ)が必要なのでしょうか? アバウトな質問ですいません。

水槽用LED照明自作のポイント:水草育成に必要な光合成と波長

水草の育成には、光合成に必要な特定の波長の光が必要です。一般的に、植物の光合成に最も効果的な波長は、青色光(400~500nm)と赤色光(600~700nm)です。 白色LEDは、青色と黄色を混ぜて白色光を生成しているため、赤色光の成分が不足していることが多いのです。そのため、単に白色LEDだけでは水草の育成には不十分な場合があります。

RGB LEDは赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色のLEDを組み合わせることで様々な色を表現できますが、必ずしも水草育成に最適なスペクトルを生成するとは限りません。市販のRGBテープLEDは、装飾目的で様々な色を変化させることを重視しており、水草育成に特化したスペクトルとは異なる場合が多いです。

既存照明と赤色LED追加による水草育成の可能性

現在お使いのLED照明(30W×2基、50W×1基)がどのような波長特性を持っているかによって、赤色LEDを追加することで水草育成が改善するかどうかが変わってきます。画像からは具体的な波長特性が読み取れないため、断定はできませんが、多くの白色LEDは赤色光の割合が低い傾向にあります。

したがって、赤色LEDを追加することで、光合成に必要な赤色光の補強となり、水草の育成に効果がある可能性は高いです。

赤色LEDの量(長さ)の目安:水槽サイズと水草の種類を考慮

必要な赤色LEDの量(長さ)は、水槽のサイズ、水草の種類、そして既存照明の光量によって大きく異なります。90cm水槽という比較的大きな水槽の場合、既存照明だけでは光量が不足している可能性があります。

具体的な量を計算するには、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 水槽のサイズ:90cm水槽の容積と水深。
  • 水草の種類:光量に対する要求の異なる水草が存在します。高光量を好む水草と低光量でも育つ水草では必要なLEDの量が異なります。
  • 既存照明の光量:現在設置されているLEDの明るさ(ルーメン)と、水槽全体に届く光量。
  • 目標とする水草の成長速度:より早く成長させたい場合は、より多くの光量が必要になります。

これらの要素を考慮せずに、単純に「どれくらいの長さが必要か」という質問に答えることはできません。しかし、目安として、既存照明に追加する赤色LEDは、既存照明の明るさの10~30%程度を目標にするのが良いでしょう。

赤色LED自作の具体的な手順と注意点

赤色LEDの自作は、電気の知識とハンダ付けの技術が必要です。安全に作業を行うために、以下の手順と注意点を必ず守ってください。

1. 材料の準備

* 赤色LED(5050型など)
* 基板(銅箔付き基板など)
* 電源(適切な電圧と電流の電源を選択)
* 抵抗器(LEDの保護のために必要。LEDの仕様書を確認して適切な抵抗値を選択)
* ハンダ
* ハンダごて
* ニッパー
* ワイヤーストリッパー
* 絶縁テープ

2. 回路設計と製作

* LEDの仕様書を確認し、適切な抵抗値を計算します。抵抗値の計算方法はオンラインで多くの情報が得られます。
* 基板にLEDと抵抗器を配置し、ハンダ付けします。
* 電源を接続します。

3. 安全性への配慮

* 電源を接続する前に、必ず回路の接続を確認してください。誤った接続は、LEDの破損や感電事故につながる可能性があります。
* ハンダ付け作業は、換気の良い場所で、保護メガネを着用して行ってください。
* 完成したLED照明は、水槽に設置する前に、動作確認を行ってください。

4. 水槽への設置

* LED照明を水槽に設置する際は、水に濡れないように防水処理を施してください。
* 水草の種類や配置に合わせて、LEDの照射角度を調整します。

専門家のアドバイス:水草育成の成功には総合的なアプローチが重要

水草育成は、照明だけでなく、水質、CO2添加、肥料、水流など、様々な要素が複雑に絡み合っています。照明を自作するだけでなく、これらの要素も適切に管理することで、より良い結果が得られます。

専門の水草育成ショップやアクアリストに相談することで、より具体的なアドバイスを得られるでしょう。

まとめ:自作LEDで水草育成を成功させよう

90cm水槽の水草育成向けLED照明の自作は、既存照明の光量不足を補う効果的な手段となりますが、安全に配慮し、適切な設計と設置を行うことが重要です。 赤色LEDを追加する際には、水槽のサイズ、水草の種類、既存照明の光量などを考慮し、適切な量を決定してください。 そして、照明だけでなく、水質管理など他の要素にも注意を払い、総合的なアプローチで水草育成に取り組むことで、美しい水槽を維持できるでしょう。

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