9歳シャム猫の威嚇問題とケージからの解放:安心安全な環境づくり

威嚇のひどい9歳のシャム猫オスについて、補足が1回しか出来ないため新たな説明と追加質問をさせていただきます。どうか猫飼いのみなさんお知恵を貸してください!前の質問で書いた通り、里親サイトを通じて9歳のシャム猫オスを我が家に迎え入れましたが、この子が大変怖がりで威嚇がすごいです。今日も仕事から帰ってトイレ掃除と餌変え、水変えをしたのですが、ウーウー唸りながら本気の猫パンチ炸裂でした。それでもちゃんとご飯は食べるし、いびきをかきながら寝てたりしています。前の質問にいただいた回答の中に「虐待された経験があるのでは?」とありましたが、どうもそんな感じではなく猫自身の前の飼い主(旦那さん)に対する信頼と愛情が強すぎて他の人間を受け入れないんだと思います。我が家に来た時は前の飼い主がいたのでおとなしい子でした。本当は猫をケージから出し部屋の中を猫自身に確認させたかったのですが、元の飼い主さんが玄関先で帰られたためそれが出来ませんでした。そのため、我が家に来てからずっとケージの中です。もちろん猫は元の飼い主さんが帰った途端大変な威嚇をはじめました。去勢に関してはちゃんとしているようです。ただワクチンなどはわからないため、もしかしたら病院などにも連れて行かず本当に家の中の猫部屋だけで過ごしてきたのかもしれません。元の飼い主さんより「猫の今後の事について一切連絡はしないで良い。」と言われているため確認する事が出来ません…。ここから追加の質問ですが、こんな威嚇状態でケージの扉を開け放っても大丈夫でしょうか。自由にケージ外に出れるようにして、自分でいろいろ確認したら少しは落ち着くでしょうか。その場合、猫には猫だけの部屋で過ごさせたほうが良いでしょうか。私としては、このままケージ飼いを続けるつもりは一切無いですし、猫のストレスが心配です。出来れば家の中を自由に動き回り、好きなように過ごしてほしいと思っています。相手は猫なので、例え壁で爪とぎされても「しゃーないなー」くらいにしか考えていませんし、少々のキズなどは猫の健康に比べたらどうでも良いです。前の質問では「このままだと保健所に…」と書きましたが、出来ればそんな事したくありません。少々軽い気持ちで猫を迎え入れのではないかと反省しておりますが、なんとか最後まで責任をもって飼いたいと思っています。どうか猫飼いの皆さんのお知恵をお貸しください。よろしくお願いします。

9歳シャム猫の状況と課題

9歳という高齢のシャム猫が、新しい環境に適応できずに強い威嚇行動を示している状況ですね。以前の飼い主さんへの強い依存と、新しい環境への恐怖が複雑に絡み合っていると考えられます。 ケージの中で生活していること、そして新しい飼い主さんへの警戒心から、猫さんは強いストレスを感じている可能性が高いです。

ケージからの解放:段階的なアプローチ

いきなりケージの扉を開放するのは危険です。猫さんの安全と、あなたの安全を確保するために、段階的なアプローチが必要です。

ステップ1:信頼関係構築

まずは猫さんと信頼関係を築くことが最優先です。

  • 距離を保つ:猫さんが落ち着けるように、無理に近づいたり触ろうとしたりせず、一定の距離を保ちましょう。ケージの近くで静かに過ごす時間を増やし、猫さんがあなたの存在に慣れていくのを待ちます。
  • 声かけ:優しく、落ち着いた声で話しかけてみましょう。猫さんの名前を呼んだり、穏やかなトーンで語りかけることで、安心感を与えられます。
  • おやつ作戦:猫さんが大好きなおやつを、ケージ越しに与えてみましょう。手から直接ではなく、ケージの中に置いてあげるのがおすすめです。徐々に距離を縮めていくことができます。
  • フェロモン製品:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用するのも有効です。これにより、猫の不安やストレスを軽減することができます。

ステップ2:ケージの外への誘導

信頼関係が築けてきたら、ケージの外への誘導を始めましょう。

  • ケージの扉を開放:ケージの扉を開放し、猫さんが自由にケージに出入りできるようにします。最初は猫さんが自ら出てこない可能性が高いので、焦らず待ちましょう。
  • 安全な空間の確保:猫さんが安心して過ごせる安全な場所を用意しましょう。猫ベッド、爪とぎ、隠れ家などを設置し、猫が落ち着ける空間を作ります。この空間は、猫が自由にアクセスできる場所に配置しましょう。
  • ゆっくりと:猫さんがケージの外に出てきたら、無理に近づいたり触ったりせず、静かに見守ります。猫さんが自分のペースで探索できるように、時間をかけてゆっくりと進めましょう。

ステップ3:部屋全体の探索

猫さんがケージの外で過ごすことに慣れてきたら、徐々に部屋全体の探索を許可していきましょう。

  • 最初は限定的なエリア:最初は、安全な空間を含む、限定的なエリアに猫さんの行動範囲を限定します。徐々に範囲を広げていきましょう。
  • 見守る:猫さんが部屋を探索する際には、常に様子を見守りましょう。危険な場所や、猫がストレスを感じそうな場所には近づけないように注意します。
  • 遊び:猫が探索中に、安全な場所で猫と遊べるように猫のおもちゃを用意しましょう。これにより、猫は新しい環境に慣れていくことができます。

猫専用の部屋について

猫専用の部屋を用意することは、猫が落ち着いて生活する上で非常に有効です。特に、新しい環境に慣れていない猫にとっては、安全で安心できる空間を提供することが重要です。

しかし、最初から猫を部屋に閉じ込めるのではなく、猫が自由に部屋に出入りできる状態にすることが大切です。猫が自分のペースで探索し、新しい環境に慣れていくことができるように、時間をかけましょう。

獣医への相談

猫の状態によっては、獣医の診察が必要となる場合があります。

  • ワクチン接種:ワクチンの接種状況を確認し、必要であれば接種しましょう。
  • 健康診断:健康状態をチェックし、潜在的な健康問題がないかを確認しましょう。
  • 行動問題の相談:威嚇行動など、猫の行動に関する相談を獣医に行いましょう。必要であれば、行動療法の専門家を紹介してもらうことも可能です。

具体的なアドバイス

* 焦らないこと:猫が新しい環境に慣れるには時間がかかります。焦らず、猫のペースに合わせてゆっくりと進めましょう。
* 観察すること:猫の行動をよく観察し、猫がストレスを感じているサインがないかを確認しましょう。
* 忍耐強く:猫との信頼関係を築くには、忍耐が必要です。諦めずに、根気強く接しましょう。
* 専門家のサポート:必要であれば、動物行動学の専門家や獣医のサポートを受けましょう。

まとめ

9歳のシャム猫の新しい環境への適応は、時間と忍耐を要するプロセスです。段階的なアプローチで、猫さんと信頼関係を築き、安全な環境を提供することで、猫さんのストレスを軽減し、幸せな生活を送れるようサポートしていきましょう。 焦らず、猫さんのペースに合わせて、ゆっくりと進めていくことが大切です。 何か問題があれば、いつでも獣医に相談することをお勧めします。

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