9年目の戸建て住宅、天井雨漏りへの緊急対応と業者対応

【緊急】どのように対応したら良いでしょうか?9年目の戸建住宅の雨漏り発生。 現在9年目になる注文住宅で天井が破けるほどの雨漏りが発生しました。 部屋は1Fの部屋です。真上はベランダになています。 ベランダには重量物を置いた履歴もなく、現在も割れや傷、破れ等のダメージは見受けられません。 雨水がどこから侵入したのかは現時点では分かりませんが、天井のクロスが大きく膨らんでいるのを発見し触ろうとした途端、クロスが破れ大量の水が噴き出しました。 クロスはおろか天井のボードもグスグスに水を吸っており、よく見るとクロスとボードの間にはカビが発生しているようでした。 実はこの部屋は築4,5年あたりに廻り縁に水が伝ったようなシミが現れており、その際も建築業者を呼んで確認させましたが台風などの影響で水がベランダのといのあたりから逆流したものだろう、との回答で様子を見ることになりました。 その後大きな変化がないと思われましたが、昨年の今頃に同部屋の天井のすぐ下のクロスがはがれていることが分かり詳しく見てみると、水分による剥がれでクロスの内側には若干の黒いカビのようなものが発生していました。 業者の見解ではカビかどうかは分からないとし、雨水が侵入した形跡が分からない(外的なダメージや防水シール部の劣化などが確認できなかった)ことから原因は不明だが、とりあえずその剥がれたクロスを部分補修するだけんじょ対応でした。 ここにきてついに動かぬ不具合が発生してしまったため、すぐに建築業者(愛知県名古屋市:全宅連加盟業者、建築用免許有)に連絡し、今日中に対策と今後のスケジュールを連絡するように伝えましたが結局連絡はありませんでした。家財が濡れて取り返しのつかないものを失った事もあり(古い写真など)家族はこの件で怒り心頭です。また今後の保証等には大きな問題が残りそうだと思います。 これまでの不具合は穏便に済ませようとこちらも譲歩してきましたが、この業者に関しては堪忍袋の限界に達してしまいました。 恐らく明日、のこのこ連絡してくると思われますが、誤魔化されないように、なおかつ保証期間が間もなく切れることもありいい加減な対応、工事をされない為にもどのような交渉、話し合いをしてゆけばよいでしょうか。 これまでは社長などが笑って済ませてきため、建築業者及び不動産業者として正しく誠実な対応をさせるためにはどうしたらよいでしょうか?最悪は係争も視野に入れています。 よろしくお願いします。

雨漏り発生!緊急時の対応と業者との交渉術

9年目の注文住宅で天井雨漏りが発生し、業者対応に困っているとのこと。深刻な状況であり、迅速かつ適切な対応が必要です。まず、冷静さを保ち、以下のステップで対応しましょう。

1. 事実の記録と証拠集め

緊急事態であることを認識し、まず現状を詳細に記録しましょう。

  • 雨漏りの状況(写真、動画):天井の破損状況、水の量、カビの発生状況などを詳細に撮影します。複数枚撮影し、日付と時刻を記録しましょう。
  • 被害状況:濡れた家財道具の写真、被害を受けた箇所の寸法などを記録します。特に、古い写真などの損失については、可能な限り証拠を残しましょう。
  • 業者の対応履歴:これまでの連絡履歴(メール、電話)、修理記録、見積書などを全て保管します。
  • 専門家の意見:状況によっては、建築士や住宅診断士に依頼し、雨漏りの原因と修理方法、損害額について専門的な意見書を作成してもらいましょう。これは、後々の交渉において強力な武器となります。

2. 建築業者への対応

業者が連絡してきた際に、穏やかな口調で現状を説明しつつ、強い態度で対応することが重要です。

  • 感情的にならず、冷静に事実を伝える:これまでの経緯と今回の雨漏りの深刻さを明確に伝えましょう。「以前から指摘していたにも関わらず放置された結果、今回のような事態になった」と、業者の責任を明確に指摘することが大切です。
  • 書面での連絡を要求する:電話でのやり取りだけでなく、メールや書面での連絡を要求し、記録を残しましょう。口頭での約束は曖昧になりがちです。
  • 具体的な対応を求める:原因究明、応急処置、修理計画、費用負担、保証期間の延長などを具体的に要求しましょう。曖昧な回答は受け入れないようにしましょう。
  • 第三者機関への相談を検討する:全宅連に相談することも有効です。全宅連は加盟業者に対して一定の指導権限を持っています。また、必要に応じて弁護士や司法書士に相談し、法的措置についても検討しましょう。

3. 修理・補修の交渉

保証期間が間近に迫っている場合、業者は責任逃れをしようとする可能性があります。そのため、以下の点を意識して交渉を進めましょう。

  • 原因究明の徹底:雨漏りの原因を明確にするために、業者が適切な調査を行うことを要求しましょう。原因が特定できない場合は、専門業者に調査を依頼することを提案しましょう。
  • 適切な修理方法の提示:業者が提示する修理方法が適切かどうかを、専門家の意見書などを参考に判断しましょう。安価な応急処置ではなく、根本的な解決策を求めましょう。
  • 費用負担の明確化:修理費用、家財の損害賠償、精神的苦痛に対する慰謝料などを明確に請求しましょう。必要に応じて、見積書や領収書などの証拠を提示しましょう。
  • 保証期間の延長:修理後も同様のトラブルが発生する可能性があるため、保証期間の延長を交渉しましょう。具体的な期間と範囲を明確にしましょう。

4. 係争への備え

交渉がうまくいかない場合は、裁判などの法的措置も視野に入れる必要があります。

  • 証拠の整理:写真、動画、メール、書面などの証拠を整理し、保管しましょう。証拠が不足していると、裁判で不利になる可能性があります。
  • 専門家への相談:弁護士や司法書士に相談し、法的措置についてアドバイスを求めましょう。彼らは、あなたの権利を保護し、適切な対応を助けてくれます。
  • 訴訟費用:訴訟には費用がかかります。費用負担についても事前に弁護士と相談しておきましょう。

専門家の視点:雨漏りトラブルを防ぐために

建築士の視点から、雨漏りトラブルを防ぐためのポイントをいくつかご紹介します。

* 定期的な点検:ベランダの防水層の劣化状況、排水溝の詰まり、外壁の亀裂などを定期的に点検しましょう。特に、台風シーズン前には念入りな点検が必要です。
* 早期発見・早期対応:雨漏りの初期症状(シミ、クロスのはがれなど)を発見したら、すぐに専門業者に相談しましょう。放置すると、被害が拡大し、修理費用が高額になる可能性があります。
* 信頼できる業者選び:建築業者を選ぶ際には、実績や評判をしっかり確認しましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
* 適切な施工:建築工事の際には、防水処理を適切に行うことが重要です。信頼できる業者に依頼し、施工状況をしっかり確認しましょう。

今回のケースでは、業者の対応が不適切であったことが明白です。冷静に事実を記録し、証拠を集め、毅然とした態度で交渉を進めていきましょう。必要であれば、専門家の力を借り、法的措置も検討することをお勧めします。

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