身体面は認定外だが精神的に不安で家族がつきっきりの場合の適切な施設や援助を教えてください 88歳の祖母がいます。 実家に2世帯暮らしで自分の両親が2階に住み、1階に祖母がいます。 祖母はここ10年ほど精神的に不安定で心療内科や整形外科に通いづめています。 最近、その症状がエスカレートしてきました。 毎日、父（65歳）が整形外科に車で送ったりしていますが、 部屋のドアに手が触れただけで「ぶつけてしまった、大丈夫かな、もうだめかも」と電話で父を呼び出し、病院に連れて行ったりします。 父が仕事中も携帯を何度もならし、同じように「さっき床に足の先がひっかかったんだけど大丈夫かしら、だめかも」といったことで御騒ぎになります。 父も母も毎日永遠に続くこの事態に次第に疲弊しており、なんとか施設にお世話になりたいと思っていますが、要介護認定を以前にケアマネージャーに相談したところ（本人）、まだ認定じゃないのでということで終わってしまいまっした。 しかし、家族がどれだけ疲弊していて、仕事に影響が出ていてという状況などを本人は理解していないため、現実問題、父の体調が相当心配でなんとか状況を改善したいと思っています。 父は実の母と共依存状態なので、もはや冷静な判断もアクションも自分からしません。 なんとか息子の自分がいろいろ情報を集めて改善したいと思っています。 なにか有効な情報やアドバイスを是非お願いします。 急いでいます。
Contents
88歳祖母様の状況とご家族の負担
88歳のお祖母様は、精神的な不安定により、ご家族、特にご父親に大きな負担をかけていらっしゃる状況ですね。 身体的な要介護認定を受けていないとしても、精神的な不安定による介護負担は計り知れません。 ご父親の健康状態も心配な状況で、一刻も早い状況改善が必要だと感じます。
現状打破のためのステップ
まずは、以下のステップで状況を改善していきましょう。
1. 専門家への相談：より詳細な状況把握と適切な支援策の検討
現状では、ケアマネージャーへの相談が一度きりとなっており、お祖母様の状況が十分に伝えられていない可能性があります。 以下の専門家に相談することをお勧めします。
- 精神科医または心療内科医： お祖母様の精神状態を正確に診断し、適切な治療方法を提案してもらいます。薬物療法や精神療法などが考えられます。 現在の症状の詳細（頻度、持続時間、誘因など）を詳しく説明しましょう。
- ケアマネージャー（複数名に相談）： 最初のケアマネージャーとの相談では、お祖母様の状況が十分に伝わっていなかった可能性があります。別のケアマネージャーにも相談し、異なる視点からのアドバイスを得ましょう。 ご家族の負担についても詳しく説明し、理解を得ることが重要です。 介護保険サービス以外にも、地域包括支援センターなどの相談窓口を活用することも検討しましょう。
- 地域包括支援センター： 介護保険サービスだけでなく、様々な相談窓口や支援サービスの情報提供を受けられます。 ご家族の負担軽減のためのアドバイスも得られるでしょう。 特に、精神疾患を持つ高齢者の介護に関する専門的な知識を持つ担当者もいるため、相談しやすいでしょう。
- 精神保健福祉士： 精神疾患を持つ方とその家族への支援を専門とする福祉士です。 ご家族の心のケアや、介護方法のアドバイス、地域資源の活用方法などを相談できます。
これらの専門家への相談を通して、お祖母様の状態を正確に把握し、適切な治療や介護サービスの利用を検討することが重要です。
ネットで買うなら？いろのくにのおすすめインテリア(PR)
2. ご家族の負担軽減策
専門家への相談と並行して、ご家族の負担を軽減するための対策も必要です。
- デイサービスやショートステイの利用： お祖母様を一時的に施設に預けることで、ご家族の休息時間を確保できます。 デイサービスは日中の利用、ショートステイは数日間から数週間の利用が可能です。 精神的な不安定があるため、対応可能な施設を選ぶことが重要です。
- ヘルパーの利用： 家事や身の回りの世話などをヘルパーに依頼することで、ご家族の負担を軽減できます。 精神的な不安定に対応できるヘルパーを選ぶことが重要です。
- 家族の役割分担： ご両親だけで介護を担うのではなく、ご兄弟姉妹や親戚、友人などに協力を仰ぐことを検討しましょう。 負担を分散することで、それぞれがより楽になります。
- ご自身の心のケア： ご自身も介護疲れを感じている可能性があります。 一人で抱え込まず、友人や家族、専門機関に相談し、心のケアを行いましょう。 相談窓口やサポートグループなども活用できます。
- レスパイトケアの活用： 介護者が一時的に休息できるよう、介護サービスを提供する制度です。 ショートステイやデイサービスに加え、在宅でのヘルパー派遣なども含まれます。
3. ご父親とのコミュニケーション
ご父親と共依存状態にあるため、ご父親自身からの行動が難しい状況です。 しかし、ご父親の負担を軽減し、状況改善のためには、ご父親とのコミュニケーションが不可欠です。
- ご父親の気持ちに寄り添う： ご父親の苦労や不安を理解し、共感する姿勢を示すことが大切です。 批判や非難ではなく、寄り添う姿勢で話を聞きましょう。
- 具体的な提案をする： 抽象的な提案ではなく、「○○のデイサービスを利用してみませんか？」など、具体的な提案をすることで、ご父親の行動を促しやすくなります。
- 専門家の意見を伝える： 専門家からアドバイスを受けたことを伝え、客観的な意見を共有することで、ご父親の理解を深めることができます。
- ご父親の休息を促す： ご父親も疲弊しているため、休息の時間を確保することが重要です。 家事や介護の一部を分担したり、趣味の時間を確保するなど、サポートしましょう。
具体的な施設例
具体的な施設の選定は、お祖母様の状態やご家族の状況、地域資源によって異なります。 しかし、以下のような施設が考えられます。
- 認知症対応型デイサービス： 認知症症状のある高齢者を受け入れるデイサービスです。 お祖母様の精神的な不安定が認知症に関連している可能性がある場合は、特に有効です。
- 精神科デイケア： 精神疾患を持つ高齢者向けのデイケアです。 専門のスタッフによるケアを受けられます。
- グループホーム： 少人数で共同生活を送る施設です。 家庭的な雰囲気の中で生活できますが、お祖母様の状態によっては、適切でない場合もあります。
- 特別養護老人ホーム： 要介護度が高い高齢者を受け入れる施設です。 お祖母様の状態によっては、介護保険の認定が必要になる可能性があります。
まとめ
お祖母様の状況改善には、専門家への相談、ご家族の負担軽減策、ご父親とのコミュニケーションが重要です。 焦らず、一つずつステップを踏んで、状況を改善していきましょう。 まずは、精神科医または心療内科医、ケアマネージャーへの相談から始め、適切な支援策を見つけ出すことが大切です。
