86歳母の介護:ベッドとソファの移動と「起こして」「寝かせて」の繰り返しへの対応

86歳の母、一人歩行は無理で介助が必要です。部屋の中では、手すりなどに伝ってベッド~ソファまた反対への移動は可能です。部屋のポータブルトイレで自分でする時もありますが、おむつをしていることがほとんどです。そんな母ですが最近、ベッドに自分ですわっているのに「起こして」といい、行くと今度は「寝かせて」といいます。ひどいときは5分おきくらいに言います。介助しなくてもベッドに起きたりはできるのですが、やはり呼ばれるたびにいかないといけないのでしょうか?少し様子を見ていても良いものなのでしょうか?

高齢者の「起こして」「寝かせて」の繰り返し:その原因と対応策

86歳のお母様は、身体機能の低下や認知機能の変化によって、ベッドに起きたり座ったりする際に、不安や混乱を覚えている可能性があります。単に身体的な不調だけでなく、精神的な要因も考えられます。「起こして」「寝かせて」の繰り返しが5分おきにあるとのことですので、放置せず、状況を詳しく把握し、適切な対応をすることが大切です。

考えられる原因

* 身体的な不調:痛み、呼吸困難、消化不良など、身体的な不快感によって、落ち着いていられない可能性があります。
* 認知機能の低下:認知症の症状として、時間や場所の感覚が分からなくなったり、現実と妄想が混ざり合ったりすることがあります。そのため、自分の状態を正確に把握できず、「起こして」と「寝かせて」を繰り返す可能性があります。
* 不安や孤独感:一人ぼっちで不安を感じている、寂しいと感じている可能性があります。
* 睡眠障害:夜間の睡眠不足や日中の眠気によって、昼夜逆転状態になっている可能性があります。
* 排泄の問題:おむつを使用しているとのことですが、排泄のタイミングが分からず、不安になっている可能性もあります。

具体的な対応策

まず、お母様の状態を詳しく観察することが重要です。

  • 記録をつける:「起こして」「寝かせて」と要求された時間、その時の様子(表情、言葉遣い、身体の状態など)、対応内容などを記録しましょう。この記録は、医師やケアマネージャーとの相談の際に役立ちます。
  • 身体的な不調の確認:痛みや不快感がないかを確認しましょう。痛み止めなどの薬が必要な場合もあります。排泄の状態も確認し、必要であればオムツ交換を行いましょう。水分補給も忘れずに行いましょう。
  • 環境の整備:ベッドサイドに飲み物やティッシュなどを置き、手が届くようにしましょう。また、部屋の明るさや温度、湿度にも気を配り、快適な環境を保ちましょう。騒音なども避けましょう。
  • コミュニケーション:お母様とゆっくりと話をし、不安や心配事を聞いてあげましょう。優しく声をかけ、寄り添うことが大切です。ただし、認知機能の低下が著しい場合は、会話の内容を理解できない可能性があります。
  • 定期的な運動:可能な範囲で、軽い運動を取り入れましょう。ベッドの上での体操や、車椅子を使った散歩など、お母様の体力に合わせて行いましょう。ただし、無理強いは禁物です。
  • 専門家の相談:医師やケアマネージャー、訪問看護師などに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。必要であれば、認知症専門医への受診も検討しましょう。
  • 介護用品の活用:ベッドサイドテーブル、手すり、起き上がり補助具などの介護用品を活用することで、お母様の自立性を高め、不安を軽減することができます。 いろのくにの介護用品特集ページはこちら (※架空のURLです)
  • 生活リズムの改善:規則正しい生活リズムを作るように心がけましょう。日中活動し、夜間はしっかりと睡眠をとれるように環境を整えましょう。昼間の明るさを確保し、夜は暗くするなど、体内時計を整える工夫も大切です。

専門家の視点:認知症の可能性

「起こして」「寝かせて」の繰り返しが頻繁な場合、認知症の可能性も考慮する必要があります。認知症は、徐々に進行する病気であり、早期発見と適切な対応が重要です。専門医による診断と、それに基づいたケアプランの作成が必要です。

インテリアによるサポート

お母様の部屋のインテリアも、落ち着きと安心感を促すように工夫してみましょう。

* 落ち着いた色調:ベージュやアイボリーなどの、暖色系の落ち着いた色調のインテリアは、リラックス効果があります。
* 自然光を取り入れる:自然光は、心身に良い影響を与えます。カーテンやブラインドを調整して、適切な明るさを確保しましょう。
* 安全性の確保:転倒防止のため、手すりや滑り止めマットなどを設置しましょう。
* 見やすい時計:大きな文字の時計を置くことで、時間感覚の混乱を軽減するのに役立ちます。
* お気に入りの写真や思い出の品:お母様のお気に入りの写真や思い出の品を飾ることで、安心感を与え、精神的な安定につながります。

放置して良いか?

お母様の状態を考慮すると、完全に放置することはできません。しかし、常に付き添う必要もありません。記録を取りながら、様子を見て、必要に応じて対応していくことが重要です。 お母様の状態が悪化したり、危険な状況になったりする場合は、すぐに医療機関に連絡しましょう。

まとめ

86歳のお母様の「起こして」「寝かせて」の繰り返しの対応は、身体的、精神的両面からのアプローチが必要です。記録を取りながら、お母様の状態を観察し、必要に応じて専門家の力を借りながら、安心できる環境を整えてあげることが大切です。 インテリアも、お母様の精神的な安定に役立つツールとして活用できます。

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