83歳認知症祖母への在宅介護:安心安全な環境づくりと具体的な生活設計

83歳のアルツハイマー型老年認知症、腎機能が低い祖母の介護について相談です。父も働きに行くので、現在祖母も練習として朝9時半ごろ~6時半ごろまでデイサービスに通っています。それ以外に、ショートステイなどを考えているのですが、我が家にショートステイの様に祖母に利用してもらおうと考えています。例えば、日曜の夜に来てもらい、水曜日に家に帰り、木曜日、金曜日 はデイサービスを利用する、土日は父が休みのことが多いので自宅でゆっくり過ごしてもらうと言う様に考えているのですが、現在、介護度1が出ているのですがケアマネージャーさんが介護度1は軽すぎる判定と言うことで再度、申請中です。我が家に来て貰う場合も1日はデイサービスに行ったほうが良いのではと思っています。(その場合、私も付き添うつもりです。)(以前の回答で住民票の場所が違ってもデイサービスは受けられると のことでしたのでこの点はケアマネさんと祖母の居住地の福祉課に相談しようと思っています。)我が家で生活してもらう場合、留意することなどはありますか?祖母は我が家に一度も着た事がないのでいきなり、3、4日と泊まるのはどうなんだろうと思う点もあります。まずは、日帰りできてもらい、その後1泊してもらったりと慣らしをしたほうがよいでしょうか?部屋は6畳の部屋にベッドと椅子に座って食事が取れるようにテーブルと椅子(PCデスクのように長細いテーブルです)、テレビ、ファンヒーター(ガードつき)、収納チェストを用意しました。トイレまではその部屋の扉から2mないと思います。2階で南向き日当たりもよく、日中のリズムの点とトイレの位置を考えてここの部屋を作りました。私もこの部屋で一緒に過ごします。夜は、主人と娘と祖母と私で食事をしたりできればと考えています。マット類などは躓きやすいと言う事で取っ払いました。手すりなどは賃貸物件であるためつけることは出来ません。(置くタイプならOKです)居室空間や来てもらった際の生活の流れなど(外出したほうがいいなど)ありましたら、是非アドバイスをよろしくお願いします。補足ありがとうございました。とてもいいアドバイスでBAを選ぶのが難しいので投票にて決めさせていただきます。ありがとうございました。

認知症高齢者の在宅介護:段階的な慣らしと安全対策

83歳、アルツハイマー型認知症で腎機能が低い祖母さんの在宅介護、ご家族の状況を踏まえた具体的なプランニングについて、ご説明します。ご計画されている短期的な自宅滞在(ショートステイのような形)は、祖母の状況とご家族の負担を考慮した有効な手段です。しかし、安全で快適な環境づくりと、段階的な慣らしが不可欠です。

段階的な慣らし:安心感を優先

いきなり数日間泊まるのは、祖母さんにとって大きなストレスになります。まずは、日帰りから始め、徐々に滞在時間を延ばしていく「慣らし」が重要です。

  • 1日目:日帰り体験:自宅に慣れてもらうため、昼食を一緒に摂り、午後には帰宅する。この段階で、部屋の雰囲気、トイレの位置、家族との触れ合いなどを確認できます。
  • 2日目:1泊2日:夜間の様子を観察。睡眠、排泄、夜間の徘徊の有無などを確認します。夜間の見守り体制を事前に計画しておきましょう。
  • 3日目以降:2泊3日、3泊4日と徐々に延長:祖母の反応を見ながら、滞在日数を徐々に増やします。問題がなければ、当初の計画(3泊4日)に移行できます。

この慣らし期間中は、祖母の反応を丁寧に観察し、必要に応じて計画を調整することが重要です。

安全対策:転倒防止と認知症への配慮

6畳の部屋は、祖母さんにとって十分な広さです。しかし、認知症の高齢者にとって、安全対策は最重要です。

  • 床材:滑りにくいマットやカーペットを使用しましょう。絨毯は、つまずきやすいので注意が必要です。
  • 照明:十分な明るさを確保し、夜間は常夜灯を使用しましょう。暗い場所での転倒リスクを減らすことが重要です。
  • 手すり:賃貸物件で壁に固定できない場合でも、置くタイプの杖置きや、ベッドサイドの手すりなど、転倒防止に役立つ補助具を検討しましょう。転倒防止マットも有効です。
  • 家具の配置:通路は広く確保し、家具は固定して移動しないようにしましょう。家具の角には、クッション材を貼るなどの工夫も有効です。
  • トイレ:2m以内という距離は安心ですが、便座の高さや、手すりの有無を確認し、必要に応じて補助便座などを検討しましょう。
  • 緊急連絡体制:万一の事態に備え、家族や近隣住民、ケアマネージャーなどへの連絡体制を整えておきましょう。緊急連絡用のリストを分かりやすい場所に掲示しておくのも有効です。

日中の過ごし方:デイサービスの活用と外出

デイサービスは、祖母の身体機能維持と、ご家族の負担軽減に役立ちます。介護度が変更されたとしても、デイサービスの利用は継続することをお勧めします。

  • デイサービスの活用:週2~3日のデイサービス利用は、祖母の社会参加とリハビリに役立ちます。また、ご家族も休息時間を確保できます。
  • 外出:認知症の進行状況にもよりますが、天気の良い日は、近所の散歩など、軽い外出も有効です。外出時は、必ず付き添い、迷子防止対策をしましょう。

夜間の過ごし方:安心できる環境づくり

夜間は、祖母さんの様子を注意深く見守りましょう。

  • 睡眠:快適な睡眠環境を整えることが重要です。暗幕耳栓なども検討してみましょう。
  • 排泄:夜間のトイレへの誘導や、おむつの使用などを検討しましょう。排泄介助が必要な場合は、事前に練習しておきましょう。
  • 徘徊:徘徊の傾向がある場合は、徘徊防止対策を検討しましょう。ドアにチャイルドロックを取り付ける、ベッドガードを使用するなど、様々な方法があります。
  • 家族との時間:夕食を一緒に摂ることは、祖母の安心感を高めます。しかし、無理強いせず、祖母のペースに合わせて、穏やかな時間を過ごしましょう。

専門家の活用:ケアマネージャーとの連携

ケアマネージャーは、介護サービスの計画立案や調整、介護保険の手続きなど、様々な面でサポートしてくれます。介護度見直し申請についても、積極的に相談しましょう。

  • 介護度見直し:介護度の見直しは、適切な介護サービスを受けるために重要です。ケアマネージャーと連携し、正確な状況を伝えましょう。
  • 介護サービスの利用:訪問介護や、ホームヘルパーの利用も検討しましょう。ご家族の負担軽減に役立ちます。
  • その他相談:認知症に関する相談、医療機関との連携など、ケアマネージャーは様々な相談に応じてくれます。

インテリアの工夫:安心安全で快適な空間

祖母の部屋のインテリアは、安心安全で快適な空間づくりを目指しましょう。ベージュを基調とした落ち着いた色合いは、リラックス効果があります。

  • 照明:柔らかな光で、目に優しい照明を選びましょう。間接照明を取り入れるのも良いでしょう。
  • 家具:低めの家具を選び、転倒リスクを減らしましょう。角を丸く加工した家具もおすすめです。
  • 床材:滑りにくい素材のカーペットやマットを使用しましょう。パイルが短いものを選ぶと、つまずきにくくなります。
  • 収納:整理整頓された空間は、認知症の高齢者にとって安心感を与えます。使いやすい収納を確保しましょう。

まとめ:継続的な見守り、柔軟な対応が大切

祖母の在宅介護は、ご家族にとって大きな負担となりますが、段階的な慣らしと、安全対策、そして専門家との連携によって、安心安全な環境を築くことができます。祖母の状況を常に観察し、柔軟に対応していくことが大切です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)