83歳のおばあちゃん、2階のお部屋は大丈夫?安全で快適な高齢者向けインテリアの選び方

体は元気なのですが、83歳のおばあちゃんの部屋が2階って大丈夫でしょうか…

高齢者の安全と快適な生活空間:2階寝室のメリットとデメリット

83歳のおばあ様がお住まいの2階のお部屋について、ご心配されているとのこと、よく分かります。ご高齢の方にとって、階段の上り下りや2階での生活は、転倒などのリスクが伴います。しかし、単に「危険だから1階に」と結論づけるのではなく、おばあ様の体力や生活習慣、そしてお部屋の状況を総合的に判断する必要があります。

まず、2階寝室のメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

* プライバシーの確保:1階に比べて静かで、プライベートな空間を確保しやすい。
* 眺望が良い:2階であれば、景色がよく見えるなど、精神的なリフレッシュにも繋がる可能性がある。
* 日当たりが良い:日当たりの良い部屋は、気分転換や健康維持にも効果的。

デメリット

* 階段の上り下りの負担:これが最も大きな懸念事項です。転倒リスクが高く、骨折などの重傷につながる可能性も。
* 緊急時の対応:地震や体調不良時など、迅速な対応が難しくなる可能性がある。
* 生活動線の不便さ:トイレや浴室が遠い場合、移動に時間がかかり、負担となる。

安全対策と快適なインテリア:具体的なアドバイス

おばあ様の安全と快適な生活を確保するために、具体的な対策を講じることが重要です。

1. 階段の手すり設置と改良

* しっかりとした手すり:両側にしっかりとした手すりを設置し、握りやすい素材(木製など)を選ぶ。
* 滑り止め対策:階段の表面に滑り止めマットやテープを貼る。
* 照明の確保:階段には十分な明るさの照明を設置する。センサーライトも有効。
* 段差解消:段差があると転倒リスクが高まるため、可能な限り段差を解消する工夫をする。

2. 寝室の安全対策

* 床材の選択:滑りにくい素材の床材(カーペットなど)を選ぶ。
* 家具の配置:転倒しそうな家具は避け、必要最低限の家具に絞る。家具の角にはクッション材を貼る。
* 照明の工夫:夜間のトイレ利用などを考慮し、寝室と廊下には十分な明るさの照明を設置する。ナイトライトも有効。
* ベッド選び:高さのあるベッドは、起き上がりやすいためおすすめ。ベッドサイドに手すりを取り付けるのも有効。
* 緊急連絡手段の確保:ベッドサイドに緊急連絡用のボタンや携帯電話を置く。

3. 生活動線の改善

* トイレ・浴室の改修:手すりや滑り止めマットの設置、段差解消など、バリアフリー化を検討する。
* 家具の配置:動線をスムーズにするよう、家具の配置を工夫する。
* 収納スペースの確保:必要なものだけを手の届く範囲に収納し、整理整頓された空間を作る。

4. インテリアの工夫:安心感と明るさを演出

高齢者は、視覚的な情報に大きく影響されます。インテリアの工夫で、安全で安心できる空間を演出しましょう。

* 明るい色合いの壁と家具:ブラウン系の落ち着いた色合いに、アイボリーやベージュなどの明るい色を組み合わせることで、空間を広く明るく見せることができます。
* コントラストのはっきりしたインテリア:高齢者の視力は低下しやすいので、床と壁の色をコントラストのはっきりしたものにすることで、転倒防止に繋がります。
* 自然光を最大限に活かす:カーテンやブラインドは、明るさを調整できるものを選びましょう。
* 滑りにくい素材のラグやカーペット:転倒防止に効果的です。
* 落ち着いた雰囲気の照明:間接照明などを活用し、リラックスできる空間を作る。

専門家の意見:ケアマネージャーの視点

ケアマネージャーは、高齢者の生活をサポートする専門家です。2階寝室の安全性について、ケアマネージャーに相談することで、具体的な対策や助成金の利用方法などをアドバイスしてもらえます。

まとめ:安全と快適さを両立したインテリアで、おばあ様の笑顔を守りましょう

83歳のおばあ様にとって、2階のお部屋が本当に適しているかどうかは、個々の状況によって異なります。上記で挙げた対策を講じることで、安全性を高め、快適な生活を送ることができる可能性があります。

しかし、不安な点があれば、ケアマネージャーや医師などに相談し、適切な判断を仰ぐことが重要です。おばあ様の安全と快適さを第一に考え、安心して暮らせる空間づくりを目指しましょう。

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