82歳祖母のためのエアコン選び:快適で安全な空間づくり

82才の祖母の部屋に新しいエアコンを購入したいと考えております。長文ですがお願いします。集合住宅で広さは6畳と8畳の中間ぐらいの部屋、北向きのベランダ窓です。祖母は認知症のほか、人工透析週三回、車椅子移動という生活です。暑い寒いの感覚も鈍くなっていて夏前後になると体調を崩しやすく、室内熱中症を発症しないように気を配っていますが、水分摂取制限もあり部屋の温度を一定に保ちたいと考えています。そこで、体に直接冷風が当たらず、除湿しても温度が下がらないで、なおかつ室内トイレや老人臭のための除菌というか除臭機能があり、エコモードも搭載して・・とかなり注文も多いのですが、こんな望みを叶えてくれる機種はあるのでしょうか?家電店などへ行くと機械オンチなので、いうがままに買っちゃうタイプなので、皆様のお知恵をお貸しください。

高齢者向けエアコン選びのポイント:快適性と安全性を両立

82歳のお祖母様、認知症を患いながら人工透析を受け、車椅子での生活をされているとのこと。夏場の暑さ対策は、熱中症予防という点でも非常に重要です。水分制限もある中で、快適な室温を保つエアコン選びは、ご家族にとって大きな課題と言えるでしょう。

今回は、ご要望を踏まえ、お祖母様にとって最適なエアコン選びについて、具体的な機種選びから設置方法、さらにはインテリアとの調和まで、詳しく解説していきます。

エアコン選びの必須条件:機能と安全性

まず、お祖母様の状況を考慮した上で、エアコンに求められる機能を整理しましょう。

1. 体に直接冷風が当たらない機能

高齢者は体温調節機能が低下しているため、直接冷風が当たることで健康を害するリスクがあります。そのため、以下の機能が必須です。

  • 気流制御機能:風向きを調整し、直接体に風が当たらないようにできる機能です。多くの機種に搭載されています。
  • 吹き出し口の角度調整:吹き出し口の角度を調整することで、冷風を天井や壁に向け、間接的に部屋を冷やすことができます。
  • 「あたため」機能(冬場):冬場も快適に過ごせるよう、暖房機能も重要です。特に、北向きの窓がある部屋では、暖房効率の良い機種を選びましょう。

2. 除湿機能と温度維持

除湿機能は、室内の湿度を下げ、不快感を軽減するだけでなく、熱中症予防にも効果的です。しかし、除湿のみで温度が下がってしまうと、かえって寒さを感じてしまう可能性があります。そのため、除湿と温度調整を両立できる機種を選びましょう。

  • 除湿と冷房の同時運転:多くのエアコンは、除湿と冷房を同時に行うことができます。この機能を利用することで、湿度を下げつつ、適温を保つことができます。
  • 温度設定の微調整:0.5℃単位で温度調整できる機種を選ぶと、より細かい温度管理が可能になります。高齢者は温度変化に敏感なため、この機能は非常に重要です。

3. 除菌・脱臭機能

室内トイレの使用や、高齢者特有の臭い(老人臭)への対策として、除菌・脱臭機能は必須です。

  • プラズマクラスターなどの空気清浄機能:多くのエアコンに搭載されている空気清浄機能は、ウイルスや細菌、臭いを除去する効果があります。
  • フィルターの清掃性:フィルターの清掃が容易な機種を選ぶことで、清潔な状態を保ちやすくなります。

4. エコモードと省エネ性

電気代を抑えるため、エコモードは必須です。省エネ性能が高い機種を選ぶことで、ランニングコストを削減できます。

  • 省エネ基準達成率:省エネ性能を示す指標です。高い数値の機種ほど省エネ性が高いです。
  • 年間消費電力量:1年間の使用電力量を示す指標です。低い数値の機種ほど省エネ性が高いです。

5. 操作性の良さ

機械オンチのお祖母様でも簡単に操作できる機種を選びましょう。

  • 大きなボタンとシンプルな操作パネル:高齢者でも見やすく、操作しやすいデザインの機種を選びましょう。
  • リモコンの大きさ:ボタンが大きく、文字が読みやすいリモコンを選びましょう。
  • 音声操作機能:音声操作に対応した機種であれば、より簡単に操作できます。

具体的なエアコン機種の選定

上記の機能を備えたエアコンは、多くのメーカーから発売されています。具体的な機種選びは、家電量販店や専門店で相談するのがおすすめです。店員さんに、お祖母様の状況を詳しく説明し、最適な機種を選んでいただきましょう。

例えば、ダイキン、パナソニック、三菱電機など大手メーカーの機種であれば、多くの機能が搭載されていることが多いです。各メーカーのウェブサイトで、機能や仕様を比較検討することもできます。

インテリアとの調和

エアコンは、部屋のインテリアにも影響を与えます。お部屋の雰囲気に合う色やデザインのエアコンを選びましょう。

お祖母様の部屋が6畳と8畳の中間程度の広さとのことですので、コンパクトな機種を選ぶことで、圧迫感を軽減することができます。また、ベージュやアイボリーなどの淡い色を選べば、お部屋の雰囲気を明るく、清潔感のある空間に演出できます。

設置場所と注意点

北向きの窓がある部屋とのことですので、窓から直接冷気が入らないように、カーテンやブラインドなどを活用しましょう。また、エアコンの設置場所も重要です。風通しの良い場所に設置することで、効率的に冷暖房を行うことができます。

専門家への相談

エアコン選びに迷う場合は、家電量販店の店員さんや、エアコンの専門業者に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、最適なエアコンを選ぶことができます。

まとめ

82歳のお祖母様の快適な生活のために、エアコン選びは慎重に行いましょう。上記のポイントを参考に、ご家族で話し合い、最適な機種を選んでください。

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