80歳寝たきり父親の介護:老人ホーム入所の費用と現実的な準備

父親を老人ホームに入れたい。40代主婦です。80歳になる実家の父親が、2年ほど前から寝たきりになったのですが、とにかくわがままで困ってます。何でもないことで、しょっちゅう母親を呼び出します。夜中でもお構いなし。とんでもない大声で叫ぶので、近所迷惑を考えると行ってやるしかないそうです。母親も持病があったり疲労してるのに、無理難題を言って「何で言うことが聞けない!お前はおかしい!」と怒鳴ります。私がなかなか顔を出せないので、助けてやれないのが現実です。デイケアやお泊り制度を利用してますが、毎日ではありません。老人ホームに入れるのはお金がかかりますが、今現在、デイケアやお泊りを利用して介護用品をレンタルして、家でも24時間介護して疲れた母親が、食事も作れず惣菜ばかり買っているので、いっそホームに入れたほうがスッキリするのではと思います。ケアマネさんに聞いても、制度の説明をされただけでよくわかりませんでした。施設や介護段階によって開きはあるでしょうけど、いろいろ含めてだいたい、どれくらい覚悟するものなんでしょうか。父親は「要介護3~4」だったと思います。手以外は動かせず寝たきりですが、食欲はものすごいです。補足知りたいことがわかり、かなり参考になりました。ありがとうございます。

高齢者の介護:現状と課題

80歳、要介護3~4の寝たきり状態、そしてご本人のわがままな言動、ご家族の疲労…、まさに多くの高齢者介護のご家庭が直面する現実を反映したご相談です。 母親様の負担は想像を絶するものでしょう。 デイサービスやショートステイの利用、介護用品のレンタルなど、すでに様々な努力をされているにも関わらず、限界を感じている状況は、ご家族の誰にとっても辛いものです。 この状況を打開するために、老人ホーム入所という選択肢を検討されていることは、賢明な判断と言えるでしょう。

老人ホーム入所の費用:具体的な内訳

老人ホームの費用は、大きく分けて以下の項目から構成されます。 施設の種類やサービス内容によって大きく変動するため、事前に複数の施設の見積もりを取ることを強くお勧めします。

1. 月額利用料

* 介護費用:介護度、サービス内容によって大きく変動します。要介護3~4であれば、比較的高い費用となる可能性が高いです。
* 居住費:個室か多床室か、施設の立地や設備によって費用が異なります。個室は高額になる傾向があります。
* 食費:食事内容や提供頻度によって費用が変わります。
* その他費用:理美容、レクリエーション、おむつ代など、施設によって含まれる費用が異なります。

2. 入居一時金

* 一部の施設では、入居時にまとまった金額の一時金が必要となる場合があります。 これは施設の規模や設備、立地によって大きく異なります。 また、一時金不要の施設も存在します。

3. その他費用

* 医療費:医療保険の適用外となる費用が発生する可能性があります。
* おやつ代や嗜好品代:個人の嗜好品や追加サービスを利用する場合は、別途費用がかかります。
* 交通費:ご家族が面会に訪れる際の交通費は自己負担となります。

老人ホーム選びのポイント:施設選びの注意点

費用だけでなく、以下の点も考慮して施設を選びましょう。

1. 立地とアクセス

* ご自宅からのアクセス、交通手段の便などを確認しましょう。 頻繁な面会を希望する場合は、アクセスしやすい立地が重要です。

2. 施設の規模と雰囲気

* 小規模なアットホームな施設か、大規模な施設か、それぞれのメリット・デメリットがあります。 見学して、雰囲気やスタッフの対応を確認しましょう。

3. 介護サービスの内容

* 父親の介護度や状態に合った介護サービスを提供できるかを確認しましょう。 医療処置が必要な場合は、医療体制が整っている施設を選ぶ必要があります。 また、認知症対応の専門知識や経験があるかどうかも重要なポイントです。

4. 食事やレクリエーション

* 食事は、高齢者にとって重要な要素です。 食事内容や提供方法、レクリエーションの内容なども確認しましょう。 父親の食欲旺盛な点を考慮し、食事のバリエーションが豊富で、栄養バランスの取れた食事を提供してくれる施設を選びましょう。

5. スタッフの対応

* スタッフの対応は、入居者の生活の質に大きく影響します。 見学時に、スタッフの対応や雰囲気を確認しましょう。

介護保険制度の活用

介護保険制度を活用することで、老人ホームの費用負担を軽減できます。 ケアマネージャーと相談しながら、最適な介護サービス計画を立てましょう。 要介護3~4であれば、介護保険の給付額が比較的大きくなるため、自己負担額を抑えることが可能です。

具体的な費用例と準備

要介護3~4の寝たきり状態、個室利用の場合、月額費用は30万円~50万円程度と予想されます。 一時金が必要な場合は、さらに高額になります。 ご自身の経済状況、公的支援制度の活用などを考慮し、入居費用を準備しましょう。 老後の資金計画の見直し、必要に応じて生命保険の見直しなども検討しましょう。

専門家への相談

介護に関する専門家(ケアマネージャー、社会福祉士など)に相談することで、適切な情報を得ることができ、不安を解消できます。 複数の専門家に相談し、客観的な意見を聞くことも有効です。

まとめ:準備と覚悟

老人ホーム入所は、大きな決断です。 しかし、ご家族の負担軽減、父親の生活の質向上のためには、有効な手段となる可能性があります。 費用面、施設選び、介護保険制度の活用など、様々な準備が必要ですが、専門家の力を借りながら、一つずつ解決していきましょう。 焦らず、じっくりと準備を進め、父親にとって、そしてご家族にとって最善の選択をしてください。

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