8ヶ月ミニチュアダックスのしつけに関するQ&A

8ヶ月のミニチュアダックス(♂)のしつけについてアドバイスをください。生後5ヵ月半の時に飼い始めた仔です。性格はおとなしい・少々臆病・甘えん坊で育てやすい仔だと思います。飼育状況は下記のとおりです。ケージは飼い始めは60cm×90cmのケージを購入しましたが、やはり小さかったのでいまは100均のワイヤーネットを利用し、基本的には写真のような状態です。就寝時と留守番時はケージの中で過ごさせており、留守番は平日はほぼ毎日5時間程度、休日はたまに8時間ほどさせています。家人がいるときは室内フリーにしていることが多いです。食事はケージの中で与えています。夜はケージの中のクレートの中で眠っています。散歩は朝は15分程度、夕方は1時間程度行っています。(雨が降っている日は行きません。)トイレはおしっこに限りはほぼでできており、室内フリーにしていても失敗することはほぼありません。ウンチは下記の問題事項の中で済ませてしまっていることがほとんどです。問題はいくつかあるのですが、①留守番時や来客時などケージにいれると必ずと言っていいほどすぐにトイレ以外の場所でおしっこやウンチをする。トイレの後は「ワン」と鳴きしたことを知らせます。おしっこやウンチをすると出してもらっていると思っているようです。トイレ以外の場所でしたときは無視をしながら片づけ、必ず消臭スプレーをしているのですが治りません。②夜は9時くらいになると眠くなるようで、クレートに入り寝ますが、朝が早く5時くらいにトイレをします。その後は家人が起きるまで鳴いています。起きてトイレをした後、鳴かないだけで助かるのですがいずれはクレートの扉を閉めて寝かせ、家人が起きてクレートからだすとトイレをするという風にしたいと思っています。③クレート内で留守番ができるようにしたいです。①や②とも関連していますが、短時間の留守番であればクレート内で留守番をさせたいのです。車での移動時はクレート内で粗相せずにおとなしく過ごせます。ただそれ以外の時にクレートの扉を閉めると、家人の気配が感じ取れれば大人しく過ごせますが、一人にされるとやはり粗相をしてしまいます。④外トイレができるようにしたいです。室内ではトイレはできていますし、外出前はトイレまで連れて行き「トイレ」のコマンドでほぼトイレをします。外出時はいつも使っているトイレトレーを持っていっているのですが、外でトイレができません。短時間の外出ならいいのですが、長時間の外出になると心配になってしまいます。たくさんありますが、アドバイスをよろしくお願いいたします。補足トイレはセミワイドを使っています。一か所でも汚れていると次はトイレ以外ですることが多いので、その都度シートを変えています。就寝時は初めに使っていたレギュラーも一緒に入れていますが、朝はたいてい2つのトイレが一か所ずつ濡れていることが多く、その時はウンチは床にしています(>_<)また室内フリー時や起床時はレギュラーシート1枚分くらい大量にしますが、①や③の時は絞り出したかのように少量の時が多いです。

問題点と解決策:8ヶ月ミニチュアダックスのしつけ

愛犬のしつけでお困りのご様子、よく分かります。8ヶ月のミニチュアダックスは、まだ子犬の段階で、学習意欲も高く、しつけの成果が出やすい時期です。焦らず、根気強く、以下の点を改善することで、問題解決に繋がるでしょう。

① 留守番・来客時のトイレ問題:ケージ内での排泄

原因:ケージ内での排泄は、ストレスや不安、または「排泄すれば出して貰える」という学習による可能性が高いです。 ケージが狭かったり、クレートが不安定な場所にあることも影響します。また、トイレシートの汚れや臭いも原因の一つです。

解決策:

  • ケージ環境の見直し:100均ワイヤーネットは、視覚的に開放的ですが、落ち着ける空間とは言えません。犬にとって安心できる隠れ家のような空間を作ることを意識しましょう。布製のカバーや、段ボールなどで囲いを作るのも効果的です。ケージの場所も、人の気配を感じやすい場所に移動してみましょう。
  • トイレトレーニングの強化:トイレシートは常に清潔に保ち、汚れたらすぐに交換しましょう。消臭スプレーは、犬によっては逆に刺激になる場合もあります。酵素系のクリーナーを使用し、臭いを完全に除去することが大切です。トイレ成功時は必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。
  • 無視ではなく、適切な対応:トイレ以外で排泄したら、叱るのではなく、冷静に片付け、再度トイレに誘導しましょう。 無視は、犬にとって理解しにくい行動です。
  • 留守番時間の調整:5~8時間もの留守番は、子犬には長すぎます。徐々に留守番時間を延ばしていく必要があります。最初は、短時間から始め、成功したら徐々に時間を長くしていきましょう。 ペットシッターやドッグホテルの利用も検討しましょう。
  • サークルトレーニング:ケージではなく、サークルを使用するのも有効です。サークルはケージより開放的で、犬のストレスを軽減する効果があります。

② 早朝トイレと鳴き声:クレートでの就寝

原因:朝早くトイレに行きたがるのは、犬の生理的な欲求です。鳴き声は、飼い主への要求行動です。

解決策:

  • 就寝前のトイレ:寝る前に必ずトイレに連れて行き、排泄させましょう。
  • クレートトレーニング:クレートを安全で快適な場所として認識させることが重要です。クレートの中で遊んだり、おやつを与えたりして、良い経験を積ませましょう。最初は扉を開けたまま、徐々に閉める時間を長くしていく方法が効果的です。
  • 朝の鳴き声への対応:朝早く鳴いても、すぐに対応せず、少し時間をおいてからトイレに連れて行きましょう。 すぐに対応すると、鳴けばご褒美がもらえるという学習をしてしまいます。
  • ホワイトノイズ:就寝時に、ホワイトノイズマシンやラジオを静かに流すと、落ち着いて眠れる場合があります。

③ クレート内での留守番:一人での不安

原因:クレート内での粗相は、不安やストレスが原因です。 クレートが安全な場所として認識されていない可能性があります。

解決策:

  • クレートへの慣れ:クレートを快適な空間に変えましょう。お気に入りの玩具や、匂いのついたタオルなどを入れてあげると安心感が増します。
  • 段階的なトレーニング:最初は扉を開けたまま、クレートの中で過ごさせることから始めます。徐々に扉を閉める時間を長くしていきましょう。
  • ご褒美と安心感:クレートの中で大人しく過ごせたら、必ず褒めてご褒美を与えましょう。
  • 留守番中の対策:留守番中は、犬が落ち着ける音楽や、フェロモン系の製品を使用するのも効果的です。

④ 外でのトイレトレーニング:屋外での排泄

原因:室内ではトイレができるのに、屋外ではできないのは、環境の変化への適応ができていない可能性があります。 また、トイレトレーの臭いが、屋外では犬にとって分かりにくい可能性も考えられます。

解決策:

  • 場所の特定:いつも同じ場所でトイレをさせることで、犬は排泄場所を覚えやすくなります。
  • 誘導とコマンド:「トイレ」のコマンドを明確に伝え、トイレを促しましょう。
  • ご褒美と褒め言葉:屋外でトイレをしたら、必ず褒めてご褒美を与えましょう。
  • トイレトレーの使用:最初は、室内で使用しているトイレトレーを屋外に持っていくのも有効です。 徐々にトレーを使わずに、地面で排泄できるようにトレーニングしましょう。
  • 時間と場所:散歩コースを工夫し、排泄しやすい時間帯と場所を見つけることが重要です。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、犬のしつけは、犬の性格や年齢、環境などを考慮した上で、根気強く、一貫性を持って行うことが重要です。 急いで成果を求めすぎず、犬のペースに合わせてトレーニングを進めることが大切です。 必要であれば、動物行動学の専門家や、信頼できるドッグトレーナーに相談することをお勧めします。

まとめ

愛犬のしつけは、時間と忍耐が必要です。 今回の問題点は、一つずつ丁寧に解決していくことで、必ず改善が見られます。 焦らず、犬との信頼関係を築きながら、楽しいトレーニングを心がけましょう。 そして、しつけに悩んだ時は、専門家の力を借りることを躊躇しないでください。

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