79歳母の認知症と老人ホーム入居:同居家族の葛藤と解決策

79歳になった同居の母親が最近、変な行動が多くなり、おそらく認知症の始まりではないかと思います。今後の事について誰にどう相談すれば良いのか悩んでいます。症状を話しますと…まず、一時間毎に同じ事を聞くのは当たり前。昨日まで普通にやっていたことが出来なくなり、毎日入浴するけど何日も下着を替えなくなり!?毎日飲む栄養ドリンクの金属キャップを「瓶と一緒に捨てられないから」と裏庭に(ビニール袋にも入れず)剥き出しで山にして棄てて有ったり、自分が失敗したことや、置き忘れて見つけられないものを私が嫌がらせをしているとか隠したと言いがかりを付けて来たり…言葉はハッキリしていて、友達との世間話や悪口!?は問題なく話しているようですが、キチンとした話となると内容が、ちんぷんかんぷんな事を言うので人に話が通じなくて、不安に思った相手が私に確認を求めて来る事も度々。私が「最近、物忘れが多いから病院行こう」と言っても3年も前に検査をして「これくらいは年相応だ」と医者のお墨付きを貰ったからと大威張り。現役時代は老人の世話をする看護婦をしていたので「私は何十年も看護婦やって来たプロだから、アンタに言われなくてもボケたら自分で解る!!」と言い張り…絶対に検査すら行こうとしません。友達は私の精神負担を心配してくれて「たまにショートステイにでもお願いしたら?」と言ってくれますが、習い事、ジム、エステ と毎日飛び回っている母は(昔そういう仕事をしていて現場を知っているので尚更)自由に出掛けられない老人ホーム=牢獄だと思っていて「ショートステイや老人ホームに入れられる人は可哀想だ。あんな所に入ったら生きてる意味が無い」 と言ってるので騙してでも連れて行けないと思います。そこで…老人ホームに入居させている方に、お聞きしたいのですが、どの程度ボケるまで同居してましたか?また、うちの母親同様「老人ホームは乳母捨て山」のように思って、自分から入りたがる人は少ないと思いますが入居させる時は、どうやって言いきかせましたか?ボケ始めは、一応普通に生活しているので、まだ介護とは言えず、市なに相談しても「もっと大変な人も沢山居ますよ」とあしらわれそうです。逆にボケた母親の方が「子供にいじめられて辛い」と相談に行って来て「そんな子供は家からい出せ」と同情してもらったと言って母親は勝ち誇ったような意地悪な笑みを浮かべてました。寝たきりみたいに手は掛からなくても「子供(私)にイジメられてる」と周囲に言いふらしてると知り、そんな事実は全く無いのに…以前、母親が何処かに置き忘れた物を「アンタが隠したでしょ!」と早朝から部屋に怒鳴り込んで来たので私がブチ切れたことを「(私に)イジメられてる」と思い込み…毎日そんな喧嘩ばかりで精神的な負担がかなりキツいです。皆さんどこまで耐えましたか?どうやって検査に連れて行き、どう言いきかせ入居させましたか?このままでは、お互いに不信感が募り、関係がどんどん悪くなるばかりです。経験者の方、是非教えて下さい。

認知症の初期症状と対応:専門家のアドバイス

ご質問にあるお母様は、認知症の初期症状を示している可能性が高いです。具体的には、記憶障害(同じことを繰り返して聞く)、遂行機能障害(以前出来ていたことが出来なくなる)、判断力の低下(下着を替えなかったり、危険なゴミの捨て方をする)、幻覚・妄想(嫌がらせをされていると疑う)などが挙げられます。

これらの症状は、徐々に進行していくことが多く、早期発見・早期介入が重要です。しかし、ご本人には「自分は大丈夫」という認識があり、受診を拒否されている状況は非常に難しいですね。

まず、医師の診察を受けることが最優先です。 お母様の症状を詳しく説明し、専門医の意見を聞くことが重要です。精神科医や神経内科医を受診することをお勧めします。

医師への相談:具体的な伝え方

医師に相談する際には、以下の点を具体的に伝えましょう。

* 具体的な症状:いつ頃から症状が現れ始めたのか、どのような症状があるのか、症状の頻度や程度などを具体的に説明します。例:「一時間おきに同じ質問を繰り返す」「以前は料理をしていたが、最近全くできなくなった」など。
* 日常生活への影響:症状が日常生活にどのような影響を与えているのかを説明します。例:「下着を替えなくなるため、衛生面が心配」「ゴミの捨て方が危険で、近隣トラブルが心配」など。
* ご自身の負担:介護負担や精神的なストレスについても正直に伝えましょう。医師は、ご自身の健康状態も考慮した上で適切なアドバイスをしてくれます。
* お母様の性格や過去の経験:お母様の性格や、看護師としての経験など、医師に理解してもらうために、関連する情報を伝えましょう。これにより、より効果的な対応策を検討できます。

老人ホーム入居への道筋:段階的なアプローチ

お母様は老人ホームを「牢獄」のように捉えられているため、いきなり入居を提案するのは難しいでしょう。段階的にアプローチしていくことが重要です。

ステップ1:信頼できる医師との連携

まずは、信頼できる医師と連携を取り、お母様の状態を正確に把握してもらうことが大切です。医師から「専門的なケアが必要」という説明があれば、お母様も受け入れやすくなる可能性があります。

ステップ2:ショートステイの利用

ショートステイは、数日間施設を利用できるサービスです。まずは数日間のショートステイを利用してみることを提案してみましょう。実際に施設の雰囲気を体験することで、お母様の不安を軽減できるかもしれません。施設を選ぶ際には、お母様の性格や好みに合った施設を選ぶことが重要です。

ステップ3:デイサービスの活用

デイサービスは、日中に施設に通い、介護やレクリエーションなどを利用できるサービスです。ショートステイと同様に、施設の雰囲気を体験できる機会になります。また、デイサービスを利用することで、お母様の社会参加を促し、孤立感を軽減することもできます。

ステップ4:家族会議の開催

ご家族で話し合い、お母様の状況や今後のケアについて話し合う機会を持ちましょう。それぞれの意見を聞き、共通の目標を定めることで、よりスムーズに進めることができます。

ステップ5:専門機関への相談

市町村の介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談することも有効です。ケアマネージャーは、介護サービスの利用計画を作成し、適切なサービスの利用をサポートしてくれます。また、地域包括支援センターなども相談窓口として利用できます。

具体的な説得方法:共感と安心感を与える

お母様を説得する際には、感情的なアプローチが有効です。

* 共感する:お母様の不安や不満をまず理解し、共感する姿勢を示しましょう。「老人ホームは怖いと感じているんですね。分かります。」など、お母様の気持ちに寄り添う言葉をかけましょう。
* 安心感を与える:老人ホームのメリットを具体的に説明し、安心感を与えましょう。例えば、「素敵な仲間と出会えたり、趣味の時間を過ごせたりする場所だよ」など、ポジティブな側面を強調しましょう。
* 選択肢を与える:「すぐに老人ホームに入る必要はないよ。まずはショートステイで様子を見てみようか」など、選択肢を与えることで、お母様の抵抗感を減らすことができます。
* 時間をかける:説得には時間がかかります。焦らず、根気強く、お母様と向き合いましょう。

グレーインテリアを取り入れた高齢者向け空間デザイン

お母様の部屋をグレーインテリアでリフォームすることで、落ち着いた、そして安全な空間を作ることができます。

グレーインテリアのメリット

* 落ち着きのある空間:グレーは、心を落ち着かせる効果があります。認知症の方にとって、落ち着ける空間は非常に重要です。
* 視覚的な負担軽減:鮮やかな色よりも、グレーは視覚的な負担が少ないため、認知症の方にとって見やすい空間となります。
* 安全性の向上:滑りにくい床材や、転倒防止のための家具を選ぶことで、安全性を高めることができます。

具体的なデザイン例

* 壁:淡いグレーのクロスを使用し、清潔感のある空間に。
* 床:木目調のグレーの床材を使用し、温かみと安全性を両立。
* 家具:落ち着いたグレーの家具を選び、シンプルで使いやすいものを選択。
* 照明:明るすぎず、暗すぎない、目に優しい照明を選ぶ。
* 小物:グレーを基調とした、落ち着いた色の小物を取り入れる。

まとめ:継続的なサポートと専門家への相談

認知症の介護は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな負担となります。一人で抱え込まず、医師やケアマネージャー、地域包括支援センターなどの専門機関に相談し、適切なサポートを受けることが重要です。お母様との関係を良好に保ちながら、安心して暮らせる環境を一緒に作っていきましょう。

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