75歳男性の高次脳機能障害と朝の異変への対処法

75際の男性、昨年クモ膜下出血になり(グレード1~2)2カ月後退院、のち異変に気付き再入院水頭症となりシャント術をしました。。 幸いに体の異常もなく記憶が交差して訳の判らない事をはなしておりましたが、術後の自宅養生が良かったのかスムーズに回復して一安心してDケアに週3回通っています。 高次脳機能障害となり一連の動作は可能ですがやはり声掛けしないと危ない事もあります。 所が今までに目にした事のない行動が起きまして驚いています。 ベットから朝方起き出し歩かずにベットから滑り落ち、、床にお尻で動かせてトイレに行くようになりました。 勿論排泄でパジャマが濡れ畳から床を汚しその拭き掃除が毎朝繰り返されます。早い時は4時位からやります。 この時間は寝ておりますので気が着いたら、トイレの便器の下で私が来るのを待っていたというのです。 又折角オムツしてパットを外して落としたり又ベットから落として畳の部屋が毎日ベタベタになりました。 毎朝このような失態をやるので私も疲れ果てて、、どうしたら良いか判りません。Dケアで全くせず我が家だけの行動なので 皆さんは甘えて、、奥さんにワザと嫌がらせしているんだといいます。 どのように対処したらいいのでしょうか?私も辛い故感情的もなり疲れ果てています。 マンツーマンの介護ですからチョッと眠いからと、、ヘルパーは呼べません。 でもこれがお昼になると人が変わったように正気に戻るのです。 どのように扱っていったら良いのかわかりませんが何か一つ希望の出来れば私の心が休まるようなきがします。 何方かよい方法を教えてください。補足認知度2で我々とは殆ど変わりはありませんが術後何かに対して神経質になりました。玄関や窓の開け閉めが気になるらしく室内が熱くても必ず閉め鍵まで掛けて口論となります。一連の動作は出来ても考えて物を行う事はありません。その時は声を掛けします。

高次脳機能障害と朝の行動変化:原因と対策

75歳男性のクモ膜下出血、水頭症手術後の高次脳機能障害に伴う、朝方の異様な行動(ベッドから滑り落ちる、床を這ってトイレへ行く、排泄物の処理など)と、昼間の正常な状態とのギャップに、ご家族は大きな負担を感じていらっしゃると思います。まず、大切なのは、ご自身が疲弊していることを自覚し、専門家のサポートを受けることです。ご家族だけで抱え込まず、適切な支援体制を作ることを最優先しましょう。

朝の行動変化の原因を探る

朝の行動変化は、高次脳機能障害による実行機能障害や、睡眠障害、認知機能の低下などが複雑に絡み合っている可能性があります。

* 実行機能障害:計画を立てたり、手順を踏んで行動したりする能力の低下。朝起きてからトイレに行くという単純な行動も、適切な手順を踏めずに、結果としてベッドから滑り落ちるなどの行動につながっている可能性があります。
* 睡眠障害:夜間の睡眠不足や睡眠の質の低下は、日中の行動に大きく影響します。朝方の行動異常は、睡眠障害が原因の一つかもしれません。
* 認知機能の低下:時間や場所の感覚が曖昧になったり、状況判断が難しくなったりすることで、適切な行動が取れなくなっている可能性があります。
* 神経質さ:手術後の神経質さは、不安やストレスが原因で、朝方の行動にも影響を与えている可能性があります。

具体的な対処法と介護の工夫

現状では、マンツーマン介護でヘルパーを呼ぶことが難しい状況ですが、まずはご自身の負担軽減を第一に考えましょう。

1. 睡眠環境の改善

* 寝室の環境整備:ベッドの高さやマットレスの硬さを見直し、ベッドからの転落を防ぎます。ベッドサイドに手すりを取り付けるのも有効です。床には滑りにくいマットを敷きましょう。
* 就寝前のルーティン:就寝前にリラックスできる時間を作ることで、睡眠の質を向上させます。ぬるめのお風呂に入ったり、静かな音楽を聴いたりするのも効果的です。
* 睡眠薬の検討:医師に相談し、睡眠薬の服用を検討することもできます。ただし、副作用にも注意が必要です。

2. トイレへの誘導と排泄ケア

* 定期的なトイレ誘導:朝方の行動が始まる時間帯(4時頃)に、事前にトイレに誘導します。眠っていても、優しく声をかけて起こしましょう。
* オムツとパットの使用:オムツやパットを使用することで、床を汚すリスクを軽減できます。しかし、ご本人が嫌がる場合は無理強いせず、他の方法を検討しましょう。
* トイレ誘導の工夫:トイレへの誘導をスムーズにするために、ベッドからトイレまでの経路に手すりや補助具を取り付け、安全に移動できるように配慮します。
* 排泄介助の工夫:排泄介助は、プライバシーに配慮しながら、優しく丁寧に行いましょう。

3. 安全対策と環境調整

* 家具の配置:転倒防止のため、家具の配置を見直します。
* 床材:滑りにくい床材を使用します。
* 照明:夜間でも安全に移動できるように、寝室とトイレに十分な照明を確保します。

4. 専門家のサポート

* ケアマネージャーへの相談:ケアマネージャーに相談し、訪問介護サービスやデイサービスの利用を検討します。
* 医師や看護師への相談:医師や看護師に、朝の行動変化について相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
* 高次脳機能障害の専門医への相談:高次脳機能障害に詳しい専門医に相談し、リハビリテーションや治療法について検討します。
* 精神科医への相談:不安やストレスが原因で行動変化が起こっている可能性がある場合は、精神科医への相談も有効です。

5. ご家族の心身のケア

* 介護者の負担軽減:介護は一人で抱え込まず、家族や友人、地域包括支援センターなどに相談し、サポート体制を整えましょう。
* 休息の確保:介護は24時間続くものではありません。定期的に休息を取り、心身ともに健康を保つことが重要です。
* 介護者支援団体への参加:介護者支援団体に参加することで、同じような悩みを持つ人たちと交流し、情報交換や相談をすることができます。

玄関や窓の開閉へのこだわりへの対処法

玄関や窓の開閉へのこだわりは、不安や不安全感の表れかもしれません。

* 安心できる環境づくり:玄関や窓に鍵をかけたことを確認し、ご本人に安心感を与えることが大切です。
* 声かけと共感:ご本人の不安を理解し、共感する姿勢で対応しましょう。「心配なのはわかるけど、今は大丈夫だよ」など、優しく声をかけることが重要です。
* 理由の説明:なぜ鍵をかけなければならないのか、丁寧に説明することで、理解を得られる可能性があります。
* 代替案の提示:鍵のかけ忘れを防ぐために、工夫できる方法を一緒に考えましょう。例えば、鍵のかけ忘れ防止グッズを使用したり、目立つ場所に鍵を置いておくなどです。

まとめ

75歳男性の朝方の行動変化は、高次脳機能障害による様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。ご家族だけで抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、ご本人にとって安全で安心できる環境を整え、適切な介護を行うことが重要です。ご自身の心身のケアも忘れず、ゆっくりと解決策を探っていきましょう。

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