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大切な祖母の形見、桐箪笥との向き合い方
71年前の桐箪笥、それは単なる家具ではなく、かけがえのない祖母の思い出が詰まった大切な品ですね。洋風の白基調の部屋にミスマッチに感じ、使い勝手の悪さから廃棄を検討されているとのこと。しかし、祖母への想いと、古き良きものを大切にしたい気持ちとの間で葛藤されている様子が伝わってきます。このジレンマ、多くの方が経験するのではないでしょうか。
現状分析:洋風インテリアと桐箪笥のミスマッチ
まずは、現状を整理してみましょう。お部屋は白基調のヨーロピアン調家具とダークブラウンのフローリング。そこに、71年前の桐箪笥が置かれている状態です。確かに、色味やデザインの面でミスマッチ感は否めません。着物用の仕切り棚も、現代のライフスタイルには不便に感じられるでしょう。
選択肢の整理と具体的な提案
大きく分けて、以下の3つの選択肢があります。
1. 廃棄する
最も現実的な選択肢かもしれません。処分することで、お部屋のスペースを有効活用でき、インテリアの統一感も高まります。しかし、祖母の思い出が詰まった品を捨てることに抵抗があるのは当然です。もしこの道を選ぶなら、祖母への感謝の気持ちを込めて、丁寧にお別れをしましょう。写真に収めたり、思い出を語り継ぐなど、別の形で祖母を偲ぶ方法を検討するのも良いでしょう。
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2. リメイクする
桐箪笥をペイントしたり、デザインを変更することで、お部屋のインテリアに合うようにリメイクするのも一つの方法です。費用を抑えたいというご希望であれば、DIYに挑戦してみるのも良いでしょう。
- ペイント:白や淡いパステルカラーでペイントすれば、ヨーロピアン調の部屋にも馴染みやすくなります。アンティーク風仕上げにすることで、レトロな雰囲気を醸し出し、現代的なインテリアとの調和も図れます。
- 取っ手の交換:既存の取っ手を、よりモダンなデザインのものに交換するだけでも、印象が大きく変わります。
- 金具の追加:真鍮やアンティーク調の金具を追加することで、より高級感とアンティーク感を演出できます。
- 内側の仕切り板の撤去:使い勝手の悪さを解消するために、着物用の仕切り板を取り除いて、自由に使える収納スペースにするのも有効です。
ただし、DIYにはある程度のスキルと時間が必要です。うまくいかない場合もありますので、まずは小さな部分から試してみることをおすすめします。
3. そのまま残す
お部屋に余裕があるとのことですので、現状のまま残しておくのも選択肢の一つです。桐箪笥は、そのままでも存在感があり、アンティーク家具としてお部屋のアクセントになる可能性があります。
- 場所の変更:現在の場所がミスマッチに感じるのであれば、部屋の別の場所に移動させてみましょう。
- ディスプレイ:桐箪笥の上を、植物や小物を飾るディスプレイスペースとして活用するのも良いでしょう。
- 目隠し:どうしてもミスマッチ感が気になる場合は、カーテンやスクリーンで目隠しをするのも一つの方法です。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、71年前の桐箪笥は、そのままの状態では洋風の白基調のお部屋には馴染みにくいでしょう。しかし、リメイクによって、お部屋の個性を際立たせる存在にすることも可能です。
例えば、白やクリーム色でペイントし、取っ手をアンティーク調のものに交換すれば、シャビーシックな雰囲気になり、ヨーロピアン調のインテリアとも調和するでしょう。また、ダークブラウンのフローリングと合わせたコーディネートも可能です。
最終的な判断はあなた次第
最終的には、ご自身の気持ちに正直になることが大切です。祖母への想いを大切にしながら、現状のお部屋の状況や、今後の生活スタイルを考慮して、最適な選択をしてください。
もし廃棄を選択するとしても、それは決して悪いことではありません。大切なのは、祖母への感謝の気持ちを持ち続け、その思い出を大切に未来へ繋いでいくことです。
まとめ:思い出と現実のバランス
71年前の桐箪笥は、単なる家具ではなく、祖母の思い出が詰まった貴重な品。廃棄という選択は、容易ではありません。しかし、現状の使い勝手の悪さやインテリアとのミスマッチも考慮し、リメイクやそのまま残す、もしくは廃棄という選択肢を慎重に検討しましょう。大切なのは、あなた自身の気持ちに正直になり、祖母への感謝の気持ちを持ち続けることです。