700万円以下で、2LDKもしくは1LDKの家は建てられるものなのでしょうか？（土地は別） 今は賃貸に暮らしています。 この先ずっと賃貸で老後も暮らすのはもったいないと思って、30歳過ぎ頃から家を持とうかと考えています。 現在払っている家賃でまかなえる金額で、住宅ローンで毎月払っていこうと思っています。 ただ、予算的にもあまり余裕がないので、実現できるのか気になっています。 土地は300～350位で宅地がいくつか候補があります。 ・１階は駐車場 ・２階から３階に居住空間 ・2LDKが希望（厳しい場合は1LDK) ・トイレ、化粧台、洗濯機、お風呂（バスタブなしのシャワーのみ）は同じ部屋に ・出来れば2階または３階にベランダかテラス 実現は厳しいでしょうか？ よろしくお願いします。
Contents
700万円以下の住宅建築：実現可能性と具体的なステップ
30歳を過ぎ、賃貸生活からの脱却を目指し、700万円（建物価格）の予算で2LDKもしくは1LDKの住宅建築を検討されているとのこと。土地代300～350万円と合わせると、総額1000～1050万円という限られた予算の中で、希望の住宅を建てることは可能でしょうか？結論から言うと、工夫次第で実現可能なケースもあります。ただし、妥協点を見つける必要があり、綿密な計画と準備が不可欠です。
予算内で家を建てるための具体的な方法
1. 建築コストの徹底的な見直し
700万円という予算では、一般的な住宅会社に依頼すると、希望通りの仕様を実現するのは難しいでしょう。そのため、コスト削減を徹底的に検討する必要があります。
- 建物の規模を小さくする：2LDKから1LDKに変更することで、大幅なコスト削減が期待できます。間取りを工夫し、収納を最大限に活用することで、狭さを感じさせない空間を実現できます。
- 建材の見直し：高価な輸入材や特殊な建材の使用を避け、コストパフォーマンスの高い国産材や一般的な建材を選択しましょう。例えば、外壁材をサイディングからシンプルな塗装仕上げに変更するなど、工夫次第で費用を抑えることができます。
- 設備の簡素化：バスタブをシャワーのみとするというご希望は、コスト削減に大きく貢献します。その他、キッチンやトイレなども、機能性を重視したシンプルなものを選択することで費用を抑えることができます。スマートトイレや省エネ家電の導入も検討しましょう。
- デザインの簡素化：複雑なデザインや装飾はコストアップにつながります。シンプルなデザインにすることで、建築費用を抑えることができます。また、デザイン性を高めるために、照明や家具、カーテンなどにこだわってみるのも良いでしょう。
- DIYの活用：クロス貼りや塗装など、一部の作業をDIYで行うことで、工賃を削減できます。ただし、安全に作業できる範囲で行い、専門業者に依頼する部分と明確に区別することが重要です。事前に十分な知識と技術を習得しましょう。
2. 適切な建築業者選び
コストを抑えつつ、希望に沿った家づくりを実現するためには、適切な建築業者を選ぶことが非常に重要です。
- 地元の工務店に相談する：大手ハウスメーカーと比較して、地元の工務店は人件費や広告費を抑えている場合が多く、コストパフォーマンスに優れていることが多いです。地域に密着した工務店は、地元の気候や風土に合った家づくりに精通しているため、安心感もあります。
- 複数の業者に見積もりを依頼する：複数の業者に見積もりを依頼することで、価格やサービス内容を比較検討できます。見積もり内容を比較する際には、含まれる項目や工事内容をしっかりと確認しましょう。
- 口コミや評判を参考に：インターネット上の口コミサイトや、知人の紹介などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。実績や対応の良さなども重要な判断材料となります。
3. 土地探しと建築計画の最適化
土地代300～350万円という予算では、立地条件や土地面積に制約がある可能性があります。
ネットで買うなら？いろのくにのおすすめインテリア(PR)
- 土地の条件を見直す：アクセスが良い立地や広い土地は高価です。アクセスや広さよりも、生活に必要なインフラが整っているか、日当たりが良いかなどを優先順位の高い条件として、土地探しを行うと良いでしょう。
- 建築計画の見直し：土地の形状や広さに合わせて、建物の設計を見直す必要があります。建築士と綿密に相談し、限られた土地を最大限に活用した設計プランを作成しましょう。例えば、狭小地住宅向けの設計を得意とする建築士に相談してみるのも良いでしょう。
4. 住宅ローンの活用
住宅ローンは、毎月の返済額を現在の家賃と同程度に抑えることを目標に、返済期間や金利などを考慮して最適なプランを選びましょう。
- フラット35などの低金利ローンを活用する：金利が低いフラット35などの住宅ローンを活用することで、毎月の返済額を抑えることができます。
- 繰り上げ返済を検討する：余裕のある時に繰り上げ返済を行うことで、返済期間を短縮し、総支払額を削減できます。
専門家の視点：建築士のアドバイス
建築士の視点から見ると、700万円という予算で2LDKを建てるのは非常に難しいと言えます。しかし、1LDKであれば、工夫次第で実現できる可能性はあります。重要なのは、「本当に必要なもの」を明確にし、不要なものは徹底的に削ぎ落とすことです。シンプルで機能的なデザイン、コストパフォーマンスの高い建材、そして信頼できる建築業者選びが成功の鍵となります。
まとめ
700万円という限られた予算の中で、希望の住宅を建てるためには、綿密な計画と徹底的なコスト削減が不可欠です。建築業者との綿密な打ち合わせ、妥協点の明確化、そして、DIYなどによるコスト削減策を検討することで、夢のマイホームを実現できる可能性があります。
