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保証人の可能性と契約のリスク
70歳近いご両親が1億円ものローンを組んで4階建て住宅を建築するという計画、ご心配な気持ちはよく分かります。 まず、工務店が求める「保証人」についてですが、住宅ローンの連帯保証人以外に考えられる可能性は低いと言えます。 「主婦でも構わないので実子がいい」という発言からも、親族による何らかの保証を求めていると推測できます。 ただし、それが一般的な連帯保証人とは異なる保証形態である可能性も完全に否定できません。 例えば、ローンの返済が滞った場合に、保証人が一定期間家賃収入を補填するという、独自の保証契約を結ぶ可能性も考えられます。
しかし、詳細な契約内容が不明なまま、保証人となることは非常に危険です。 ご両親が「連帯保証人ではないと思う」とおっしゃっているにも関わらず、工務店側が「保証人」という言葉を使用している時点で、何らかの法的責任を負う可能性が高いと考えるべきです。
考えられる保証人の役割とリスク
* 連帯保証人:最も一般的なケース。ローン返済が滞った場合、保証人が代わりに返済義務を負います。 ご主人の反対も当然です。 1億円のローンは莫大な金額であり、保証人となることは大きな経済的リスクを伴います。
* 賃貸保証人:賃貸部分の家賃収入が滞った場合に、保証人が一定期間家賃を補填する可能性があります。 しかし、これも契約内容によっては、事実上連帯保証人と変わらない責任を負う可能性があります。
* 独自の保証契約:工務店が独自に作成した保証契約の可能性も考えられます。 この場合、契約内容をよく確認し、専門家(弁護士など)に相談することが不可欠です。
契約におけるリスク
ご両親が計画されている契約には、以下のリスクが潜んでいます。
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工務店の倒産リスク
最も大きなリスクは、工務店が倒産することです。 30年一括借り上げ契約であっても、工務店が倒産すれば、家賃収入は途絶え、1億円のローンを抱えることになります。 この場合、ご両親は、ローン返済のために、不動産を売却せざるを得なくなる可能性が高いです。
入居率の低下リスク
工務店は「入居者は9割は入る見込み」と言っていますが、これはあくまで予測です。 実際には、入居率が低くなる可能性も十分に考えられます。 特に、近隣に同様の賃貸物件が増加したり、景気後退などによって賃貸需要が減少した場合、空室が増えるリスクがあります。 空室が増えれば、家賃収入が減少し、ローン返済が困難になる可能性があります。
想定外の修繕費用
30年間の修繕費用は工務店持ちとのことですが、想定外の大きな修繕が必要になった場合、追加費用が発生する可能性があります。 契約書に、どのような修繕が対象で、どのような場合に追加費用が発生するのか、明確に記載されているかを確認する必要があります。
税金対策のリスク
税金対策としてローンを組むとのことですが、税制改正などによって、当初の計画通りに税金対策ができない可能性も考慮する必要があります。税理士に相談し、税金対策としての効果を改めて確認することが重要です。
両親の計画の見直しと代替案
70歳近いご両親が1億円ものローンを組むことは、リスクが大きすぎます。 ご両親の気持ちを無駄にしたくないというお気持ちは理解できますが、まずは、この計画の見直しを検討すべきです。
代替案の提案
* 規模を縮小する:4階建てではなく、2階建てや3階建てにすることで、ローンの金額を減らすことができます。
* 賃貸部分を減らす:賃貸部分を減らし、両親の居住スペースを広げることで、リスクを軽減できます。
* 売却して別の住宅を購入する:現在の土地を売却し、より規模の小さな住宅を購入するという選択肢もあります。 区画整理事業の保証金を利用すれば、比較的負担の少ない住宅購入が可能かもしれません。
* 賃貸ではなく売却を検討する:完成後に賃貸せずに売却し、利益を得るという方法も考えられます。
専門家への相談
この契約は非常に複雑で、リスクも大きいため、専門家への相談が不可欠です。 弁護士、税理士、不動産鑑定士などに相談し、契約内容を精査してもらうことを強くお勧めします。 特に、保証人の責任範囲や、工務店倒産時のリスクについて、明確な説明を求めるべきです。
ご両親の幸せな老後を守るためにも、慎重な判断が必要です。 焦らず、時間をかけて、最適な解決策を見つけ出しましょう。