7.5畳の部屋を防音室にするには?費用と対策を徹底解説!

7.5畳の部屋を防音室にしたいんですが、予算はどれくらいかかるものなのでしょうか?ドラムをやっている者です。

7.5畳の部屋を防音室化する費用:予算はピンキリ!

7.5畳の部屋を防音室として利用したい、というご相談ですね。ドラム演奏をされているとのことですので、遮音性能への要求は高くなるでしょう。防音室の費用は、防音レベル、使用する材料、施工方法などによって大きく変動します。そのため、「いくら」と断定的に言えないのが実情です。しかし、大まかな費用感と、費用を抑えるための工夫について解説します。

防音工事の費用内訳

防音工事の費用は、大きく分けて以下の要素で構成されます。

  • 設計費用:専門業者に依頼する場合、設計図作成費用が発生します。部屋の構造や防音目標レベルを考慮した設計が必要となるため、数万円から十数万円程度を見込むのが一般的です。
  • 材料費:防音材(吸音材、遮音材)、壁・天井・床材、ドア、窓など、使用する材料によって費用が大きく異なります。高性能な材料ほど高価になります。数万円から数百万円と幅広いです。
  • 施工費用:専門業者に施工を依頼する場合の費用です。作業内容や工期によって変動しますが、材料費と同等かそれ以上の費用がかかることもあります。数万円から数百万円と幅広いです。
  • その他費用:解体費用、廃材処分費用、追加工事費用など、予期せぬ費用が発生する可能性も考慮しておきましょう。

7.5畳防音室の費用目安:DIYとプロ施工の場合

DIYで取り組む場合と、専門業者に依頼する場合では、費用と工期が大きく異なります。

DIYの場合

  • 費用:材料費が中心となります。比較的安価な防音材を使用すれば、数十万円程度で済む可能性もありますが、防音性能は限定的になります。専門知識とスキルが必要となるため、失敗のリスクも考慮する必要があります。
  • 工期:数日から数週間程度。自分のペースで進められますが、完成まで時間がかかる可能性があります。

プロ施工の場合

  • 費用:設計費用、材料費、施工費用を合わせると、数百万円規模になることも珍しくありません。高性能な防音室を作るほど費用は高くなります。遮音等級によって費用が大きく変動します。
  • 工期:数週間から数ヶ月程度。専門業者に依頼することで、短期間で高品質な防音室が完成します。

費用を抑えるための工夫

防音室の費用を抑えるためには、以下の工夫が有効です。

1. 防音レベルの見直し

必要な防音レベルを見極めることが重要です。ドラム演奏の規模や時間帯、近隣住民との関係性などを考慮し、本当に必要な遮音性能を検討しましょう。過剰な防音は費用がかさむので、必要十分なレベルに抑えることが大切です。

2. 材料の選定

防音材には様々な種類があり、価格も性能も様々です。高価な材料にこだわる必要はなく、予算と必要な防音性能を考慮して適切な材料を選びましょう。例えば、吸音材はグラスウールやロックウールなど比較的安価な素材でも効果があります。遮音材は、密度の高い素材を選ぶことが重要です。

3. DIYに挑戦する

ある程度の知識とスキルがあれば、DIYで防音工事の一部を行うことも可能です。例えば、吸音パネルの設置などは比較的容易です。ただし、遮音壁の施工など専門的な知識・技術が必要な作業はプロに依頼することをお勧めします。

4. 複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、価格や施工内容を比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。相見積もりを取ることで、費用を抑えることができる可能性があります。

5. 既存の構造物を活用する

すでに設置されている壁や天井、床などを有効活用することで、防音工事の費用を抑えることができます。例えば、既存の壁に吸音材を追加するだけでも効果があります。

専門家の視点:防音設計のポイント

防音室の設計は、専門的な知識が必要です。特にドラム演奏のように低音域の音が問題となる場合は、適切な設計が重要です。専門業者に相談することで、予算を抑えつつ、効果的な防音対策を行うことができます。

遮音と吸音の違い

防音対策には「遮音」と「吸音」の2つの要素が重要です。

* 遮音:音を外部に漏らさないようにする対策です。遮音性能を高めるには、質量則に基づき、壁や天井、床などの重量を増やすことが有効です。コンクリートや鉛などの重い素材が使用されます。
* 吸音:室内で発生した音を吸収し、残響音を減らす対策です。吸音材には、グラスウール、ロックウール、ウレタンフォームなどがあります。

適切な遮音と吸音のバランスをとることで、効果的な防音を実現できます。

まとめ:予算と相談しながら最適な防音室を

7.5畳の部屋を防音室にする費用は、防音レベルや施工方法によって大きく異なります。DIYで数十万円、プロに依頼すれば数百万円規模になる可能性もあります。費用を抑えるためには、防音レベルの見直し、材料の選定、複数の業者からの見積もり取得などが有効です。専門家のアドバイスを受けながら、予算と相談して最適な防音室を作りましょう。

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