7畳部屋に11~14畳用エアコンは無駄?選び方のコツと省エネ対策

7畳程度の部屋に11畳~14畳用のエアコンって取り付ける意味は全くありませんかね?単にお金の浪費をするだけでしょうか?

7畳部屋に11~14畳用エアコンは本当に無駄?

結論から言うと、7畳程度の部屋に11~14畳用のエアコンを取り付けるのは、多くの場合、無駄遣いと言えるでしょう。単なるお金の浪費だけでなく、省エネ効果の低下快適性の悪化にも繋がります。

しかし、状況によっては有効なケースもあります。以下で詳しく解説していきます。

エアコン能力の選び方:畳数と部屋の条件

エアコンの能力は「畳数」で表示されますが、これはあくまで目安です。実際の能力は、部屋の形状、断熱性能、窓の数、日当たり、使用する人の数など、様々な要因によって大きく左右されます。

7畳の部屋でも、南向きの部屋で日当たりが良く、断熱性能が低い場合は、11~14畳用エアコンでも必要となる場合があります。逆に、北向きの部屋で断熱性能が高く、窓が少ない場合は、7畳用のエアコンで十分かもしれません。

エアコン能力の選び方のポイント

* 部屋の広さ:これは基本です。畳数だけでなく、部屋の形状(間取り)も考慮しましょう。
* 窓の面積と向き:南向きの大きな窓は、熱の侵入が大きくなります。
* 断熱性能:断熱材の厚さや窓の種類によって、冷暖房効率が大きく変わります。
* 天井高:天井が高いほど、冷暖房に必要な能力は高くなります。
* 日当たり:日当たりが良い部屋は、冷房能力が必要になります。
* 使用する人数:人数が多いほど、冷暖房能力が必要になります。
* その他:家具の量、家電製品の発熱量なども考慮しましょう。

7畳部屋に11~14畳用エアコンを選ぶとどうなる?

7畳の部屋に11~14畳用エアコンを取り付けると、以下の様な問題が発生する可能性があります。

1. 省エネ効果の低下

大きなエアコンは、必要な能力よりもはるかに高い能力を持っています。そのため、7畳の部屋を快適な温度に保つには、最小限の運転で済むため、消費電力が大きくなり、電気代が高くなる可能性があります。常にフルパワーで運転する必要がないため、頻繁なON/OFFを繰り返すことになり、これも省エネには良くありません。

2. 冷えすぎ・暖まりすぎ

能力が大きすぎるため、設定温度に到達するまでに時間がかからず、温度変化が激しくなり、快適性が損なわれる可能性があります。すぐに設定温度に達してしまうため、温度調節が難しく、冷えすぎたり、暖まりすぎたりする可能性があります。

3. 初期費用とランニングコスト

11~14畳用エアコンは、7畳用エアコンよりも高価です。また、消費電力も大きいため、ランニングコストも高くなります。

適切なエアコン選びとインテリアとの調和

7畳の部屋に最適なエアコンを選ぶためには、専門業者に相談するのが最も確実です。部屋の状況を詳しく説明することで、適切な能力のエアコンを提案してもらえます。

エアコン選びは、インテリアにも影響します。エアコンのデザインや色は、部屋全体の雰囲気を左右します。そのため、部屋のインテリアに合ったデザインを選ぶことも大切です。

インテリアに合わせたエアコン選びのポイント

* 色:部屋の壁の色や家具の色と調和する色を選びましょう。例えば、ベージュの壁には、ホワイトやベージュ系のエアコンが合います。
* デザイン:シンプルなデザインのエアコンは、どんなインテリアにも合わせやすいです。
* 設置場所:エアコンの設置場所も考慮し、目立たない場所に設置できる機種を選ぶのも良いでしょう。

まとめ:7畳部屋のエアコン選びは専門家に相談しよう

7畳程度の部屋に11~14畳用のエアコンを取り付けるのは、多くの場合無駄です。省エネ効果が低く、快適性も損なわれる可能性があります。適切なエアコンを選ぶためには、部屋の状況を考慮し、専門業者に相談することが重要です。そして、インテリアとの調和も忘れずに、快適で美しい空間を演出しましょう。

専門家からのアドバイス

エアコン販売・設置を専門とする業者に話を聞いたところ、「エアコン選びは、部屋の広さだけでなく、断熱性能や窓の向き、日当たりなども考慮する必要があります。専門業者に相談することで、最適なエアコンを選んで、快適で省エネな空間を実現できます。」とのことでした。

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