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7年間続く雨漏りの原因究明:表面的な修繕では不十分な理由
7年間も続く雨漏りは、単なるコーキングの劣化だけでは説明がつきません。 5年前のコーキング工事で一時的に雨漏りが止まったように見えたとしても、根本的な原因が解決されていない可能性が高いです。 壁のクラックは、建物の構造的な問題を示唆しており、外壁のコーキングだけでは対処できない深刻な状況と言えるでしょう。 特に、15階建てマンションの13階、角部屋という立地条件は、風雨の影響を受けやすいことを考慮する必要があります。
考えられる原因と専門家の視点
* 外壁の施工不良:当初からの外壁施工に不備があり、雨水が浸入しやすい構造になっている可能性があります。 これは、建築基準法に違反している可能性も含まれます。
* 躯体のクラック:天井のクラックは、コンクリートのひび割れや鉄骨の腐食による可能性があります。 これは、建物の構造的な問題であり、深刻な事態につながる可能性があります。
* 防水層の欠陥:外壁やバルコニーの防水層に問題があり、雨水が浸入している可能性があります。
* サッシ廻りの不具合:窓枠やサッシの取り付け不良により、雨水が侵入している可能性があります。
専門家(建築士や防水工事の専門業者)による詳細な調査が不可欠です。 今週末に行われる予定の「水を吹きかける検査」は、雨漏りの箇所を特定する上で有効ですが、原因究明には不十分です。 「色水」を使用する提案は非常に有効です。 色水を使用することで、雨水の侵入経路を明確に特定し、原因を特定するのに役立ちます。
施工業者と売主への不信感:信頼関係の構築と法的対応
7年間も雨漏りの問題を放置し、表面的な修繕で済ませようとする施工業者と売主への不信感は当然です。 彼らは、責任逃れをしようとしている可能性があります。 「本来直接売り主に連絡するのではなくて施行業者に連絡するのが筋」という売主の発言は、責任の所在を曖昧にしようとする意図が感じられます。
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具体的な対応策
* 管理組合への相談:マンションの管理組合に状況を説明し、助言を求めましょう。 管理組合は、マンション全体の維持管理に責任を負っており、雨漏り問題の解決に協力してくれる可能性があります。
* 専門家への相談:建築士や弁護士に相談し、法的措置の可能性について検討しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、今後の対応方針を明確にできます。
* 証拠の収集:雨漏りの状況を写真や動画で記録し、修理履歴などを保管しましょう。 これらの証拠は、今後の交渉や訴訟において重要な役割を果たします。
* 記録の保管:これまでのやり取り(メール、電話記録など)を全て保管しましょう。これは、今後の交渉や訴訟において重要な証拠となります。
損害賠償請求の可能性:7年間の我慢料と損害の算定
7年間の雨漏りによる損害は、決して軽視できるものではありません。 我慢料(慰謝料)、テレビとベッドの買い替え費用、資産価値の低下など、様々な損害を請求できる可能性があります。
損害賠償請求のポイント
* 損害額の算定:具体的な損害額を算定するために、修理費用、買い替え費用、資産価値の低下額などを明確にしましょう。 専門家の鑑定書があれば、より説得力が増します。
* 証拠の提示:損害額を証明するために、写真、動画、修理費用領収書、鑑定書などを提示しましょう。
* 交渉と訴訟:まずは、施工業者と売主と交渉を行い、損害賠償の支払いを求めます。 交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談し、訴訟を検討しましょう。
週末の工事への対応:安易な対応は避けるべき
週末の工事は、表面的な修繕に過ぎず、根本的な問題解決にはならない可能性が高いです。 安易に工事を受け入れるのではなく、専門家による原因究明を強く要求しましょう。 もし、工事後に再び雨漏りが発生した場合、責任の所在が曖昧になる可能性があります。
具体的な対応
* 工事の中止を要求:原因究明がなされないまま工事を行うことは、問題解決を遅らせるだけです。 工事の中止を要求し、専門家による調査を優先しましょう。
* 書面での合意:工事を行う場合でも、内容を明確に記載した書面を作成し、施工業者と売主とで合意を取りましょう。 書面には、工事内容、責任範囲、保証期間などを明確に記載する必要があります。
まとめ:積極的な行動と専門家の力を借りる
7年間も続く雨漏りは、放置すれば建物の構造に深刻な影響を与える可能性があります。 早急に専門家(建築士、弁護士、防水工事の専門業者)に相談し、適切な対応を取ることが重要です。 安易な妥協は避け、自分の権利を主張しましょう。 積極的な行動と専門家の力を借りることで、問題解決への道が開けるはずです。