7ヶ月の猫、興奮時に噛みつき蹴り…その行動の意味と対処法

7ヶ月のメスねこを飼っています。生後1ヶ月くらいのときに保護しました。完全室内飼いです。内弁慶な子なので、知らない人がくると大人しいのですが、私と旦那の前ではとっても活発です。カーテンを登ったり走り回ったり…ここまでは普通の子猫なんですが、興奮してくると私の腕をぎゅっともって噛み付いてさらに蹴ってきます。小さいころからしてましたが、あまり強叱ってこなかったので癖?のようになってしまって、力も強くなってきてるのでとても痛いです…やられたら大きな声で「痛い!」と言ってみたり、軽く噛み返してみたりしましたが、まったく効果なし。しかも旦那にはあまりしないで、私だけにします。完全に舐められているのでしょうか?普段は帰宅するとゴロゴロ言ったりスリスリしてきたりお布団の中にはいってきたりと仲良しだと思うのですが、興奮すると手がつけられません。そこで質問なのですが、このぎゅっともって噛んで蹴ってくる行為は私に怒ってしているのでしょうか?遊んでいるのでしょうか?それとやめさせた方がよいですか?やめさせた方がよいならどうすればやめさせられるか教えていただきたいです。子猫を飼うのは初めてなのでよくわかりません。よろしくお願いします。

猫の興奮行動:噛みつきと蹴りの原因を探る

7ヶ月の猫ちゃんが、飼い主さんであるあなたにだけ興奮時に噛みつき蹴りをしているとのこと。これは決して「舐められている」という単純な問題ではありません。猫の行動には必ず理由があります。まずは、その原因を一緒に探っていきましょう。

遊びと愛情表現の境界線

猫が興奮して噛みつき蹴りをしている行動は、遊びと愛情表現が混ざり合ったものと考えられます。子猫期から始まったこの行動は、あなたとの強い絆を示す一方で、遊びの過剰な興奮によるものかもしれません。猫は遊びを通して狩りの本能を満たし、社会性を学んでいきます。あなたとのじゃれ合いが、猫にとってはこの狩りのシミュレーションになっている可能性が高いです。

しかし、遊びの最中に猫の興奮が過剰になり、爪や歯があなたを傷つけるレベルに達しているため、問題となっています。 これは猫にとっての「遊び」であり、あなたを攻撃しているわけではないことを理解することが重要です。

猫の個性と飼い主さんへの信頼

猫はそれぞれ個性があり、あなたへの信頼度も影響します。旦那さんにはあまりしないということは、あなたとの間に強い信頼関係があり、その信頼感から、より激しい遊びを求めている、もしくは、あなたを「安心できる相手」として認識している可能性があります。 つまり、あなたを信頼しているからこそ、より激しい行動をとっているという側面も考えられます。

猫の噛みつき・蹴りをやめさせるための具体的な方法

猫の噛みつきや蹴りをやめさせるには、猫の気持ちを理解し、適切な対応をすることが大切です。以下に具体的な方法をステップごとに説明します。

ステップ1:興奮のサインを早期に認識する

猫が興奮し始めると、しっぽがふさふさしたり、瞳孔が開いたり、耳が後ろに倒れたりするなど、いくつかのサインが現れます。これらのサインに気づいたら、すぐに遊びをやめさせることが重要です。

ステップ2:遊びのルールを作る

猫との遊びは、猫が興奮しすぎないようにコントロールすることが重要です。

  • 短時間の遊びを複数回行う:10~15分程度の遊びを、1日に数回行います。猫が疲れてしまう前に遊びを終えることが大切です。
  • 猫が興奮し始めたら、すぐに遊びをやめる:猫が噛みつきそうになったり、興奮のサインが見られたら、すぐに遊びをやめ、猫を別の場所へ移動させます。おもちゃを取り上げて、静かな環境に移動させるのも効果的です。
  • 適切なおもちゃを選ぶ:猫が噛みつきやすいおもちゃは避け、猫が安全に遊べるおもちゃを選びましょう。猫用おもちゃは、様々な種類が販売されているので、猫の好みに合ったものを選んであげましょう。
  • 「終わり」の合図を作る:例えば、特定の言葉(「終わり!」など)やジェスチャー(手を握るなど)を「遊びの終了」の合図として使い、猫に理解させましょう。繰り返すことで、猫は次第にこの合図を理解するようになります。

ステップ3:噛みつき・蹴りをされた時の対処法

猫が噛みつき・蹴りをした際には、大きな声で叱るのではなく、静かに「痛い!」と伝え、遊びを中断します。 そして、猫を無視するか、ケージや別の部屋に短時間移動させます。 これは、猫に「この行動は嫌われる」ということを教えるためです。

  • 絶対に噛み返したり、猫を叩いたりしてはいけません。これは猫をさらに興奮させ、信頼関係を壊す可能性があります。
  • 無視をすることで、猫は自分の行動が好ましくないことを学習します。
  • 短時間のタイムアウトは効果的です。しかし、長時間閉じ込めるのは逆効果になる可能性があります。

ステップ4:専門家のアドバイスを求める

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家は、猫の行動を詳しく分析し、適切なアドバイスをしてくれます。

猫とのより良い関係を築くために

猫との信頼関係を築くことは、問題解決の鍵となります。

  • 毎日一定時間、猫とじっくりと触れ合う時間を作る:ブラッシングやマッサージなど、猫がリラックスできる時間を設けましょう。
  • 猫が安全で快適に過ごせる環境を整える:隠れ家となる場所を用意したり、爪とぎを用意するなど、猫がストレスを感じにくい環境を作ることも大切です。
  • 猫の気持ちを理解しようと努める:猫の行動を観察し、その理由を理解しようと努力することで、より良い関係を築くことができます。

猫との生活は、喜びと苦労の両方がありますが、猫の気持ちを理解し、適切な対応をすることで、より幸せな時間を過ごすことができるでしょう。 焦らず、根気強く、猫とのコミュニケーションを大切にしましょう。

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