60W電球を75Wで交換したらブレーカーが落ちた!原因と対処法

60wの電球を取り付けるつもりが75wの物を取り付けてしまい、スイッチを付けた途端にブチッと音がしてその部屋の電源が使えなくなりました。ブレイカーを戻しても電源は戻りません。どうすればいいのでしょう?

電球のワット数とブレーカー落ちの関係

60Wの電球を取り付ける予定の器具に、75Wの電球を取り付けたことでブレーカーが落ちたとのこと、大変驚かれたことと思います。これは、電球の消費電力(ワット数)が許容範囲を超えたため、過電流が流れ、ブレーカーが保護機能として作動したと考えられます。

ブレーカーは、電気回路に流れる電流が許容値を超えた際に自動的に遮断する安全装置です。家庭の電気配線は、それぞれの回路に耐えられる電流の容量が決まっており、それを超える電流が流れると火災などの危険性があります。そのため、ブレーカーが作動するのは、電気回路を守るための重要な機能なのです。

今回のケースでは、60W対応の照明器具に75Wの電球を使用することで、想定以上の電流が流れ、ブレーカーが落ちたというわけです。75Wの電球は、60Wの電球よりも消費電力が大きいため、回路に流れる電流が増加し、ブレーカーの許容値を超えたと推測できます。

ブレーカーが落ちた後の対処法

まず、落ち着いて以下の手順に従ってください。

  • ブレーカーの状態を確認する: ブレーカーボックスを開け、落ちているブレーカーを探します。通常、落ちているブレーカーは、他のブレーカーと比べて位置がずれていたり、ボタンが飛び出していたりします。
  • ブレーカーを戻す: 落ちているブレーカーを見つけたら、ゆっくりと元の位置に戻します。この時、無理に力を入れると故障の原因となるため、優しく操作しましょう。
  • 電源が入るか確認する: ブレーカーを戻した後、照明器具のスイッチを入れて、電球が点灯するか確認します。

もし、ブレーカーを戻しても電源が戻らない、またはすぐにブレーカーが落ちる場合は、以下の可能性が考えられます。

  • 電球の故障: 75Wの電球自体に故障があり、想定以上の電流を消費している可能性があります。新しい電球と交換してみましょう。必ず60W以下の電球を使用してください。
  • 照明器具の故障: 照明器具自体に故障があり、電流を適切に流せない可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。
  • 配線の問題: 配線が劣化していたり、断線していたりする可能性があります。これも専門業者に点検を依頼する必要があります。
  • ブレーカーの故障: ブレーカー自体に故障があり、正常に動作していない可能性があります。ブレーカーの交換が必要となる場合もあります。

予防策と今後の注意点

このような事態を避けるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 照明器具のワット数を確認する: 照明器具には、使用できる電球の最大ワット数が表示されています。必ずこのワット数以下の電球を使用しましょう。これは照明器具の取扱説明書にも記載されているはずです。
  • 電球を選ぶ際の注意点: 電球を選ぶ際には、ワット数だけでなく、口金サイズ(E26、E17など)も確認しましょう。口金サイズが合わないと、電球を取り付けることができません。
  • 定期的な点検: 照明器具や配線は、定期的に点検を行い、劣化や損傷がないかを確認しましょう。早期発見することで、大きなトラブルを防ぐことができます。
  • 専門業者への相談: 電気工事に関する知識がない場合は、専門業者に相談しましょう。安全に作業を行うためには、専門家のアドバイスが不可欠です。

専門家の意見:電気工事士の視点

電気工事士の視点から見ると、今回のケースは、ワット数の不適合による過電流が原因でブレーカーが落ちた、というシンプルなものです。しかし、ブレーカーを戻しても電源が戻らない場合は、より深刻な問題が隠れている可能性があります。自己判断で修理を試みるのではなく、必ず専門業者に相談することをお勧めします。配線に問題があれば、火災の原因にもなりかねません。安全を第一に考えて行動することが大切です。

インテリアと電気配線

インテリアコーディネートを考える際には、照明選びも重要な要素です。素敵な照明器具を選んだとしても、電気配線の容量やワット数に注意しなければ、今回の様なトラブルが起こる可能性があります。部屋の雰囲気に合った照明器具を選ぶだけでなく、安全面にも配慮した選択を心がけましょう。

まとめ

60Wの電球を75Wの電球に交換したことでブレーカーが落ちた場合、まずは落ち着いてブレーカーを戻してみましょう。それでも電源が戻らない場合は、電球や照明器具、配線、ブレーカーの故障の可能性があります。専門業者に相談し、安全に修理を行うことが重要です。 インテリアを楽しむためにも、電気設備の安全管理を怠らないようにしましょう。

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