60W白熱電球が切れた!節電タイプとの明るさの違いと選び方

電気についての質問です。60Wの白熱電球が切れたので、同じ電球を買いに行ったところ5%の節電タイプのしかありませんでした。5%の節電タイプの電球だとやはり普通の電球と明るさが少し変わってきてしまうのでしょうか?それとも明るさは同じで節電だけしてくれるタイプなのでしょうか?1部屋に4個ついているダウンライトの1つなので、4個のうち1個だけ明るさが違うとなると少し気になってしまうのですが、同じ明るさと思っていいのかそれとも少し違うと思った方がいいのかどちらなのでしょうか?普通のタイプの電球も売られているのでしょうか?それとももう販売中止になってるのでしょうか?

白熱電球とLED電球の明るさの違い

60W白熱電球が切れてしまい、節電タイプの電球しか見つからない、というご心配、よく分かります。結論から言うと、5%節電タイプの電球は、必ずしも明るさが同じとは限りません。 明るさだけでなく、色温度(光の色の見え方)も異なる可能性があります。

これは、白熱電球とLED電球の根本的な違いによるものです。白熱電球は電流によってフィラメントを白熱させ発光させるため、消費電力と明るさがほぼ比例します。一方、LED電球は半導体から光を発生させるため、同じ消費電力でも白熱電球よりも明るくすることができます。そのため、60W白熱電球と同等の明るさを実現するLED電球は、消費電力がはるかに少ないのです。

「5%節電タイプ」というのは、おそらく60W白熱電球と同等の明るさを目指したLED電球で、消費電力を5%削減したという意味でしょう。しかし、製造メーカーや製品によって、明るさや色温度に微妙な違いが生じる可能性があります。

明るさの比較と選び方のポイント

電球を選ぶ際に重要なのは、「ワット数」ではなく「ルーメン数」です。ルーメン(lm)は光の明るさを表す単位で、これが同じであれば、明るさもほぼ同じになります。

例えば、60W白熱電球の明るさは約810ルーメンです。LED電球を選ぶ際には、パッケージに記載されているルーメン数をチェックし、810lm前後のものを選ぶのがおすすめです。

さらに、色温度も確認しましょう。色温度はケルビン(K)で表され、数値が低いほど暖色系、高いほど寒色系になります。白熱電球は2700K程度の暖色系ですが、LED電球は色温度のバリエーションが豊富です。既存のダウンライトと色調を合わせたい場合は、2700K前後の電球を選ぶのが良いでしょう。

具体的な選び方

1. ルーメン数をチェックする: パッケージに記載されているルーメン数を必ず確認しましょう。60W白熱電球相当であれば、約810lmです。
2. 色温度を確認する: 2700K前後の電球を選ぶと、白熱電球に近い暖色系の光になります。既存の電球の色味と合わせることで、違和感なく使用できます。
3. メーカーの情報を参照する: メーカーのウェブサイトで、製品の仕様や明るさに関する情報を詳しく確認しましょう。
4. 実際に見て比較する: 可能であれば、複数の電球を実際に点灯させて比較してみるのが一番確実です。

普通の白熱電球は販売中止?

残念ながら、60Wの白熱電球は、多くの地域で販売中止となっています。 これは、省エネルギー化の観点から、白熱電球よりも省エネ性能の高いLED電球への切り替えが推進されているためです。

4個のダウンライトのうち1個だけ明るさが違う場合

4個のダウンライトのうち1個だけ明るさが違うと、確かに気になるかもしれません。しかし、LED電球は白熱電球と異なり、同じルーメン数でも微妙な明るさの差が生じる場合があります。 これは、製造上の誤差や、電圧の変動などによる影響です。

もし、明るさの差が非常に大きく、明らかに違和感がある場合は、電球の交換を検討しましょう。しかし、わずかな違いであれば、それほど気にする必要はないでしょう。

専門家のアドバイス

照明器具の専門家によると、「LED電球は、白熱電球と比べて、明るさのばらつきが多少大きくなる可能性があります。しかし、適切なルーメン数の電球を選べば、実用上問題になるような明るさの差は生じにくいでしょう。」とのことです。

まとめ

60W白熱電球からLED電球への切り替えは、省エネルギーの観点からも非常に有効です。明るさを重視するなら、ルーメン数を基準に選び、色温度も確認して既存の照明との調和を図りましょう。わずかな明るさの差は、それほど気にする必要はありませんが、気になる場合は、同じメーカー・型番の電球を選ぶことをおすすめします。

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