60cm水槽2台をサイフォン連結!夏の暑さ対策とクーラー効率アップの秘訣

クーラー使用者の方に質問です。これからの時期は気温があがり水温が高くなります。今年はレッドビーシュリンプも少し増えてきたので夏の暑さで全滅するのを回避したいです。そこでクーラーを設置しようと思っていますが少し問題があります。現在、自分の部屋に60水槽を2個設置しております。クーラーを2個も買う余裕がないので2個の水槽をサイフォンで連結して同時に冷やそうと考えました。某ブログを参考にしてサイフォン式パイプをVPφ20で作成して循環ポンプにGEXのEーロカ40cm以下用を使用してます。ただ、Eーロカの水量が少ないのでこれで水槽が冷えるかどうかが不安です。部屋が二階にあるので夏場は屋根が日光でやけるので室温が35度をこえるまで上がります。この状態で水槽クーラーの排熱まで追加されたらクーラー接続側の水は冷えるけどサイフォンでつなげている隣の水は冷えないですか?それとも室内クーラーを29度くらいに設定して水面にファンで風を当てたほうがいいのでしょうか。電気代の兼ね合いもありますのでどうかアドバイスをよろしくお願いします。

水槽2台をサイフォン連結での冷却:課題と解決策

レッドビーシュリンプ飼育における夏の高温対策として、60cm水槽2台をサイフォンで連結し、1台のクーラーで冷却しようとする試みは、コストを抑える有効な手段です。しかし、冷却効率や室温上昇の影響など、いくつかの課題が考えられます。この記事では、これらの課題を解決するための具体的な対策と、電気代節約のための工夫を紹介します。

サイフォン連結による冷却の限界と効果的な対策

問題点1:循環ポンプの能力不足

GEXのEーロカ40cm以下用は、水量が少ないため、2つの60cm水槽を効率的に循環させるには力不足かもしれません。VPφ20パイプを使用しているとのことですが、パイプの長さや曲がり具合によっても流量は大きく変化します。より強力なポンプへの交換を検討しましょう。

  • 解決策:より流量の大きいポンプへの交換。水槽のサイズやパイプのレイアウトを考慮し、適切な流量のポンプを選びましょう。複数のポンプを直列につなげることで、より強力な循環を実現できる可能性もあります。ポンプ選びの際には、揚程(水の高さ)と流量を確認し、水槽の高さやパイプの長さに合ったものを選びましょう。例えば、エーハイムコンパクトシリーズなど、信頼性の高いメーカーの製品がおすすめです。
  • 追加対策:サイフォンパイプの径を太くする、パイプの曲がりを少なくする、など、抵抗を減らす工夫も効果的です。

問題点2:室温上昇とクーラーの排熱

2階にある部屋の室温が35℃を超えるとのこと。クーラーの排熱が加わることで、室温はさらに上昇し、冷却効率は低下します。クーラー接続側の水槽は冷えるものの、サイフォンで繋がっている隣の水槽は十分に冷えない可能性があります。

  • 解決策:室温対策が最重要です。室内クーラーを29℃設定するのは良い判断です。さらに、以下の対策を組み合わせることで、効果を高めましょう。
  • 窓への遮光対策:遮光カーテンや遮熱フィルムなどを活用し、直射日光を遮断します。特に、屋根からの照り返しを考慮し、効果的な遮光対策を施しましょう。
  • 換気:窓を開けて換気を行い、室温上昇を抑えます。サーキュレーターなどを活用して、室内の空気を循環させるのも効果的です。夜間は窓を開けて自然換気を行うと、室温の上昇を抑えられます。
  • クーラーの設置場所:クーラーの排熱が水槽に直接当たらないように設置場所を工夫します。可能であれば、クーラーの排熱を室外に逃がす工夫をしましょう。

問題点3:電気代の節約

複数の水槽を冷却するためには、どうしても電気代がかかります。効率的な冷却と電気代節約のためには、以下の点に注意しましょう。

  • クーラーの設定温度:水槽内の水温を常に監視し、必要最低限の冷却能力で運用しましょう。設定温度を数度高く設定することで、電気代の節約になります。レッドビーシュリンプの適温を調べ、その範囲内で設定温度を調整しましょう。
  • 水槽への保温:夜間など、室温が低い時間帯は、水槽に保温材を巻くことで、クーラーの稼働時間を短縮できます。保温材は、100均などで手軽に購入できます。
  • 省エネクーラー:もし予算が許すなら、省エネ性能の高いクーラーへの買い替えも検討しましょう。長期的に見ると、電気代節約につながります。

水面へのファンによる冷却効果

水面にファンで風を当てる方法も、補助的な冷却手段として有効です。しかし、室温が高い状況では、効果は限定的です。室温対策と併用することで、冷却効果を高めることができます。

専門家の意見:水槽冷却における総合的なアプローチ

熱帯魚飼育に詳しい専門家によると、「複数水槽の冷却は、単一水槽よりも複雑な問題です。サイフォン連結はコストを抑える手段ですが、冷却効率の低下や、ポンプの故障リスクも考慮する必要があります。室温管理が最も重要であり、遮光、換気、そして適切なクーラー選びが不可欠です。また、水槽の水量や、レッドビーシュリンプの密度なども、冷却効率に影響します。」とのことです。

まとめ:総合的な対策で夏の暑さを乗り越えよう

60cm水槽2台をサイフォン連結で冷却する方法は、コストを抑える有効な手段ですが、ポンプの能力、室温上昇、電気代など、いくつかの課題があります。これらの課題を解決するために、より強力なポンプへの交換、室温対策(遮光、換気)、省エネクーラーの検討、水面へのファンによる冷却、水槽への保温など、総合的な対策を行うことが重要です。レッドビーシュリンプの快適な環境を維持し、夏の暑さを乗り越えましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)