60cm水槽のアピスト飼育:セパレータ使用時の水流対策とフィルター選び

アピストを60レギュラーにセパレータ2つで仕切って飼育を考えています。そこでフィルターはエーハイム2213を使おうと思うのですが、排水口以外の部屋に水流はちゃんと行き、淀むことはないのでしょうか?また、 淀む場合それぞれに水流を行かせるにはどうするのがいいでしょうか?給水口と排水口はそれぞれ反対側に取り付け予定で、スポンジフィルターの設置も検討中です。

60cm水槽におけるアピストグラマの複数飼育と水流の確保

60cm水槽でアピストグラマをセパレータ2つで仕切り、複数飼育を行う際の、エーハイム2213を使用したろ過システムにおける水流の行き届きについてご質問ですね。アピストグラマは水質の安定と良好な水流を好む魚種です。セパレータを使用することで、水槽内が区切られ、水流が滞りやすくなる可能性があります。特に、エーハイム2213のような外部フィルターは、排水口付近に強い水流を作り出すため、他の区画への水流が弱くなる可能性があります。

エーハイム2213とセパレータ使用時の水流問題

エーハイム2213は強力なろ過能力を持つ優れた外部フィルターですが、その排水量によっては、水槽の一部分に水流が集中し、他の部分が淀んでしまう可能性があります。特にセパレータで仕切られた水槽では、この傾向が強まります。排水口と反対側の区画に水流が届かず、水質悪化や魚の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

水流を改善するための対策

淀みを防ぎ、各区画に均等に水流を届けるためには、以下の対策が有効です。

  • 流出方向の調整: エーハイム2213の排水パイプの角度や方向を調整することで、水流の方向をコントロールできます。複数のセパレータを使用する場合は、各区画に水流が当たるように、排水パイプの先端に拡散パイプスプレーバーを取り付けることをお勧めします。これにより、水流を分散させ、淀みを防ぐ効果が期待できます。
  • 追加の循環ポンプ: エーハイム2213だけでは水流が不足する場合は、小型の循環ポンプを追加で設置することを検討しましょう。小型のポンプを各区画に設置することで、個々の区画に直接水流を送ることができます。ポンプの流量は、アピストグラマのサイズや飼育数に合わせて調整することが重要です。パワーヘッドタイプのポンプは、水流を調整しやすいのでおすすめです。
  • 底面フィルターの併用: 底面フィルターは、水槽底面全体に水流を作り出す効果があります。エーハイム2213と併用することで、より効率的なろ過と水流の確保が可能になります。ただし、底面フィルターはメンテナンスがやや煩雑なため、導入する際にはその点も考慮する必要があります。
  • スポンジフィルターの併用: ご検討されているスポンジフィルターは、生物ろ過に非常に有効です。エーハイム2213と併用することで、ろ過能力の向上と水流の緩和に繋がります。ただし、スポンジフィルターだけでは、水槽全体への水流確保は難しいので、他の方法と併用することをお勧めします。
  • レイアウトによる水流調整: 水槽内のレイアウトも水流に影響を与えます。流木や石などを配置することで、水流を遮断したり、方向を変えたりすることができます。淀みやすい場所に、水流を誘導するようなレイアウトを工夫することで、水流の改善に繋がります。

専門家の視点:水槽レイアウトと水流設計

アクアリストや専門業者に相談することで、より最適なレイアウトや水流設計を行うことができます。特に、複数のアピストグラマを飼育する場合は、それぞれの縄張りや行動パターンを考慮したレイアウトが重要になります。専門家のアドバイスを受けることで、より安全で快適な飼育環境を実現できるでしょう。

事例:成功事例と失敗事例

成功事例: あるアクアリストは、60cm水槽にセパレータ2つを設置し、エーハイム2213と小型循環ポンプ2台、拡散パイプを組み合わせることで、各区画に均等な水流を作り出すことに成功しました。さらに、流木や水草を配置することで、隠れ家と水流の緩衝帯を作り、アピストグラマにとって快適な環境を実現しました。

失敗事例: 別の飼育者は、エーハイム2213のみを使用し、セパレータを設置した結果、排水口反対側の区画に水流がほとんど届かず、水質悪化によりアピストグラマが死亡する事態となりました。

まとめ:アピストグラマ飼育における水流管理の重要性

アピストグラマの飼育において、適切な水流管理は非常に重要です。セパレータを使用する場合は、特に水流の行き届きを考慮し、必要に応じて追加の循環ポンプや拡散パイプなどを導入することで、各区画に均等な水流を供給する必要があります。水槽レイアウトやフィルターの種類、設置場所なども考慮し、アピストグラマにとって快適な環境を構築しましょう。専門家のアドバイスを受けることも、成功への近道です。

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