60cm水槽に水草をたくさん入れるのは大丈夫?ヨシノボリと水草の共存について

水槽の水草について 60cm水槽でヨシノボリを1匹飼っています。 立ち上げてから3ヶ月くらい経つのですが、 水槽の真ん中に小さい隠れ家が1つだけしかない状態です。 なので水草(アナカリスかカボンバかウィローモス)を水槽いっぱい(20本くらい)に入れてあげたいのですが大丈夫でしょうか。 照明は一つもないので部屋の明かりです。これで水草はちゃんと育ちますか? 前に水草を数本入れたことがあるのですが1週間くらいで色素が抜け、溶けるようにすべて枯れてしまったので心配です。 底砂は轢いておらず、フィルターは外掛け式です。

ヨシノボリと水草:60cm水槽でのレイアウトと育成方法

60cm水槽でヨシノボリを飼育されているとのこと、隠れ家が少ない状態を改善するために水草(アナカリス、カボンバ、ウィローモス)の導入をご検討中とのことですね。以前、水草が枯れてしまった経験があり、不安なお気持ちも理解できます。今回は、ヨシノリの飼育環境と水草の育成について、詳しく解説していきます。

水草の種類と水槽環境の適合性

アナカリス、カボンバ、ウィローモスは、それぞれ異なる特性を持っています。

  • アナカリス:比較的育てやすく、丈夫な種類です。光量が少ない環境でも育ちますが、十分な光量があればより成長が早くなります。増殖力も旺盛なので、水槽を覆い尽くす可能性もあります。
  • カボンバ:アナカリスと同様に丈夫で育てやすい種類です。直射日光は避け、適度な光量があれば問題なく育成できます。成長が早く、定期的なトリミングが必要です。
  • ウィローモス:繊細な種類で、光量、水質、CO2添加など、環境に敏感です。初心者には少し難易度が高いですが、活着させれば美しい前景を作ることができます。光量が少ないと成長が遅くなります。

今回の水槽環境(照明なし、底砂なし、外掛け式フィルター)を考慮すると、アナカリスが最も適していると言えるでしょう。丈夫で、光量が少ない環境にもある程度耐えられます。カボンバも選択肢としてありえますが、ウィローモスは難しいかもしれません。

水草が枯れた原因の考察

以前、水草が枯れてしまった原因として考えられるのは以下の点です。

  • 水質:立ち上げたばかりの水槽では、水質が不安定な場合があります。特に、硝酸塩や亜硝酸塩の濃度が高すぎると、水草の生育に悪影響を与えます。水質検査キットを使って、水質をチェックすることをお勧めします。
  • 光量不足:部屋の明かりだけでは、水草の光合成に必要な光量が不足している可能性があります。特にウィローモスは光量不足に弱いです。もし他の水草を選ぶ場合でも、最低限の照明は必要です。
  • 二酸化炭素不足:水草は光合成を行う際に二酸化炭素を必要とします。水槽内に二酸化炭素が不足している場合、成長が阻害され、枯れてしまうことがあります。特に、アナカリスやカボンバは二酸化炭素を比較的多く必要とします。
  • 肥料不足:水草の生育には、肥料が必要です。底砂に肥料を混ぜていない場合、水草は栄養不足になりやすいです。液体肥料の使用を検討しましょう。
  • 病気や害虫:水草にも病気や害虫がつくことがあります。枯れる原因の一つとして考えられます。

20本の水草の導入について

60cm水槽に20本もの水草を入れるのは、少し多いかもしれません。特に、アナカリスやカボンバのように成長が早い種類であれば、水槽全体を覆い尽くしてしまう可能性があります。最初は5~10本程度から始め、様子を見ながら増やすことをお勧めします。

具体的なアドバイス

1. 水質検査:まず、水質検査キットを使って、水質をチェックしましょう。特に、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を確認してください。これらの数値が高い場合は、水換えを行う必要があります。
2. 照明の導入:部屋の明かりだけでは水草の育成には不十分です。水槽用のLEDライトなどを導入することを強くお勧めします。低光量の水草を選んだとしても、ある程度の光量は必要です。
3. 底砂の導入:底砂を敷くことで、水草の根がしっかりと張り付き、安定した生育が可能になります。ソイルや砂利など、水草に適した底砂を選びましょう。栄養分の多いソイルを使用すれば、肥料の追加頻度を減らせます。
4. 水草の選定:アナカリスを5~10本程度から始め、様子を見ながら増やすことをお勧めします。ウィローモスは、光量が少ない環境では難しいので、今回は避けた方が良いでしょう。
5. 定期的なメンテナンス:水草の成長に合わせて、定期的にトリミングを行う必要があります。特に、アナカリスやカボンバは成長が早いので、こまめなトリミングが必要です。
6. 液体肥料の添加:底砂に肥料を混ぜていない場合は、液体肥料を定期的に添加しましょう。水草の種類に合った肥料を選び、使用方法をよく確認して使用してください。

専門家の視点

アクアリストの経験豊富な専門家によると、水槽内の環境は、水草の種類や量だけでなく、魚の種類や数、フィルターの性能、水換え頻度など、様々な要素が複雑に絡み合っています。そのため、一概に「大丈夫」とは言えず、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

まとめ

ヨシノボリにとって、隠れ家を増やすことは非常に重要です。水草の導入は、隠れ家を増やすだけでなく、水槽全体の景観も美しくしてくれます。しかし、水草の育成には、適切な光量、水質、肥料などが不可欠です。今回ご紹介したアドバイスを参考に、ヨシノボリと水草が共存できる、快適な水槽環境を構築してください。

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