60cm水槽で始める水草水槽レイアウト:CO2無添加でも美しい水景を目指して

水草水槽を作りたいと思っています。閲覧ありがとうございます。今部屋にある60cm水槽を水草水槽にしたいと考えています。熱帯魚の飼育経験はありますが、水草水槽は初めてなので色々と教えていただきたいと思い質問させてもらいました。よろしくお願いします。現在の水槽の状態は… 照明:2灯 濾過:エーハイム2217 底砂:ピュアサンド(厚さ10cm程度) 生体:ラミノーズテトラ20匹 カージナルテトラ10匹 オトシン3匹 ミナミヌマエビ5匹 水草:流木活着アヌビアス・ナナ&ナナプチ数本 クリプトコリネ2株 このような感じになっています。近所のショップに行って、入れたいな~と思った水草は… ・ハイグロフィラ ポリスペルマ ・ハイグロフィラ ロザエネルヴィス ・スクリュー バリスネリア ・クリプトコリネ ウェンティ ブラウン ・クリプトコリネ ピグマイア ・ボルビディス ・ロタラ マクランドラ スモールリーフ ・ポリゴナムsp.レッド ・タイニムファ などです。CO2は出来れば無添加でやりたいと思っています。1.光量について 現在2灯のライトを使っていますが、水草水槽には足りないと思います。上記の水草を入れる場合、どれくらいの光量があった方がいいでしょうか? おススメの照明器具等ありましたら教えてください。2.底砂について 現在パールサンドを使っていますが、水草を育成するならソイルに変えた方がいいのでしょうか?3.入れる水草について 先に上げた水草で、やめた方がいい水草とかはありますか?また他におススメの水草等ありましたら、教えてください。色々と質問しましたが、教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

1. 光量:CO2無添加水槽に必要な照明

現在2灯式の照明を使用とのことですが、お選びになった水草、特にロタラやポリゴナムなど、育成にはそれなりの光量が必要です。CO2無添加の場合、光量を増やすことで水草の成長を促し、藻の発生を抑えることが重要になります。2灯ではやや不足している可能性が高いです。

具体的な光量としては、60cm水槽で水草を育成するには、1W/L以上の光量が必要とされています。これは水槽の容量60リットルに対して、60W以上の照明が必要という意味です。現在の照明のワット数が不明ですが、不足している場合は追加、もしくは交換を検討しましょう。

おすすめ照明器具

おすすめは、LED照明です。LEDは省電力で長寿命、発熱も少ないため、水草の育成に最適です。フルスペクトルLEDを選ぶことで、水草の光合成に必要な様々な波長の光を供給できます。

いくつか選択肢を挙げます。

* **高性能LEDライト:** ADAのソーラーシリーズや、GEXのクリアLED POWERなど、水草育成に特化した高性能なLED照明が多数販売されています。予算に合わせて適切なものを選んでください。
* **DIY LEDライト:** よりコストを抑えたい場合は、自作LEDライトも選択肢の一つです。必要なLEDチップや電源、ヒートシンクなどを購入し、自作することで、光量やスペクトルを自由に調整できます。ただし、電気の知識が必要になります。

照明の設置位置も重要です。 水面から適切な距離に設置し、水槽全体に均一に光が当たるように調整しましょう。

2. 底砂:ソイルとピュアサンドの比較

現在、ピュアサンドを使用されていますが、水草育成にはソイルの使用が推奨されます。ソイルは、水草に必要な栄養分を含んでおり、根の生育を促進します。ピュアサンドは栄養分が不足しているため、水草の成長が遅くなったり、弱ってしまう可能性があります。

特にCO2無添加の場合、ソイルから供給される栄養分は水草の生育にとって非常に重要になります。

ソイルの種類と選び方

ソイルには様々な種類があり、粒の大きさや栄養分の量などが異なります。

* **ADAアマゾニアシリーズ:** 水草育成に最適なソイルとして広く知られています。高価ですが、品質も高く、初心者にもおすすめです。
* **パワーサンド:** リーズナブルな価格で入手しやすいソイルです。栄養分も豊富で、初心者にも扱いやすいでしょう。
* **その他:** 様々なメーカーから様々な種類のソイルが販売されています。水槽のサイズや、育成したい水草の種類、予算などを考慮して、適切なソイルを選びましょう。

ソイルを敷く際には、厚さ5~7cm程度が目安です。厚すぎると底層部の酸欠を起こす可能性があります。

3. 水草選び:CO2無添加水槽に適した種類

お選びになった水草は、CO2無添加でも育成可能な種類が多いですが、いくつか注意点があります。

育成しやすい水草

* **アヌビアスナナ、クリプトコリネ:** 育成が容易で、CO2無添加でも問題なく育ちます。初心者にもおすすめです。
* **ハイグロフィラ ポリスペルマ:** 成長が早く、比較的容易に育成できます。ただし、光量不足だと徒長(茎が伸びすぎる)しやすいので注意が必要です。
* **スクリューバリスネリア:** 強健で育てやすく、CO2無添加でも問題ありません。
* **ボルビティス:** 流木などに活着させて育成します。丈夫で育てやすいです。

CO2無添加では難しい水草

* **ロタラ マクランドラ スモールリーフ、ポリゴナムsp.レッド:** これらの水草は、CO2添加と高光量を好むため、CO2無添加では育成が難しい可能性があります。特にポリゴナムは、CO2無添加では綺麗に色づかず、徒長しやすいです。
* **タイニムファ:** 比較的育成は容易ですが、CO2添加があった方がより綺麗に育ちます。

その他おすすめの水草

* **ウィローモス:** 育成が容易で、レイアウトにも使いやすいです。流木や石に活着させて育成します。
* **ウォータースプライト:** 丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。

4. まとめ:CO2無添加水草水槽の成功ポイント

CO2無添加の水草水槽を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 適切な光量を確保する:1W/L以上の光量を確保しましょう。
  • ソイルを使用する:水草に必要な栄養分を供給します。
  • 育成しやすい水草を選ぶ:CO2無添加でも育成可能な種類を選びましょう。
  • 定期的な水換えを行う:水質の悪化を防ぎます。
  • トリミングを行う:水草の成長に合わせて、定期的にトリミングを行いましょう。
  • 肥料の添加を検討する:ソイルだけでは不足する栄養分を補うために、液体肥料などを添加するのも有効です。

これらの点を踏まえて、計画的に水槽レイアウトを進めていきましょう。最初は少なめの水草から始め、徐々に種類を増やしていくのも良い方法です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)