60cm水槽から30cm水槽へ…コバルトブルーシクリッドとウーパールーパーの混泳は可能?水槽選びとレイアウトのポイント

コバルトブルーシクリッドを60cm水槽で飼っていましたが大きくなり他の魚をいじめるようになったので、金魚のお部屋ミニという小さい水槽に移しました。今のままでは狭そうなので他の水槽に移したいのですが、30cm19ℓの水槽でウーパールーパーとの混泳は可能でしょうか?

コバルトブルーシクリッドとウーパールーパーの混泳は難しい

結論から言うと、30cm 19ℓの水槽でコバルトブルーシクリッドとウーパールーパーの混泳はおすすめできません。理由は以下の通りです。

水槽のサイズが小さすぎる

まず、30cm 19ℓの水槽は、コバルトブルーシクリッドとウーパールーパー、どちらにとっても小さすぎます。コバルトブルーシクリッドは成長すると体長20cmほどになり、十分な泳ぎ場が必要です。また、ウーパールーパーも成長すると体長30cmほどになります。狭い水槽では、ストレスが溜まり、病気にかかりやすくなります。

異なる水質への適応

コバルトブルーシクリッドは、やや硬度の高い水質を好みますが、ウーパールーパーは軟水で弱アルカリ性の水質を好みます。同じ水槽で飼育するには、両方の魚に適した水質を維持することが非常に困難です。水質の調整に失敗すると、どちらかの魚、もしくは両方の魚が病気になってしまう可能性があります。

性格の不一致

コバルトブルーシクリッドは縄張り意識が強く、他の魚を攻撃することがあります。ウーパールーパーは比較的おとなしい性格ですが、ストレスを受けると攻撃性を見せる場合もあります。性格の異なる魚を狭い水槽で混泳させることは、ストレスや攻撃行動を引き起こし、共存が難しくなります。

適切な水槽選びとレイアウト

コバルトブルーシクリッドとウーパールーパーをそれぞれ快適に飼育するためには、それぞれに適切な水槽を用意することが重要です。

コバルトブルーシクリッドのための水槽

コバルトブルーシクリッドは、60cm水槽以上の広々とした水槽が必要です。複数匹飼育する場合は、水槽サイズをさらに大きくする必要があります。フィルターは強力なものを選び、水質を安定させることが重要です。また、隠れ家となる岩や流木などを配置することで、ストレスを軽減できます。

ウーパールーパーのための水槽

ウーパールーパーは、45cm水槽以上の水槽が推奨されます。底砂は、ウーパールーパーが誤って食べてしまうのを防ぐため、砂利ではなく、底面フィルターや、大きめの石を使用することをおすすめします。水質は、軟水で弱アルカリ性を保つ必要があります。定期的な水換えも欠かせません。

混泳以外の選択肢

混泳が難しい場合は、以下の選択肢を検討してみましょう。

別々の水槽で飼育する

最も安全な方法は、コバルトブルーシクリッドとウーパールーパーを別々の水槽で飼育することです。それぞれの魚に最適な環境を提供することで、健康状態を維持し、長生きさせることができます。

水槽のグレードアップ

現在、コバルトブルーシクリッドを飼育している水槽を、より大きい水槽にグレードアップすることも検討しましょう。90cm水槽やそれ以上のサイズであれば、複数匹の魚を飼育することも可能です。

専門家の意見

熱帯魚販売店やアクアリストに相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な水槽選びやレイアウト、飼育方法を知ることができます。

まとめ:それぞれの魚に最適な環境を

コバルトブルーシクリッドとウーパールーパーの混泳は、水槽サイズや水質、性格の面から見て非常に難しいです。それぞれの魚に最適な環境を用意し、快適な生活を送らせることが、健康で長生きさせるための鍵となります。別々の水槽で飼育するか、コバルトブルーシクリッドの水槽をグレードアップすることを検討してみてください。

  • 水槽サイズ:コバルトブルーシクリッドは60cm以上、ウーパールーパーは45cm以上
  • 水質:コバルトブルーシクリッドはやや硬度の高い水質、ウーパールーパーは軟水で弱アルカリ性
  • レイアウト:隠れ家となる岩や流木、底面フィルターや大きめの石などを配置
  • 定期的な水換え:水質の維持に不可欠
  • 専門家への相談:熱帯魚販売店やアクアリストに相談

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