6畳和室への車椅子対応:畳の保護と快適な空間づくり

6畳の和室に、年に1~2度ですが、車いすがそのまま入る場合、そのままだと畳が傷むと思いますので、何らかの対策をしたいと思います。どうしたらよいと思いますか。 その部屋は、通常は和室として使っています。夜は布団を敷いて寝ています。 しかし、年に1~2度位、車いす利用者の方が来られて2~3週間ほど滞在することが見込まれます。 洋室の部屋があればいいのですが、和室しかないので、その6畳の和室をその時だけ、その車いす利用者の方に使っていただこうと思っています。 しかし、おそらく車いすがそのまま入ると畳が傷むのではと心配しています。ある程度は仕方ないかと思いますが、少しでも保護できればと考えています。 いっそ、その部屋を洋室にとも思いましたが、普段は和室として使いたいのです。 カーペットなどを敷けばいいでしょうか。カーペット用のピンで留めた場合、車いすでカーペットがずれてしまったりはしないでしょうか。何か敷く場合、どのような素材のものがいいでしょうか。補足owneromegaprojectさん、ご回答ありがとうございます。 ウッドカーペットも考えたのですが、かなり重く、敷いたり収納したりが1人では無理とのことでした。女性1人で対応できる方法にしたいのです。よろしくお願いします。

車椅子対応と畳の保護:最適な方法とは?

年に数回、車椅子利用者の方が滞在される6畳の和室で、畳の傷みを最小限に抑え、快適な空間を作るための対策を検討しましょう。 洋室へのリフォームはコストと普段使いの観点から難しいとのことですので、手軽で女性一人でも扱える方法を提案します。

畳の傷みを防ぐための素材選び

車椅子の走行による畳の傷みは、車輪の圧力と摩擦が主な原因です。そのため、クッション性があり、滑りにくい素材を選ぶことが重要です。 以下に、具体的な素材とメリット・デメリットをまとめました。

  • 撥水加工されたジョイントマット: 厚みのあるジョイントマットは、クッション性が高く、車輪の衝撃を吸収します。また、撥水加工されているものは、飲み物などをこぼしても安心です。軽量で、女性一人でも簡単に敷設・撤去できます。ただし、車椅子の車輪によっては、マットの継ぎ目が引っかかる可能性があります。厚みのあるものを選び、継ぎ目を少なく配置することで軽減できます。 色柄も豊富なので、和室の雰囲気に合うものを選べます。
  • 厚手の防音カーペット: 防音カーペットは、クッション性と滑り止め効果が期待できます。 比較的安価で入手しやすいのもメリットです。ただし、カーペットピンで固定しても、車椅子での移動でずれる可能性があります。滑り止めシートを併用したり、カーペットの下に滑り止めマットを敷くことでずれを防止できます。 また、収納時はかさばることがデメリットです。
  • ウレタン製のフロアマット: 厚みのあるウレタン製のフロアマットは、優れたクッション性と衝撃吸収性を持ちます。車椅子の走行による衝撃を効果的に吸収し、畳への負担を軽減します。比較的軽量で、女性一人でも扱いやすいものが多く、掃除もしやすいです。ただし、耐久性や防水性については、製品によって差がありますので、確認が必要です。

素材選びのポイントと具体的なアドバイス

上記以外にも、畳の上に直接敷くタイプの薄いカーペットや、畳を保護するシートなども販売されていますが、車椅子の走行には不向きです。 車椅子利用者の方の安全と快適性を考慮し、厚みのあるクッション性のある素材を選ぶことを強くお勧めします。

  • 厚み: 少なくとも1cm以上の厚みがあるものを選びましょう。厚みがあるほど、衝撃吸収効果が高まります。
  • 素材: 滑りにくい素材を選び、車椅子の走行時の安定性を確保しましょう。PVC素材やゴム素材などがおすすめです。
  • サイズ: 6畳の和室全体を覆えるサイズを選びましょう。継ぎ目を少なくすることで、車椅子の車輪が引っかかるのを防ぎます。
  • 重量: 女性一人でも簡単に扱える軽量なものを選びましょう。収納のしやすさも考慮しましょう。
  • お手入れのしやすさ: 汚れが拭き取りやすい素材を選ぶと、お手入れが簡単になります。

ずれ防止対策

カーペットやマットがずれるのを防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • 滑り止めシートの併用: カーペットやマットの下に滑り止めシートを敷くことで、ずれを効果的に防止できます。 100円ショップなどでも手軽に購入できます。
  • 両面テープの使用: カーペットやマットの端を両面テープで固定するのも有効です。ただし、畳への接着剤の跡が残る可能性があるので、使用後は丁寧に剥がす必要があります。剥がす際に畳が傷まないよう注意しましょう。
  • 家具の配置: 車椅子が走行する範囲に、重たい家具を配置することで、カーペットやマットのずれを防ぐ効果があります。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、一時的な対策としては、ジョイントマットが最も手軽で実用的です。 軽量で、掃除もしやすく、必要に応じて簡単に撤去できます。 ただし、デザイン性を重視する場合は、和室の雰囲気に合う色柄を選ぶことが重要です。 また、長期間の使用を想定する場合は、より耐久性のある素材を選ぶ必要があります。

まとめ:快適さと安全性を両立した車椅子対応

6畳の和室を車椅子利用者の方にも快適に使用していただくためには、畳の保護と安全性の両方を考慮した対策が必要です。 女性一人でも簡単に扱える軽量で、クッション性と滑り止め効果の高い素材を選び、ずれ防止対策を併用することで、安心してご利用いただけます。 今回ご紹介した方法を参考に、最適な対策を選んでください。

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