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照明の明るさ、ワット数だけで判断していいの?
結論から言うと、照明の明るさを判断する際にワット数だけを見るのは正しくありません。 ワット数は消費電力であり、明るさ(光束)とは直接比例しません。 白熱電球とLED電球を比較すると、同じ明るさでもLED電球の方が消費電力ははるかに低くなります。 あなたの現在使用している「パルックボール プレミアム100形」は蛍光灯の一種で、白熱電球100Wと同等の明るさを実現するために必要な消費電力が100W程度ということです。
あなたが参考にしている照明器具の「総ワット数:114W」は、その照明器具が消費する電力です。明るさを知るには「光束(ルーメン:lm)」という単位を確認する必要があります。 光束とは、光源から放射される光の量のことで、数値が大きいほど明るくなります。 照明器具を選ぶ際には、この光束を基準に選びましょう。
6畳の部屋に必要な明るさとは?
一般的に、6畳の部屋に必要な明るさは、約800~1200ルーメンと言われています。 ただし、これはあくまでも目安です。 部屋の明るさに対する好みや、部屋の用途によっても必要な明るさは変わってきます。 例えば、読書や細かい作業をすることが多い場合は、より明るい照明が必要になります。 逆に、リラックスした雰囲気を重視する場合は、やや暗めでも問題ないでしょう。
照明器具を選ぶ際のポイント
照明器具を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
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- 光束(ルーメン):明るさを表す数値。6畳の部屋なら800~1200lmが目安。
- 演色性(Ra):光の色の自然さを表す数値。Ra80以上がおすすめです。数値が高いほど、自然な色合いで見えます。
- 色温度(ケルビン:K):光の色の温度を表す数値。昼光色(6500K)、昼白色(5000K)、電球色(2700K)などがあります。 落ち着きのある空間には電球色、作業に集中したい空間には昼白色や昼光色が適しています。
- 消費電力(ワット):電気代に直結する数値。省エネ性能の高いLED照明がおすすめです。
- デザイン:部屋のインテリアに合うデザインを選びましょう。 シンプルモダン、北欧風、和風など、様々なデザインがあります。
- 設置場所:天井直付型、シーリングライト、ペンダントライトなど、設置場所やスペースに合わせて選びましょう。
現在使用している照明器具の明るさの推定と代替案
あなたが使用している「パルックボール プレミアム100形 EFG25EN/19」は、1灯あたり約1600lmの明るさがあります(メーカーサイト等で確認)。3灯使用しているので、合計で約4800lmとなります。これは6畳の部屋としてはかなり明るい部類に入ります。しかし、部屋が暗く感じるということは、照明器具の配置や、壁や家具の色など、光の反射率が低い可能性があります。
より明るい照明器具を探しているとのことですが、現在の4800lmの倍、つまり約9600lmの明るさの照明器具は、6畳の部屋にはオーバースペックです。 眩しすぎるだけでなく、電気代も高くなってしまいます。
代わりに、1000~1200lm程度の光束を持つLEDシーリングライトを検討することをお勧めします。 LEDシーリングライトは、消費電力が少なく、長寿命で、様々なデザインがあります。 また、調光機能付きのものを選べば、明るさを調整することも可能です。
専門家の視点:照明計画の重要性
照明計画は、部屋全体の雰囲気や使い勝手を大きく左右します。 単に明るい照明を選ぶだけでなく、部屋の用途やインテリアに合わせて、適切な照明器具を選び、配置することが重要です。 専門のインテリアコーディネーターに相談してみるのも良い方法です。
まとめ:明るさだけでなく、トータルバランスで照明を選ぼう
照明器具を選ぶ際には、ワット数だけでなく、光束(ルーメン)、演色性、色温度、消費電力、デザインなどを総合的に判断することが重要です。 6畳の部屋であれば、1000~1200lm程度の光束を持つLEDシーリングライトがおすすめです。 明るさだけでなく、部屋の雰囲気や使い勝手も考慮して、最適な照明を選びましょう。 必要であれば、専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。