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5.9畳の北向き部屋の照明選び:畳数表記の落とし穴と解決策
5.9畳の北向きのお部屋、照明の買い替えをご検討中とのこと、お気持ちよく分かります。北側は日照時間が短く、どうしても暗くなりがちなため、照明選びは非常に重要です。4.5畳~6畳用と6畳~8畳用の照明、どちらを選べば良いか迷われているとのことですが、畳数表記だけでは判断できない点がいくつかあります。
まず、照明器具の畳数表記はあくまでも目安です。これは、部屋の明るさだけでなく、天井の高さ、壁の色、家具の配置、使用する電球の種類など、様々な要素が明るさに影響するためです。 5.9畳という面積は、6畳~8畳用を選ぶ基準を満たしているように見えますが、北向きで日照が少ないことを考慮すると、単純に畳数だけで判断するのは危険です。
さらに、現在お使いの照明の畳数表記が不明な点も考慮すると、より慎重な検討が必要です。古い照明器具の場合、表記が消えていたり、そもそも記載がないことも珍しくありません。
明るさを確保するための具体的なステップ
では、どのように照明を選べば良いのでしょうか?以下に、具体的なステップをご紹介します。
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1. 目的とする明るさを確認する
まず、どの程度の明るさを求めているか明確にしましょう。読書や勉強など、集中して作業をする場合は、より明るい照明が必要です。一方、リラックスして過ごすための空間であれば、やや暗めの照明でも問題ありません。
明るさの目安:
* 読書や勉強: 500ルクス以上
* 食事: 300ルクス以上
* リラックス: 100ルクス以上
ルクスとは、明るさの単位です。照明器具のパッケージやカタログに記載されていることが多いので、確認してみましょう。
2. 照明器具の種類を選ぶ
照明器具には、様々な種類があります。それぞれに特徴があるので、お部屋の雰囲気や用途に合わせて選びましょう。
* シーリングライト: 天井に取り付ける一般的な照明器具。様々なデザインがあり、部屋の雰囲気を大きく左右します。
* ペンダントライト: シーリングライトと同様に天井に取り付ける照明器具ですが、よりデザイン性の高いものが多く、個性を演出したい場合に最適です。
* スタンドライト: 床に置くタイプの照明器具。間接照明として使用することで、柔らかな光を演出できます。
* スポットライト: 特定の場所を照らす照明器具。絵画や観葉植物などを効果的に演出できます。
3. 照明器具の明るさを確認する
照明器具の明るさは、「lm(ルーメン)」という単位で表されます。lmの数値が大きいほど、明るくなります。 4.5畳~6畳用と6畳~8畳用の照明器具を比較する場合、lmの数値を比較することで、実際にどの程度明るさが違うのかを把握することができます。
例: 4.5畳~6畳用が3000lm、6畳~8畳用が4000lmの場合、後者の方が約33%明るくなります。北向きの部屋の場合、より高いlm値の照明を選ぶことをおすすめします。
4. 色温度を選ぶ
色温度は、光の色のニュアンスを表す単位で、ケルビン(K)で表されます。
* 昼光色(5000K~6500K): 白く明るい光。勉強や作業に最適です。
* 昼白色(4000K~5000K): 自然光に近い色温度。どんな空間にも合わせやすいです。
* 電球色(2700K~3000K): 温かみのある黄色い光。リラックスしたい空間におすすめです。
北向きの部屋は、温かみのある電球色を選ぶことで、より居心地の良い空間を演出できます。ただし、作業効率を重視する場合は、昼白色や昼光色も選択肢として検討しましょう。
5. 専門家への相談
迷う場合は、インテリアショップの店員さんや照明専門家に相談してみましょう。お部屋の間取りや希望する明るさなどを伝えることで、最適な照明器具を選んでくれます。
実践的なアドバイス:5.9畳北向き部屋の照明選び
5.9畳の北向き部屋の場合、6畳~8畳用の照明を選ぶことをおすすめします。ただし、必ずlm値を確認し、十分な明るさを確保できるか確認してください。 さらに、間接照明を組み合わせることで、より効果的に明るさを確保し、雰囲気の良い空間を演出できます。例えば、スタンドライトやフロアライトを配置することで、部屋全体が明るくなり、落ち着いた雰囲気を演出できます。
また、壁や天井の色も明るさに影響します。明るい色の壁や天井は、光を反射して部屋を明るく見せる効果があります。もし、壁や天井の色が暗い場合は、リフォームやペイントを検討するのも良いでしょう。
まとめ
5.9畳の北向き部屋の照明選びは、畳数だけでなく、様々な要素を考慮する必要があります。この記事でご紹介したステップを参考に、最適な照明を選んで、快適な空間を手に入れてください。