5歳チワワの引きこもり行動:原因と対処法

5歳のチワワ、ここ数日の様子について相談させてください。部屋の中は自由にさせてます。先住犬がいるのでチワワだけはハウスがありトイレとお水を飲むときだけ勝手に出入りしてます。日中、私が居る時は私にべったりだったのがハウスにこもるようになりました。呼んでも全く来ない。インターホンが鳴ったり、ポストに郵便物が入った音がすると尻尾ふってでてくる。主人が帰ってきて大喜びでも、しばらくするとハウスへ。食欲も遊ぶのも今まで通りですが、少し目を離すと引き込もってしまいます。肝臓の病気と子宮蓄膿症で摘出手術をしてから肥満で背中の痛みがあり来週、月1の検診で病院に行く予定ではいるのですが、来週まで引き込もりが続くと思うと…。たんなる甘えん坊なのか、なんなのか…チワワばかり気にしてるので先住犬がかわいそうで、でも先住犬をかまってるとチワワが引き込もっての繰り返しです。病院には行くのですが、どんなことが考えられますか?夜寝るときはハウスには行かず私の布団に入ってきて、朝起きても私の布団に居ます。

チワワの行動変化:考えられる原因

愛犬の急な行動変化は飼い主さんを不安にさせますよね。5歳のチワワちゃんのケース、いくつか考えられる原因を獣医師の視点も交えながら解説します。 来週の検診で獣医師に診てもらう予定とのことですが、それまでの不安を少しでも解消できれば幸いです。

1. 身体的な原因

* 背中の痛み: 既に肥満と背中の痛みを抱えているとのこと。これが悪化している可能性があります。ハウスにこもることで痛みを軽減しようとしているのかもしれません。 痛み止めを服用している場合でも、効果が弱まっている、もしくは新たな痛みの原因が加わっている可能性も考えられます。
* その他の病気: 肝臓と子宮の摘出手術後、他の健康問題を抱えている可能性も否定できません。 例えば、関節炎や歯の痛みなど、目に見えない痛みも行動変化の原因となることがあります。 食欲や遊びに変化がないからといって、安心できない点です。
* 加齢による変化: 5歳はチワワにとって高齢期に差し掛かる年齢です。加齢に伴う体の不調や認知機能の低下も考えられます。

2. 環境の変化とストレス

* 先住犬との関係性: 先住犬との関係に変化があった可能性も考えられます。 些細なケンカや、資源(場所、おもちゃ、飼い主さんの愛情など)の奪い合いなどがストレスになっているかもしれません。
* 生活環境の変化: 最近、家の中に何か変化がありましたか? 新しい家具、模様替え、家族構成の変化など、小さな変化でも犬は敏感に感じ取ります。
* 音への過敏反応: インターホンや郵便物の音に反応するとのことですが、これは逆に、普段は音に敏感になっている証拠かもしれません。 ストレスや不安を感じている可能性を示唆しています。

3. 心理的な原因

* 分離不安: 飼い主さんがいない時に不安を感じ、ハウスに引きこもる行動は分離不安の可能性があります。 特に、今までべったりだっただけに、この可能性は高いです。
* 甘えと不安: 夜はお布団で一緒に寝ていることから、単なる甘えん坊という可能性も否定できませんが、日中の引きこもり行動と合わせて考えると、甘えの裏に不安が隠れている可能性もあります。
* 認知機能障害: 高齢犬では、認知機能障害(犬の認知症)も考えられます。 場所の認識が曖昧になったり、飼い主さんを認識できなくなったりするケースもあります。

具体的な対処法とアドバイス

獣医の診察を待つ間も、できる限りのケアをしてあげましょう。

1. ハウス環境の見直し

* 快適な空間を確保: ハウス内が快適かどうか確認しましょう。 清潔で、暖かく、安全な場所であることが重要です。 お気に入りのベッドや毛布を入れてあげましょう。
* ハウスの位置: ハウスの位置を変えてみるのも効果的です。 落ち着ける場所、見晴らしの良い場所など、チワワが安心できる場所を探してみましょう。
* ハウスの種類: ハウスの種類によっては、圧迫感を感じている可能性もあります。 より開放的なハウスに替えてみるのも良いかもしれません。

2. ストレス軽減のための工夫

* 静かな時間を確保: チワワに静かに過ごせる時間を作ってあげましょう。 騒がしい環境はストレスになります。
* ゆっくりとコミュニケーション: 無理強いせず、チワワのペースに合わせて優しく接しましょう。 撫でたり、声をかけたり、一緒にゆっくりと時間を過ごしましょう。
* 先住犬との関係調整: 先住犬との関係に問題がある場合は、食事場所や遊び場所を工夫して、競争を減らす努力をしましょう。 それぞれの犬に十分な愛情を注ぐことが重要です。
* 環境エンリッチメント: 新しいおもちゃや、嗅覚を使うおもちゃなどを与えて、刺激を与え、退屈さを解消しましょう。

3. 獣医への相談事項

来週の検診では、以下の点を獣医師に相談しましょう。

* 背中の痛みの状況
* 最近の行動変化の詳細(いつから、どのような状況で、どの程度引きこもるのか)
* 食欲や排泄の状態
* 先住犬との関係性
* 生活環境の変化

必要に応じて、血液検査やレントゲン検査などを行い、原因を特定してもらいましょう。

4. インテリアによるサポート

チワワが落ち着ける空間を作るために、インテリアにも工夫を凝らしましょう。

* 落ち着いた色の空間: ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色合いのインテリアは、犬の心を落ち着かせます。 刺激の少ない空間を作ることで、ストレスを軽減できます。
* 安全なスペースの確保: チワワが自由に動き回れるスペースと、落ち着いて休めるスペースを確保しましょう。 ソファやベッドの下など、隠れ家のような場所を用意してあげると安心するでしょう。
* 滑りにくい床材: 高齢犬や関節に問題のある犬には、滑りにくい床材が重要です。 カーペットやマットなどを敷いて、転倒を防ぎましょう。

まとめ

愛犬の行動変化は、飼い主さんにとって大きな心配事ですよね。 まずは、来週の獣医の診察で原因を特定することが重要です。 それまでは、できる限りのケアをしてあげ、落ち着ける環境を整えてあげましょう。 そして、愛犬の気持ちに寄り添い、優しく接してあげることが大切です。

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