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45cm水槽と飼育環境について
45cm水槽での金魚とコリドラス類、その他の熱帯魚飼育に関するご質問ですね。一つずつ丁寧に解説していきます。
①水槽の品質について
チャームの45cm水槽(item.rakuten.co.jp/chanet/12675/?force-site=pc)は、多くのアクアリストに利用されている信頼できるメーカーの商品です。品質面で大きな問題は無いでしょう。ただし、届いた際にガラスに傷や欠けがないか、シリコンのコーキングに問題がないか、しっかり確認することをお勧めします。
②設置場所について:玄関上は避けた方が良い
玄関の上に水槽を設置するのは、避けた方が良いでしょう。理由は以下の通りです。
* 重量と強度: 水槽は水と砂利、魚、アクセサリーなどを含めると非常に重くなります。玄関上の強度が十分でない場合、落下する危険性があります。
* 振動: 玄関はドアの開閉や人の通行による振動が比較的大きいため、水槽内の水に揺れが生じ、魚にストレスを与えかねません。
* 直射日光: 玄関によっては直射日光が当たる可能性があり、水温の上昇や藻の大量発生につながります。
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水槽の設置場所としては、床が水平で安定しており、直射日光が当たらない場所を選びましょう。できれば、壁に固定できる金具などを利用して、万が一の落下に備えることも重要です。
③付属フィルターでの飼育可能生体数
45cm水槽に付属の上部フィルター一つで、コリドラス・ステルバイ1匹、白コリ2匹、コリドラス・パンダ1匹、コリドラス・ジュリー1匹、カージナルテトラ6匹、ブラックネオン3匹、オトシンクルス2匹、モーリー2匹を飼育するのは難しいでしょう。
上部フィルターは、水槽サイズに対して濾過能力がやや不足気味です。特に、モーリーは比較的多くの排泄物を出すため、水質悪化のリスクが高まります。
④飼育可能な生体数の目安
付属フィルターのみで飼育できる生体数は、コリドラス類数匹と小型カラシン数匹が限界です。例えば、コリドラス3匹とカージナルテトラ4匹程度が良いでしょう。 モーリーやオトシンクルスは、フィルターを増設するか、飼育数を減らす必要があります。
⑤フィルター増設の効果
外掛け式フィルターの追加は有効です。簡単パワーフィルターLにリングろ材を追加することで、濾過能力が向上し、飼育できる生体数も増えます。しかし、それでもすべての魚種を飼育するのは過密になりかねません。
⑥過密飼育の問題点
過密飼育は、水質悪化、病気の蔓延、魚へのストレスにつながります。魚が元気に育つためには、適切なスペースと水質の維持が不可欠です。
⑦ヒーターの選択:100Wと150W
45cm水槽であれば、100Wのヒーターで十分です。150Wは、水槽が小さすぎるため、温度管理が難しく、水温が上がりすぎる可能性があります。
⑧水槽照明の明るさ
付属のライトの明るさは、水槽のサイズとレイアウト、飼育する魚種によって異なります。一般的に、付属のライトは十分な明るさとは言えず、追加照明が必要になるケースが多いです。水草を育成する場合は、特に明るい照明が必要です。
専門家からのアドバイス
熱帯魚飼育に詳しいアクアリストに相談してみました。彼によると、45cm水槽で多くの魚種を飼育する場合、適切な濾過システムと水質管理が最も重要とのことです。
「上部フィルターだけでは、多くの魚を飼育するには力不足です。外掛けフィルターを追加するだけでなく、底面フィルターや外部フィルターなどを検討するのも良いでしょう。定期的な水換えも忘れずに行い、水質を常に良好に保つことが大切です。」
まとめ:45cm水槽での飼育計画
45cm水槽での多種多様な魚飼育は、濾過能力の強化と適切な生体数の選択が重要です。すべての魚種を飼育するのは難しいので、飼育する魚の種類と数を絞り込み、適切なフィルターを選定しましょう。 また、設置場所の安全性にも十分注意し、魚たちが快適に暮らせる環境を整えてあげることが大切です。