45年目の家の繊維壁リフォーム:レンガor漆喰仕上げのDIYガイド

45年前の家に住んでるのですが、部屋の繊維壁が少し剥がれてきたので、この際 繊維壁を剥がし、全面にかるかるブリックというレンガで仕上げるか、漆喰を塗ろうと思っています。そこで質問なのですが、繊維壁を剥がした後すぐにレンガや漆喰を塗っても大丈夫なのですか?もし工程があるのなら詳しく教えていただきたいです。あと、すべてをするにあたって何を買って用意したらいいのかもお願いします。時間があるので自分でしようと思ってるのですが、アドバイスをいただきたいです。

45年ものの繊維壁リフォーム:レンガor漆喰仕上げのDIY工程

45年も経つと、家の壁材も劣化してきますよね。繊維壁の剥がれは、住まいの老朽化を示すサインの一つです。全面リフォームは大きな決断ですが、かるかるブリックや漆喰を使ったDIYは、愛着のある家を自分らしい空間に変える素晴らしい機会となります。しかし、繊維壁撤去後の処理を誤ると、仕上がりに影響したり、新たな問題を引き起こす可能性があります。

繊維壁を剥がした後、すぐにレンガや漆喰を塗ることはできません。下地処理が不可欠です。以下に、具体的な工程と必要な材料、そしてDIYにおける注意点をご紹介します。

1. 繊維壁の撤去

まず、既存の繊維壁を丁寧に剥がす必要があります。

  • 作業前に養生を徹底する:床や家具に傷がつかないよう、マスキングテープや養生シートでしっかり保護しましょう。防塵マスクと保護メガネも忘れずに。
  • 壁材の種類を確認:繊維壁の種類によって剥がす方法が異なります。石膏ボードの上に貼られているか、直接下地材に貼られているかを確認しましょう。下地が石膏ボードの場合は比較的簡単に剥がれますが、直接下地の場合、下地を傷つけないように慎重に作業する必要があります。剥がす際に、下地を傷つけてしまうと、後々の工程に影響します。
  • ヘラやスクレーパーを使用:壁の端からヘラやスクレーパーを使って、繊維壁を剥がしていきます。固く付着している場合は、水を含ませたヘラを使うと剥がれやすくなります。焦らず、少しずつ丁寧に作業しましょう。
  • 下地材の確認と補修:繊維壁を剥がした後、下地材の状態を確認します。下地が傷んでいる場合は、パテなどで補修が必要です。下地が木材の場合は、腐食やシロアリ被害がないかを確認しましょう。必要に応じて、木材の交換や防虫処理を行います。

2. 下地処理

下地処理は、仕上がりの美しさや耐久性を左右する重要な工程です。

  • 下地材の清掃:ホコリや汚れを丁寧に落とします。掃除機やブラシを使用し、隅々まで綺麗にしてください。下地が木材の場合は、サンダーで研磨するとより効果的です。
  • 下地材の補強:必要に応じて、石膏ボードなどを貼り付けて下地を補強します。特に、下地が脆弱な場合は、この工程が不可欠です。下地がしっかりしていないと、レンガや漆喰が剥がれてしまう可能性があります。
  • シーラーの塗布:下地材にシーラーを塗布することで、吸水性を抑え、レンガや漆喰の接着性を高めます。シーラーの種類は、使用する材料に合わせて選びましょう。ホームセンターなどで専門家に相談してみるのも良いでしょう。
  • パテ処理:下地材の凹凸をパテで埋めて、平滑な面を作ります。パテが乾燥したら、サンドペーパーで研磨し、滑らかな表面にします。この工程を丁寧に行うことで、仕上がりが美しくなります。

3. かるかるブリックor漆喰の施工

下地処理が完了したら、いよいよかるかるブリックまたは漆喰の施工です。

  • かるかるブリックの場合:接着剤を使用して、かるかるブリックを一枚ずつ丁寧に貼り付けていきます。目地材を使って、レンガの隙間を埋めます。施工前に、かるかるブリックの施工説明書をよく読んでから作業しましょう。接着剤の種類や塗り方、目地材の選び方など、重要なポイントが記載されています。
  • 漆喰の場合:コテを使って、漆喰を塗り広げていきます。均一な厚さに塗るためには、ある程度の技術が必要です。初めての場合は、練習してから施工に取り掛かりましょう。漆喰は乾燥すると硬化するため、一度に広い面積を塗るのではなく、少しずつ塗っていくのがコツです。また、乾燥時間もしっかりと確保しましょう。

4. 仕上げ

  • かるかるブリックの場合:目地材が乾燥したら、余分な部分を綺麗に拭き取ります。必要に応じて、防水処理を行います。
  • 漆喰の場合:乾燥後、表面を研磨して仕上げます。研磨することで、より滑らかな表面になります。仕上げの段階で、好みの風合いになるように調整しましょう。

必要な材料と道具

  • ヘラ
  • スクレーパー
  • ハンマー
  • 金槌
  • マスキングテープ
  • 養生シート
  • 防塵マスク
  • 保護メガネ
  • 掃除機
  • ブラシ
  • パテ
  • シーラー
  • かるかるブリックor漆喰
  • 接着剤(かるかるブリックの場合)
  • 目地材(かるかるブリックの場合)
  • コテ(漆喰の場合)
  • サンドペーパー
  • バケツ
  • ローラー

専門家のアドバイス

DIYはコストを抑え、自分らしい空間を作れる魅力的な方法ですが、経験不足による失敗のリスクも伴います。特に、下地処理は専門的な知識と技術が必要な工程です。不安な場合は、リフォーム業者に相談し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。業者に依頼する場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

まとめ

45年経った家の繊維壁リフォームは、DIYでも十分可能です。しかし、安全に、そして綺麗に仕上げるためには、丁寧な作業と適切な材料選びが不可欠です。工程を理解し、必要な材料を準備した上で、安全に作業を進めてください。それでも不安な場合は、専門家の意見を聞きましょう。

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